乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:1781]
性別:女性
年齢:40歳
 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:1755「術後の治療内容についての相談

 
 
田澤先生、ご丁寧に沢山の質問にお答え頂き、本当にありがたく、大変感謝致します。
重ねて、大変恐縮ですが、再度質問を・・・申し訳ございません。。。
■田澤先生がご指摘くださっている私のmitotic count とki67の数値について、
私は自分の担当医に確認すべきことはなんでしょうか。
特に何かを聞く必要はないでしょうか。
このようなタイプの癌はめずらしいのですか?
■私のサブタイプを「ルミナールB」と決定づけるものはki67の数値なのですよね??
(Ki67さえ数値がひくければルミナールAで抗がん剤治療はいらなかったのか?)
■しかし、私は、ki67の数値が低かったとしても、リンパ管侵襲が陽性で、リンパ節転移があるため、いずれにしても抗がん剤治療はすべきだ、ということなのでしょうか。
担当医は手術が終わった直後に、要するにまだ「ルミナールBとわかっていない時点」で、
「たぶん抗がん剤治療は必要になる」と私に言ったのです。
■私は、ホルモンの数値がある程度高くあるので、抗がん剤は効きにくいということもありえるのでしょうか。
■私の病名の「小葉癌」というのは珍しいようですが、治療効果、予後など、検証結果は多くあるのでしょうか。大丈夫でしょうか。
私は、「ルミナールB」ということなら、抗がん剤治療をすることを決意致しました。
ただ、無駄に(ということは決してないのはわかっていますが)恐ろしい抗がん剤治療をしたくない、再発防止になるからといって、それが必ずしも絶対なのかどうかは、見極めてほしいと切に願い思っているのです。
抗がん剤治療の覚悟はできたとして、あとは、薬の種類と治療期間について、
担当医を信頼しておりますが、やはり、実際に薬を体に入れるのは私自身であり、自分の人生のことなので、出来る限りのことを知り、きちんと納得して始めたいです。
■薬の種類と治療期間について、
田澤先生のご提示くださった「TC療法(4クール:約3か月)」を選択したとしても、私の担当医がすすめている「EC療法(4クール)+アブラキサン(4クール)(約7か月)」を選択したとしても、どちらにしても、「予後・生存率・再発率に上乗せ10%前後ある」という田澤先生ご掲示のこの数字、可能性は同じなのでしょうか。
同じなのだとしたら、抗がん剤の副作用の怖さを思うと、少しでも投与期間の短い方=
治療期間3か月で済むTC療法のみを選択したい、というのが私に限らず普通皆の希望ではないかと思うのです。
担当医にまた話を聞きたいと思っていますが、TC+ECというのも会話には出てきました。
結局、決めるのは自分だと思うと、
選択が難しすぎて、どうしたらよいのかわかりません。
このような薬剤選択についての患者側の疑問(本当にこれでいいのかなぁという不安)ががん治療には随時、常にあり、
抗がん剤治療後のホルモン療法についても、教えてほしいです。
■抗がん剤治療が「TC療法のみ」だとしても、「他の組み合わせ治療」「EC+アブラ」だとしても、
ホルモン療法の薬は、抗がん剤の薬との組み合わせは関係ないのですか?
■ホルモン療法では、私の場合、何という薬をどのくらいするのがよい(標準)(効果期待できる)でしょうか。
あまり、数字にとらわれてはいけない、関係なく前向きに出来ることを一つずつ、と思ってはいますが…すみません、、、聞いてしまいます、、、
■私の生存率、再発率(抗がん剤治療 TC療法の場合とEC+アブラの場合 それぞれ行った場合)はどのくらいでしょうか。
—————————————————–
外来の限られた時間で、聞きたいことを自分の担当医に聞くことは、本当に難しく大変で、専門用語もわからないし、結局、なかなか納得いく話しができないというのが実際です。
田澤先生、本当にこのような機会を、ありがとうございます。
今回もたくさんになってしまって、申し訳ありません!!宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「私は自分の担当医に確認すべきことはなんでしょうか。特に何かを聞く必要はないでしょうか。このようなタイプの癌はめずらしいのですか?」
⇒担当医に聞いても解らないでしょう。
 聞くとしたら「病理医」ですが…
 「mitotic count」も「Ki67」も「細胞分裂に関連」してはいますが、完全には同一のものではない。と言われそうです。
 時々、このようなケースに遭遇します。
 
