[管理番号:5693]
性別:女性
年齢:48歳
初めまして、いつも拝見させて頂いております、ご回答よろしくお願いします。
私は、48才で左乳房温存手術をしました。
左胸乳がん 硬がん
腫瘍径 25×12 浸潤径 12×10
組織学的グレード 2(architectural 3+nuclear 2+mitotic figures 1)
※核グレード1となりますか?
ER PS5+IS3
PGR PS5+IS3
HER2 陰性
リンパ転移なし (0/1)
f(+)
ki67 30%
断端陰性
主治医の先生は、Ki67が30%でグレーゾーンのため、抗がん剤は自分で決めるよう言われました。
オンコタイプDXの説明も受けましたが、高額で中間リスクになる可能性があるとのことで決めかねています。
核グレード1の大人しいタイプであるか
オンコタイプDXを受けるべきか
抗がん剤は必要か、再発率の上乗せも教えて頂けると有り難いです。
現在は、タモキシフェンの副作用を確認中です、どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「オンコタイプDXの説明も受けましたが、高額で中間リスクになる可能性がある」
⇒誤りです。
OncotypeDXについては(特に中間リスクの解釈についても)『今週のコラム98~101』を熟読してください。
今週のコラム 98回目 ♯このグレーゾーンを「AとBに分ける」ためにOncotypeDXがあるのです。
今週のコラム 99回目 ★グレードは「参考程度」ということでいいですね?
今週のコラム 100回目! 「若いから」抗ガン剤をしましょう。は過ちなのです。
今週のコラム 101回目 (Ki67が20代はluminal Aの可能性が圧倒的に高く)本当に「Aなのか、Bなのか迷うのは30代以降」と言えるのです。
「オンコタイプDXを受けるべきか」
⇒私なら勧めます。
「抗がん剤は必要か、再発率の上乗せも教えて頂けると有り難いです。」
⇒ルミナールAとBで全く異なります。(当然ですが)
それを調べるのがOncotypeDXなのです。
(それをせずに)もしも私がこれに回答できるのであれば、(私が居れば)「OncotypeDX要らず」ということになりますが…
実際はそんなことはありません。