[管理番号:1607]
性別:女性
年齢:42歳
毎年乳癌検診(触診&エコー)をしており問題なし。
かなり前に乳腺炎の経験あります。
9月に検診で触診&マンモグラフィーを受けました。
生理前でかなり乳房がはっている状態でした。
触診の際に、両側が同じようだから大丈夫だと思うけど、乳腺かしこり
かわからないと言われました。
結果を待てず、乳腺外来を受信。触診&エコーをしてもらいました。
その際はとくに気になるところはない、マンモグラフィーの結果を待っ
てみましょうと言われました。
検診後、約一ヶ月ほどして結果が来て、要再検査。
しかも検診の結果を説明するのに二週間後ぐらいでないと予約がとれな
いと。今はその説明を聞くのを待っている状態です。
ここ二ヶ月、不安でたまらなくて、気になって触りすぎて両方の乳房も
張っていたいし(生理後も)、食欲もありません。
もともと首、肩、背中、腰が弱く、痛みも出てきました。
癌が骨に転移するほどだったら、エコーでわかりますか?
自分でしこりは感じられません。
こんなに時間を空けて、手遅れにならないのか不安でたまりません。
支離滅裂な文章で申し訳ないです。
田澤先生からの回答
こんにちは。
まず確実に言えることは「エコーで異常無」と言う状況で「転移など考えるだけバカ
バカしい」という事実です。
回答
「検診後、約一ヶ月ほどして結果が来て、要再検査」
⇒全く問題ありません。
「超音波で異常が無かった」のですから、「精査済」と言えます。
♯通常は「マンモグラフィーの検診結果:要精査」⇒乳腺外来を受診し「エコー
で異常無:精査済」となり「めでたし、めでたし」となるところが「順番が逆」と
なったというだけです。(何ら問題はありません)
★ただ、「唯一、石灰化」だけは「マンモでしか見えない」ので注意が必要です。
もしも「検診マンモでの要精査という内容が石灰化」ならば、再度「乳腺外来」
を受診する必要があります。(ステレオガイド下マンモトーム生検ST-MMTが検討され
るべきなのです)
しかし「局所的非対称性陰性」だったり「腫瘤疑い」の所見であれば(超音波を
すでにしているので)「すでに精査済」という判断でOKです。
「もともと首、肩、背中、腰が弱く、痛みも出てきました」
⇒全く無関係です。断言できます。
「癌が骨に転移するほどだったら、エコーでわかりますか?」
⇒当然です。
それどころか、(骨転移がもしもあるのであれば)「ご本人が気づかない」事はあ
り得ないのです。
「こんなに時間を空けて、手遅れにならないのか不安でたまりません」
⇒全く心配無用です。