「私のサブタイプを「ルミナールB」と決定づけるものはki67の数値なのですよね?? (Ki67さえ数値がひくければルミナールAで抗がん剤治療はいらなかったのか?)
⇒サブタイプの代替定義ではそうなります。
 あまり混乱させるようで、もうしわけないですが、一応解説しておきます。
 「subtype=intrinsic subtype」とはそもそも「複数の遺伝子のマイクロアレイを用いたクラスター解析(遺伝子群の変異の分布をみたもの)」によって分類されます。
 ただし、「日常診療で、マイクロアレイを解析する事は不可能」なために「ER,PgR, HER2」の免疫染色を用いた分類に「Ki67(の免疫染色による)の陽性細胞の割合(%)」を付加して「代替しようとする」ものなのです。
 つまり、「ER, PgR, HER2, Ki67」の免疫染色結果を用いて「遺伝子変異のパターン=サブタイプ」を類推させるものであり、「本来のサブタイプでは無い」のです。
 ○ガイドラインでは勿論「マイクロアレイ検査を要求するわけではなく」免疫染色を用いた「代替定義」をもとに治療法を推奨しているのです。
  その意味では「質問者はルミナールB」となり、よって「化学療法が必要」となるのです。
 ○ガイドラインは「治療に迷う事がないように」定義されているのです。
「リンパ管侵襲が陽性で、リンパ節転移があるため、いずれにしても抗がん剤治療はすべきだ、ということなのでしょうか。」
⇒担当医がそう思っている可能性はあります。
 ただし、実際には「ルミナールAであれば、」リンパ節転移1-3個は「抗がん剤の適応外」としている方が優勢(St.Gallen 2015のvoting)なのです。
  ♯この事実を「担当医が知らない」のか「知っていても、自分のポリシーとしてリンパ節転移1個以上あれば化学療法が必要」としているのかは不明ですが…
 
「私は、ホルモンの数値がある程度高くあるので、抗がん剤は効きにくいということもありえるのでしょうか」
⇒ルミナールタイプは「抗がん剤が劇的に効く」ということは無いと思います。
 
「■私の病名の「小葉癌」というのは珍しいようですが、治療効果、予後など、検証結果は多くあるのでしょうか。大丈夫でしょうか」
⇒小用癌は「特殊型」に分類されますが、「珍しい」という程ではありません。
 ガイドラインでは「通常の乳管癌と同様に扱う(治療する)」となっています。
 
『「予後・生存率・再発率に上乗せ10%前後ある」という田澤先生ご掲示のこの数字、可能性は同じなのでしょうか。』
⇒(前回もコメントしたように)
 アブラキサンの「術後補助療法」の適応は無いし、「術後補助療法の数字も無い」のです。
 
「ホルモン療法の薬は、抗がん剤の薬との組み合わせは関係ないのですか?」
⇒抗がん剤との組み合わせは無関係です。
 ただし、「アンスラサイクリンとタモキシフェン」は同時に行いません。
 ♯同時併用以外では全く無関係です。
 
「ホルモン療法では、私の場合、何という薬をどのくらいするのがよい(標準)(効果期待できる)でしょうか」
⇒タモキシフェン5年<10年です。(閉経前なので、それ以外の適応はありません)
 また「化学療法後の閉経から月経回復後」には「LH-RHagonist併用」が望ましい
(SOFT試験)
 ♯LH-RHagonistの至適投与期間は解ってはいません。
 
