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遺伝性乳ガン

[管理番号:7748]
性別:女性
年齢:39歳
病名:
症状:

よろしくお願いします。

姉が42歳で乳ガンになりました。

初期でステージ1とのこと先日、無事部分摘出手術を終えました。

今は摘出した癌の検査待ちとのことです。

ネットで色々見ていて遺伝性の乳ガンが心配になってきました。

癌の種類がトリプルネガティブとかいうものだと遺伝性の可能性が強いとネットで見て、とても心配です。

姉以外には親族に誰も癌になった人はいません。

1 母方のおばさんが若い頃、ガンではなく乳腺の良性腫瘍を摘出したことがありますがこれは癌ではないので家族歴はいれなくてよいですか?

また、父方の父兄弟は全員男なので症状が出なかっただけかもしれないです。

2 トリプルネガティブだった場合、
遺伝性乳ガンの確率はおよそ何%くらいなのでしょうか?かなり高いのでしょうか?

3 またトリプルネガティブとは全体の乳ガンの何%くらいなのでしょうか?
また姉は42歳で乳ガンなのでやはり若いので遺伝の可能性はさらに高いのでしょうか?

お忙しい所すみません。

色々調べてもわからないので、教えてください。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「1 母方のおばさんが若い頃、ガンではなく乳腺の良性腫瘍を摘出したことがありますが、
これは癌ではないので家族歴はいれなくてよいですか?」

⇒勿論、入れません。

「2 トリプルネガティブだった場合、遺伝性乳ガンの確率はおよそ何%くらいなのでしょうか?」
⇒10%前後です。

「またトリプルネガティブとは全体の乳ガンの何%くらいなのでしょうか?」
⇒20%程度

「また姉は42歳で乳ガンなのでやはり若いので遺伝の可能性はさらに高いのでしょうか?」
⇒42歳は特別(乳癌にとって)若くはありません。

 当院の乳がん患者さんのピークは40代半ばであり、42歳は全く普通です。(30歳代前半だと若いと感じます)

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

多発性と遺伝
性別:女性
年齢:39歳
病名:
症状:

以前42歳の姉の癌が発生し、遺伝性で質問させてもらった者です。

癌の手術と癌の細胞検査が終わり、女性ホルモンで大きくなる癌(ルミナルタイプという?)とのです。

術前1.5センチと言われてた癌は細胞検査で割ってみたら4つの癌がかたまっていて(最大0.6センチ程)周りに脂肪がついていたそうです。

4つは全て癌で、タイプは全て同じルミナルタイプだったそうです。
また浸潤性の乳管がん?とも言ってました。

1.このように割ってみたら4つあったというのはよくあることなのでしょうか?

2.またこれは多発性なののでしょうか?(姉は何も言われてないようですが)

3.先生のコラムでルミナルタイプは遺伝性は5%前後と見たのですが、多発性となるとやはり遺伝性の確率は上がりますか?ルミナルで多発性だと遺伝は何%くらいになりますか?
少し上がる程度ですか?

前回42歳は特に若年性ではないと言ってもらって少し安心しましたが、多発性だとやはり遺伝なのではとまた心配になってきてしまいました。

姉は担当医から遺伝の話も多発性とも何も言われてないみたいです。

再発の可能性も悪性度も極めて低いタイプだから安心してと言われただけのようです。

私が一人で遺伝の心配をしてるのですが先生はどう思われますでしょうか?

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

人は不安になると物事を複雑に考えがちです。
Simple is best
そういうことです。

「1.このように割ってみたら4つあったというのはよくあることなのでしょうか?」
⇒珍しくもありません。

「2.またこれは多発性なののでしょうか?」
⇒単発です。(拡がりにすぎません)

「多発性となるとやはり遺伝性の確率は上がりますか?」
⇒多発性ではないし、5%前後はかわりません。

「私が一人で遺伝の心配をしてるのですが先生はどう思われますでしょうか?」
⇒前回、回答した通り…

 遺伝性を考える理由がありません。