[管理番号:8439]
性別:女性
年齢:50歳
病名:
症状:なし 5月に右肺手術したので、右に突っ張りがありましたが 現在自分の触診ではわかりません
投稿日:2020年4月5日
マンモグラフィー 左乳房上 悪性の疑いがある構築の乱れを呈する陰影 診断5
超音波検査 右乳房 のう胞 診断3
カテゴリー4 診断 を受けました.
現在肺がん治療中です(2月に脳の放射線治療もしております)
服用中の薬はございません。
直近で造影CT(転移を確認するため全身)
先月受けたPETーCTは他の臓器異常ありませんでした。
マンモグラフィーと超音波検査の内容が左右指摘が違うのですが、
乳腺外科へ行き組織検査となるのでしょうか。
その後、呼吸器内科の主治医のところに報告とういう流れでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
まず、用語の誤りを訂正させてもらいます。
「左乳房上 悪性の疑いがある構築の乱れを呈する陰影 診断5」「右乳房 のう胞 診断3」とありますが、「診断5」⇒「カテゴリー5」「診断3」⇒「カテゴリー3」ですね?
○今回の結果には問題点があります。
本来マンモグラフィーで異常ありとなっても(マンモグラフィーは偽陽性が多いので)エコーで異常なければ気にしなくても大丈夫です。
ただ、マンモグラフィー所見がカテゴリー5となると話は違ってきます。
そうなると、(左を異常なしとしている)エコー所見が信用できるのか?が焦点となってきます。
・エコーでの「右嚢胞 カテゴリー3」は無視して結構です。
「マンモグラフィーと超音波検査の内容が左右指摘が違うのですが、乳腺外科へ行き組織検査となるのでしょうか」
⇒冒頭でコメントした通りです。
(右は気にしなくてもいいですが)左のエコーをきちんと行って「本当に左は大丈夫なのか?」エコーで再確認が必要となります。
その上で「エコーで左に所見があれば、組織検査」となります。
それでも(やはりエコーで異常なければ)組織診の必要はありません。そのかわり「マンモグラフィーでの左カテゴリー5の解釈」をしなくてはいけません。
「その後、呼吸器内科の主治医のところに報告とういう流れでしょうか」
⇒その通りです。
乳腺と肺がんは100%無関係だからです。