乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7363]
性別:女性
年齢:38歳
病名:乳がん術後、転移性骨腫瘍(多発骨転移)
症状:腰痛

2015年末頃、ご相談させていただきました。

右乳房温存、HER2タイプ(トリネガにとても近いらしいです)ki67は70%と高値でした。

前回はTC療法4クール+ハーセプチンにて治療しています。

今年2月末ごろより腰痛がひどく整形外科や痛み外来など通院しても全く痛みが治まらなかったため、
乳がん術後の定期検査を早めてもらうことと検査追加をし、骨転移が判明しました。
(骨のみで臓器転移はありません)転移は胸椎-腰椎、胸骨、肋骨です。

今後の治療について先生のご意見を伺いたく思います。

主治医からは
骨の治療としてはゾメタかランマーク、
抗がん剤としては
1.ハーセプチン、パージェタ、タキソテール
2.ハーセプチン+化学療法の何か
3.カドサイラ
4.ゼロータ
と、治療候補があり私としては脱毛したく無い気持ちが強いため3のカドサイラにしました。

思っていた以上に副作用が酷く体を起こすのも辛い事が連日あります。

(痛みと嘔吐)
ただ、転移にどの程度効果があるものなのか?
ゾメタかランマークの治療をするにおいては歯を四本抜かなければならないと言われたので正直なところゾメタかランマークはやりたくありません。
やらなくても大丈夫なのでしょうか?
先生のお考えなら別な選択肢があるのか伺いたいと思いました。

併せて、内服についてもご教授ください。

現在、オキシコンチン10ミリ(朝晩)と頓服でオキノーム0.5ミリが処方されていますが痛みが治りません。
ロキソニン併用しても構わないといわれ1日3回内服追加しています。
それでも痛みが酷く起きているのも寝ているのもしんどいです。
ほかに痛みをとる手段は無いのでしょうか?
どうぞ宜しくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「1.ハーセプチン、パージェタ、タキソテール 2.ハーセプチン+化学療法の何か3.カドサイラ 4.ゼロータ」
「治療候補があり私としては脱毛したく無い気持ちが強いため3のカドサイラにしました。」
「思っていた以上に副作用が酷く」

→何のための抗がん剤なのか?

 「脱毛」を嫌がる気持ちは理解できますが、抗がん剤する目標は何ですか?
 きちんと「いい状態」として(その「いい状態」を)キープするのであれば、「脱毛」<「治療効果」で選択すべきでしょう。

 私であれば以下の選択肢とします。
 1.Trastuzumab + pertuzumab + paclitaxel(docetaxelは術後補助療法で使用したのだから、第1選択とはならない)
 2.Trastuzumab + perutuzumab + eriblin
3.EC
 4.Bevacizumab + paclitaxel

「やらなくても大丈夫なのでしょうか?」
「先生のお考えなら別な選択肢があるのか伺いたいと思い」

→きちんと歯を治してから、行うべきです。

「ほかに痛みをとる手段は無いのでしょうか?」
→radiationを検討すべきです。
 ★内臓転移がなく、骨転移だけで(しかも)疼痛が強いのであれば(抗がん剤よりも)「原因と考えられる部位への照射」を先行してしかるべきでは?

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

骨髄転移の疑いについて
性別:女性
年齢:38歳
病名:乳がん、骨髄転移
症状:

こんにちは。

その後の治療で伺いたい事がありましたのでよろしくお願い致します。

1度、カドサイラ(4月(下旬)日)にて治療を開始しましたが
肝機能障害が出てしまい継続不可となりました。
また同じタイミングで
第2腰椎破裂骨折となり入院(5月17日~)し現在も安静にて治療しています。

骨の治療に対しては、放射線治療(5月(下旬)日~6月(中旬)日までの10回終了)とランマークをしています。

ただ、血液検査の結果が思わしくなく
特に貧血と血小板減少がの数値が急激に進行したと言われました。
(以下、結果です)
・5月27日の時点で
白血球 14.2
赤血球3.57
ヘモグロビン 10.3
血小板 200

・6月(中旬)日の時点で
白血球 5.7
赤血球 2.91
ヘモグロビン 8.4
血小板 94

骨に多発の転移があるためこのような状況になった場合は骨髄転移を疑いますと言われました。
※放射線治療でも下がる場合がある事も確認しましたが、それとは違うものと言われました。
(脳や内臓などへの転移はありません)
そのためこれ以上、血小板が下がると化学療法の導入が困難となる場合があると説明されたため、直ちに治療を始めました。

お薬は、アバスチンとパクリタキセルです。

アバスチンは2週に一度、パクリタキセルは毎週で4週目がお休みとなっています。

それでも血液毒性で急激に全身状態が悪くなり最悪死に至ることも考慮し治療でを行う必要があるとも言われました。

翌週の血液検査(6月(下旬)日)の結果では
血小板が101 まで回復しているので治療の効果があるとして継続しています。

そこで伺いたいのは、私は本当に骨髄転移と考えていいのでしょうか?
主治医はほぼ間違い無いからわざわざ痛みを伴う検査を受ける必要は無いと思う、との考えです。
でも骨髄転移は骨転移とは違い情報も少なく
予後経過も悪いことしか書いてありません。
きちんと検査で骨髄転移と
診断を受けて事実として受け止め治療すべきでしょうか?とても不安です。

また現在のお薬(アバスチンとパクリタキセル)は効果が見られなくなる
まで続けていくと言われましたが、他のお薬の選択肢は無いのでしょうか?
髪の毛が生えることは諦めるように言われましたが…やはり複雑な気持ちです。
命が最優先ともわかってはいるのですが、諦めきれない気持ちがあるのも事実です。

急な症状の悪化に精神的についていけません。

将来のことをどの程度、考える事が許されるのでしょうか。
いろいろな事を整理するため先生のご意見を伺いたいです。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

私の骨髄転移の経験では(その程度にもよるのでしょうが)、質問者の程度ではありません。
「何だこれは?」と言う程の急激な貧血+血小板減少であり、(結局)腫瘍内科の先生方に管理してもらったくらいです。

質問者の値くらいでは、むしろ「カドサイラによる骨髄抑制」ではないか?と思いますが…(無論、否定することはできません)

「(アバスチンとパクリタキセル)は効果が見られなくなるまで続けていくと言われましたが、他のお薬の選択肢は無いのでしょうか?」
→沢山あります。

 Bevacizumab + paclitaxelはいい治療ですが、(一般的には)pertuzumab + trastuzumab + paclitaxelの方が優先順位が高いとは思います。(更にはpertuzumab
+ trastuzumab + eriblinなど)





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