[管理番号:8948]
性別:女性
年齢:42歳
病名:遺伝性乳癌 トリプルネガティブステージ1
症状:しこり
投稿日:2020年10月18日
4年前に、右側乳癌ハーツゥ陽性ステージ1で温存術と放射線を受けました。
その時は遺伝子検査をしていませんでしたが、今年5月に反対側にトリプルネガティブステージ1の乳癌が見つかり、術前抗がん剤治療中に遺伝子検査を受けた所、陽性と出てしまいました。
あと1回で抗がん剤が終わり、手術予定です。
トリプルネガティブと遺伝性乳癌という事で、どのように治療して行く事が最善なのか、長生き出来るのかと不安でたまりません。
全摘は必須のようですが、小さい子も居るので、同時再建が出来ればと思っていますが、不安もあります。
温存している胸の予防切除、手術方式はどうしたら良いか、皮膚や乳頭を残す全摘術でも大丈夫でしょうか。
命に差が出てきてしまうのでしょうか。
遺伝性と言う事で、取っても取っても色んな癌が出てきてしまうのではと想像してしまいます。
遺伝性乳癌でも、早期に発見出来た場合の生存率は変わらないのでしょうか。
長生き出来る最善方法を教えてください。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
物事はシンプルに考えましょう。
そもそも(再発ではない)BRACAnalysisの適応自体「対側の予防切除を希望するため」という目的で行われているものです。
今回に関しては、対側(右)を全摘するのは必須です。(そうでなければ、検査自体が適応外となってしまいます)
★そして「対側を予防切除(全摘)」するのだから、現在の左は全摘するのが当然です。