「私の生存率、再発率(抗がん剤治療 TC療法の場合とEC+アブラの場合 それぞれ行った場合)はどのくらいでしょうか」
⇒アブラキサンの数字はありませんが…
 10年再発率は
「無治療」で34%
「ホルモン療法単剤」で22%
「ホルモン療法+TC療法」で12%となります。 所謂「化学療法による上乗せ効果」は10%となります。
 10年生存率は
「無治療」83%
「ホルモン療法単剤」で88%
「ホルモン療法+TC療法」で92%となります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、どうかまた助言を頂きたく、今日も質問をさせて頂きました。
どうぞよろしくお願い致します。
前回こちらでご相談してからその後、
私の抗がん剤療法については、担当医が折れたような形=私の意見を尊重(実際は悩んでいる中でこちらでの田澤先生のアドバイスを頂いたことを選択)する形で、
私の術後化学療法は、まず「TC療法」ということになりました。
1回目投与を12月4日にしました。
そして、2クール目は3週間後の12月25日予定でした。
しかし、問題が生じ、現在、2回目は中止(延期)になってしまいました。
抗がん剤投与後のちょうど白血球が下がり始めたと思われる頃の6~7日目から、親しらず歯がうずきはじめ、だんだん痛み、歯茎が腫れ、顔も見た目が腫れて頬が膨らむくらい、そして、熱も出てしまいました。
病院に行ったら口腔外科にまわされ診てもらい、歯肉炎、及び、感染症、ということでした。
また同じことになるので、抜歯した方がよい、と言われ、
抜歯を明日の21日(月)にする予定で、そして、当初予定の25日(金)の抗がん剤2回目は中止して、
年末年始なのと担当医の外来勤務曜日の都合で、次の外来受診は1月8日、その日に血液検査 → 大丈夫だったら、抗がん剤TC2回目の予定と言われました。
■やはり、抜歯すべきなのでしょうか。
この私の親しらずは、実は昔からかかりつけの歯科でも、「大きな神経の近くにあるため簡単には抜歯できない、やっかいな生え方をしており様子見」と言われていたのです。
歯並びという点で問題があるため、歯磨きが難しく、磨き残しが感染を引き起こしている可能性もあるとのことでしたが、今回、1クール目投与後何日目かに、私は、歯磨きを丁寧にやった日があり、とがったものでその親知らず歯をつつくようにして、歯の掃除をしてしまいました。
白血球が下がっているときなのに、そんなことをしたからそれが感染症になったのであって、もしそのような歯の掃除をしなかったら次からは大丈夫なのではないか、、、と思ってしまうのですが、、、 2クール目を延期してまで、まず、抜歯すべきなのでしょうか。
一応、担当医にこの話もしましたが、あまり相手にされず、「抗がん剤を延期して抜歯」というご判断でした。
私が一番気になることは、
■2週間も延期したら、抗がん剤の効果、意味は、どうなるのでしょうか。
私は、TC療法(3週間おき×4回)を、しっかり頑張ろうと気持ち強く持って臨んだために、延期になったことが、とてもショックなのです。
せっかく、1回目の抗がん剤投与を、決して楽なことはなくこの2週間、今現在も副作用も大変でがんばったのに、、、
本当は3週間という間隔で次の投与すべきなのに、5週間、6週間と長く期間をあけてしまうことは、今回頑張った1回目が、あまり意味のないものになってしまうのでしょうか。
■これだけ長く延期すると、
2回目ではなく、また1回目と考えるのですか。
それとも、延期しても、次は2回目ととらえ、残りあと2回、期間が延期で長くあいてもTC療法は4回投与でよいのでしょうか。
いろいろな事情により、予定通りに抗がん剤を投与できないことはあるとは思うのですが、
■延期するのは、どのくらいの日数までが治療上、大丈夫なのですか
■もしまた何かあったとき、何回も延期しても大丈夫なのですか
■私は、田澤先生のアドバイスにもあるように、TC療法×4クールで抗がん剤治療は終えたいと思っているのですが、このように延期した場合でも、TC療法4回で大丈夫ですか。
私のかかっている病院は、以前にも書いたように、それを推奨しません。
TC療法をするという話でとりあえず折り合いつけて、1回目投与しましたが、もともとはEC+アブラキサンをすすめていた病院で、TC療法するにしても、そのあとEC療法(3か月)も、、、ということをちらっと言われました。
田澤先生はどう思われますか。
1回目の抗がん剤で、白血球がとても下がり、体調もかなりひどくなりましたが、注射を2日間して今は随分回復しました。
副作用は色々としっかり出ています。
手術の傷のあたり、とにかく術部が痛むというのも副作用でしょうか。
術後、傷の痛みは少~し落ち着いていたと思うのに、抗がん剤をしてから、ものすごく痛みが走るようになりました。
副作用のつらさはありますが、とにかく、TC療法のルール通り3週間おきに投与をして、病気をなくすことに前進したいというのが、私の切なる思いです。
—————————————————–
前回の回答を頂いて、本当にありがたく、田澤先生にお礼を伝えたいと
いう思いでしたが、お礼だけの内容でこのQ&Aを一枠使ってしまうのは、他の沢山の、病気や治療のことで問い合わせたい方に申し訳ない、という思いもあり、控えておりました。
またこうやって質問させて頂き、重ねて、深く感謝申し上げます。
今回も、どうぞよろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「抜歯を明日の21日(月)にする予定で、そして、当初予定の25日(金)の抗がん剤2回目は中止して、1月8日に血液検査 → 大丈夫だったら、抗がん剤TC2回目の予定」「抜歯すべきなのでしょうか。」「2クール目を延期してまで、まず、抜歯すべきなのでしょうか。」 
⇒その通りです。
 当然の判断なのです。
「2週間も延期したら、抗がん剤の効果、意味は、どうなるのでしょうか。」
⇒抗がん剤はやった分だけ効果はあります。
 
