乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:2090]
性別:女性
年齢:41歳
こんばんは。
様々な質問に丁寧に答えられているこのサイトを拝見させていただいております。
6月に乳がんの左乳房部分切除手術をし、7月から抗がん剤治療でFECを
4クールが終わり、今アブラキサン4クールのうちの3クール目です。
抗がん剤治療後に放射線治療を控えています。
私は骨髄抑制の副作用が強く、抗がん剤の量を下げても白血球数がなかなか上がらず、FEC3クール後に6週あけて4クール目の投与に至りました。
アブラキサン2クール後もやはり6週あき、それでも白血球2280好中球57.9%と低い数値で3クール目の投与に至りました。
毎回1クールあたりノイトロジン注射を3~6回受けています。
今回、担当医より「骨髄抑制が強く出ているので抗がん剤治療を中止しましょうか」と相談されました。
日数をあけてでも抗がん剤治療を4クール全て終えるべきか、それとも骨髄抑制という身体の負担を考えて抗がん剤治療を中止するか、悩んでおります。
病理診断
・充実腺管癌 乳管内進展
・浸潤巣22×10mm 広がり37×25mm
・核異型度 NG3
・リンパ節転移 陰性 SN0/1
・HER2:スコア1
・ERとPgR:ともにスコア0
・ki67陽性率:67.7%
・切除断端 陰性
以上です。
田澤先生の貴重なご意見を伺いたく、どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT2(22mm), pN0, triple negativeですね。
十分な早期乳癌です。
「抗がん剤治療でFECを4クールが終わり、今アブラキサン4クール」
⇒何故「アブラキサン」なのでしょうか?
 その病院の「臨床試験」にでも参加していますか?
○アブラキサンの添付文章(所謂 ”取り説”です。)を見てみてください。
 「本剤の手術の補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない」という一文が明記されています。
 質問者はまさにピンポイントにここ「手術の補助化学療法」での使用なのです。
(進行再発での使用では無いのです)
 
『今回、担当医より「骨髄抑制が強く出ているので抗がん剤治療を中止しましょうか」と相談されました』
⇒担当医は誤っています。
 本来「安全性の確率されていない」術後治療をしておいて「副作用が強くでている」も何もありません。
 速やかに、標準治療(アンスラサイクリンが終了しているので、この場合にはタキサン:補助療法にも適応が通っているドセタキセルもしくはパクリタキセル)に変更すべきです。
 ○パクリタキセル(weekly投与)であれば、全く安全に(骨髄抑制などに悩まされることなく)投与できます。
 
★きちんと薬剤の適応を理解した上でないと、危なっかしくて「術後の抗がん剤治療」などできません。困ったものです。
 (もしも臨床試験としてアブラキサンを開始していたとしても)有害事象としての「骨髄抑制が強くでている」以上、速やかに「標準治療へ変更」すべきです。





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