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遺伝性乳がんとは

[管理番号:1476]
性別:女性
年齢:37歳
いつもご丁寧な回答を下さりありがとうございます。本当に支えになっています。
今回お聞きしたいのは、遺伝性乳がんについてです。私は近い親族に乳がんに罹った
者はいなかったのですが、自身が今年乳がんになりました。私には娘がおります。
遺伝性乳がんとは、私のように乳がん家系でない者が罹った場合も、それ以降は遺伝性
乳がんとして、娘や孫は乳がんになる可能性が高くなってしまうのでしょうか。
その場合、年頃になったら早めの検診する…以外に何か注意する事はありますか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「遺伝性乳癌」については30代での罹患であれば、「幾らか可能性」があります。
「遺伝性乳がんとは、私のように乳がん家系でない者が罹った場合も、それ以降は遺
伝性乳がんとして、娘や孫は乳がんになる可能性が高くなってしまうのでしょうか」
⇒実際に質問者本人に遺伝子変異(BRCA遺伝子)があれば、そういうこととなります。
 BRCA遺伝子変異が誰から起こるのかという事です。
  
「その場合、年頃になったら早めの検診する…以外に何か注意する事はありますか?」
⇒その辺はトップページの「乳癌の原因」の中の「HBOCでの癌検診でのサーベイランス」を参照してください。
 もう一つ重要なことは「本人」です。
 対側乳癌へのリスク(通常の4倍程度)や卵巣癌への注意も必要となります。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

早速の回答ありがとうございます。対側リスク4倍や卵巣がんリスクなどと聞くと、大変怖くなりました。
少し調べてみて、遺伝性乳がんは主に若年で発症し、悪性度が高く、組織学的に高悪性度で、増殖率が高く、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、(HER2)が陰性…というような事を読みました。
私はT1M0N0、ステージ1、ルミナルAでした。腫瘍14mm、温存手術後、30回放射線治療終了しました。
ER(+)、PGR(+)、margin(+)、HER2.1+、グレード2、ki67.5%です。
上記の遺伝性乳がんの特徴とは当てはまらない結果のように思われるのですが、やはり37歳で発症してるという事は、可能性があるのでしょうか?
「幾らか可能性がある」ならば、どれくらいなのでしょうか?
BRCA遺伝子の検査はした方が良いのでしょうか?(病理結果で実は分かっているのでしょうか?)
現在はホルモン療法開始し、精神的不安に襲われながら、手術で悪いものは取り除いたのだから、あとは予防のため!怖がらずに頑張るんだ!
と言い聞かせて、少しでも前向きになれるよう頑張っています。
病理の結果、ステージも1なので、再発低リスクと言われていたので、前向きに住宅購入なども検討していたのですが、遺伝性乳がんの可能性を考え出したら、再び恐怖に襲われ怖くて仕方ありません。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「上記の遺伝性乳がんの特徴とは当てはまらない結果のように思われるのですが、や
はり37歳で発症してるという事は、可能性があるのでしょうか?」
⇒遺伝性乳癌の特徴はいくつかありますが、必ずしも「その全てには当てはまらない」のです。
 たしかに質問者は「トリプルネガティブではない」わけですが、「40歳未満発症」
という意味では可能性があるのです。(確率は決して高くありませんが…)
 
「「幾らか可能性がある」ならば、どれくらいなのでしょうか?」
⇒これは不明です。
 10%以下だとは思います。
 
「BRCA遺伝子の検査はした方が良いのでしょうか?(病理結果で実は分かっているの
でしょうか?)」
⇒現時点では「検査をするメリットは少ない」と言えます。
 日本ではリスク低減手術(対側乳房切除や、卵巣卵管切除)は保険適応外だし、「遺伝性乳癌だからといって」特別な治療法(薬剤)はありません。
 
 その意味では、(遺伝子検査を受けずとも)乳房及び、卵巣の検診を受ける事が重要と言えます。

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