「私は、TC療法(3週間おき×4回)を、しっかり頑張ろうと気持ち強く持って臨んだために、延期になったことが、とてもショックなのです。今回頑張った1回目が、あまり意味のないものになってしまうのでしょうか。」
⇒気持ちは解りますが、「優先事項」があるのです。
 中途半端に「炎症の素」を残したまま「抗癌剤」をすることは安全上の問題が有るのです。
 
「これだけ長く延期すると、2回目ではなく、また1回目と考えるのですか。それとも、延期しても、次は2回目ととらえ、残りあと2回、期間が延期で長くあいてもTC療法は4回投与でよいのでしょうか。」
⇒その通りです。
 気持ちを切り替えて頑張りましょう。
 
「延期するのは、どのくらいの日数までが治療上、大丈夫なのですか
■もしまた何かあったとき、何回も延期しても大丈夫なのですか」
⇒特にきまった期間はありません。
 事情により「延期となること」は誰にでもあります。
 この「年末年始」に際して「1週間延期」と皆さんなっています。
「このように延期した場合でも、TC療法4回で大丈夫ですか。」
⇒大丈夫です。
 
「もともとはEC+アブラキサンをすすめていた病院で、TC療法するにしても、そのあとEC療法(3か月)も、、、ということをちらっと言われました。」「田澤先生はどう思われますか。」
⇒アブラキサンは適応外です。
 担当医に「アブラキサンの添付文章を見せてあげて」ください。
 
「手術の傷のあたり、とにかく術部が痛むというのも副作用でしょうか。」「術後、傷の痛みは少~し落ち着いていたと思うのに、抗がん剤をしてから、ものすごく痛みが走るようになりました。」
⇒多少は影響がありそうですが、「寒さ」の方が影響有りそうです。





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