[管理番号:7372]
性別:女性
年齢:53歳
病名:乳ガン
症状:
田澤先生こんにちは
その節はお世話になりありがとうございました
2017年に左乳房温存手術
ステージ1 オンコDXで低リスク10になり
ホルモン療法と放射線を受ける。
2019年に産婦人科にてホルモン値をはかり
閉経といわれ4月の2年検診の時に報告する
薬を7月半ばまで飲みその後1ヶ月半休薬して
乳腺外科にてホルモン値を計測する。
基準が10以下だったのでアリミディクスに変更
1ヶ月後を二回はかり10以下だったので継続する
11月に股関節の痛みがあり整形受診する
その結果骨粗鬆症と診断受けるが痛みは変らず
1月末にMRIを撮り異常なしと診断される
その後アリミディクスの副作用となり
薬をノルバデックスに変更する。
その後痛みは消え、半年後三年検診にて
エストラジオールが24と上がっていて閉経してないと言われノルバデックスのままになる。
質問ですが
生理がないのに閉経ではないのか?
まだ閉経でなかったらアリミディクスを飲んでいたが予後は大丈夫なのでしょうか?
骨粗鬆症があり(骨密度57%のため)ノルバのほうがいいのでしょうか?
主治医とフォローアップの先生と二人いて
話しが同じでないためこのような質問ですが
ご教示頂ければ幸いです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「生理がないのに閉経ではないのか?」
→違います。
よく考えてほしいのですが…
生理(月経)とは「子宮粘膜の反応(脱落)」です。
卵巣機能が、ある一定以下となると「子宮は反応しなくなる」こともありますが、
(だからといって)卵巣が全く働いていないとは言えないのです。(だからE2値を測定しているのです)
「まだ閉経でなかったらアリミディクスを飲んでいたが予後は大丈夫なのでしょうか?」
→短期間なら殆ど問題ない筈です。
「骨粗鬆症があり(骨密度57%のため)ノルバのほうがいいのでしょうか?」
→骨粗しょう症に関しては、骨吸収抑制剤(デノスマブなど)を併用すれば、どちらでもいいのです。(骨密度でホルモン療法剤を選択する必要はありません)