[管理番号:2996]
性別:女性
年齢:38歳
初めまして。
一昨日より、左乳頭部の一か所から赤い分泌物が出ました。
以前から、乳管に母乳のカスが詰まるのかにゅるにゅるとした白いものがでるので爪でおしたりして取っていました、
そしたら、一か所から赤い分泌物がでました。
昨年11月にも一か所から茶色い分泌物がでたことがあり(下着に汚れがあって気づき、そのときは1日だけでした)12月初めに乳腺外科を受診しましたが、そのときはすでに茶色の分泌物はでなくなっており、エコーで
エコーで丁寧に見ていただきましたが問題なしと言われ、マンモグラフィーはしませんでした。
そのときは乳腺造影というものを知らず、
私も医師の言葉に安心してそれ以上聞きませんでした。
昨年の5月に断乳しており、まだ絞ると母乳の分泌物はでます。
片方の乳頭のみ、そして一か所だけの血性の分泌物であること、今回2回目であるということは、乳管造影をしてきちんと調べていただいたほうがいいということになりますか?
ただ、赤い分泌物が減ってきており、診察時にもしなくなっていたら造影はできないのでしょうか。
できれば、先生に診察をしていただきたいのですが、かなり待つことになりますでしょうか。
幼子3人おり、不安にかられております。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答いただけたらと思います。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
もはや、「単孔性乳頭分泌」の診療をできる医師がいない現実を私はすっかり受け容れてしまっています。
「片方の乳頭のみ、そして一か所だけの血性の分泌物であること、今回2回目であるということは、乳管造影をしてきちんと調べていただいたほうがいいということになりますか?」
⇒その通りです。
明らかな「乳管内病変のサイン」と言えます。
○乳癌は決して「痛み」で教えてくれることはありません。
ただし、唯一の手掛かりとして「(単孔性の)乳頭分泌」や「石灰化」で教えてくれることがあります。
それらの「せっかくの手掛かり」を無視することは「乳腺外科医として、あるまじきこと」と思います。
「ただ、赤い分泌物が減ってきており、診察時にもしなくなっていたら造影はできないのでしょうか。」
⇒「赤くても赤く無くても」分泌液が確認できなければ、「乳管造影」はできません。
「できれば、先生に診察をしていただきたいのですが、かなり待つことになりますでしょうか。」
⇒正直、私以外にきちんと「乳頭分泌」を診療することは期待できません(仙台市であれば、木○先生や平○先生がいますが…)
是非、受診してください。
勿論「江戸川でもできます」が、「市川」の方がやり易いです。(証明の関係や看護スタッフの介助の手際の関係で)
直接「市川へ電話で予約」よりは小平秘書 を経由して予約する方がいいと思います。(秘書から市川へ予約してもらいます)
「乳腺外科秘書室(小平)問合せフォーム」からご相談ください。
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