乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:5665]
性別:女性
年齢:49歳
田澤先生、はじめまして。
誰に聞いても得できる回答を得ることができませんので、ぜひ先生に質問させていただければと思います。
宜しくお願い致します。
左乳房の非浸潤癌と診断され、全摘手術を受けました。
部分切除もぎりぎり可能だったようですが、再発がないように敢えて全摘を選択しました。
センチネルリンパ節には転移なし、全摘した乳房の病理検査の結果も非浸潤癌とのことで、今後は治療なしの根治ということになりました。
しかし、これで終わったのだと安堵している反面、本当に、放射線やホルモン、抗癌剤等の術後治療が不要なのか、と心配もぬぐい切れません。
というのは、術前に、最初に非浸潤癌と診断された箇所以外にも、後からエコーと
MRI検査で癌かもしれないと疑われるものが見つかっていたのです。
しかし、どうせ全て切り取ってしまうのだから術前に針を刺してまで詳しく調べる必要はないとされたのです。
全摘した乳房の病理検査も、聞くところによると、さほど細かくは行わないとのことでした。
全て切り取ったのだから大丈夫だというスタンスのようです。
しかし、もし、術後の病理検査で見落しがあり、術前に疑われていたものが浸潤癌だったり、または、それ以外の箇所にも浸潤癌が存在していて、それら全てが、異常なし、
または非浸潤癌だから安心という具合に良い方に診断されてしまっている、つまり、本来受けるべき術後治療を受けずにおわってしまい、いずれ遠隔転移という最悪の事態に発展するのでは、と心配なのです。
このような場合、術後の病理検査で浸潤癌が見落とされてしまうということはあり得るのでしょうか?
本当に根治と考えて安心してよいのでしょうか?
どうぞ宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
非浸潤癌で全摘。
根治ですね。おめでとうございます。
「本当に根治と考えて安心してよいのでしょうか?-」
⇒結論から言います。
 全く「心配無」です。
「全摘した乳房の病理検査も、聞くところによると、さほど細かくは行わないとのこと」
⇒「最大病変」という表現を知っていますか?
「最大病変」については病理診断では、詳しく調べています。
 最大病変に浸潤が無ければ、他の瑣末な病変に浸潤があるのでは?と心配する必要はありません。
「もし、術後の病理検査で見落しがあり、術前に疑われていたものが浸潤癌だったり、または、それ以外の箇所にも浸潤癌が存在」
⇒心配するのは止めましょう。
 (最大病変に浸潤部分がないのに)「他の瑣末な病変に浸潤があるかも?」などと心配するのは、(例えるなら)「自分の頭の上に飛行機が墜落するのでは?と何時もビクビク上を見上げている様なもの」と思います。
「つまり、本来受けるべき術後治療を受けずにおわってしまい、いずれ遠隔転移という最悪の事態に発展するのでは、と心配」
⇒全くの「杞憂」です。
 根拠のない心配はストレスの素となるだけで「百害あって一利なし」です。
「このような場合、術後の病理検査で浸潤癌が見落とされてしまうということはあり得るのでしょうか?」
⇒ありえません。
 病理医が「そんなリスクを冒す」と思いますか??
 彼らもプロなのです。
 ご安心を。





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