[管理番号:3641]
性別:女性
年齢:67歳
田澤先生 初めて質問させて頂きます 67歳の者です
2010年3月に癌検診マンモグラフィで8ミリの水たまりの様なものがあると言われ外科でFNA検査、更にもっと太い針で吸引して
病理検査しましたが良いものか悪いものか診断がつかないと言う事でした。
結局その部分を切り取ってしまいましょうと言う事で後日外来受診し外来手術で取りました。
結果は癌ではないが乳管内異型過形成で、
将来癌に成りやすいからと1年毎の検診を勧められ以後マンモグラフィとエコー検査を交互に受けています。
今の所異常はありません。
これとは別に今年1月婦人科で老人性膣炎と言われエストリール膣錠を使用始めました。
1日置き使用していましたが最近乳房の痛みや張り感があり気になり
ネットで検索した所ホルモン療法は乳癌のリスクを高めるとの情報があり
不安になりました。
外科を再診し医師に症状を伝えマンモグラフィしましたが
異常なく、婦人科も受診してエストリール使用はこの場合禁忌ではなく
局所にだけ効くすりなので週2回使用に変更して続けましょうとの事でした。
膣炎の為ヒリヒリ感に悩まされていましたがエストリール使用のおかげで
痛みから解放されていますが、もしリスクが高ければ使用を中止した方が良いのか悩んでおります。
お忙しい所恐縮ですが、先生のご意見を伺いたく質問させて頂きました
どうぞ宜しくお願い致します
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「もしリスクが高ければ使用を中止した方が良いのか悩んでおります」
⇒リスクは高くはありません。
エストロゲンは黄体ホルモンと併用すると「乳癌リスクを上昇させる」エビデンスはありますが、「エストロゲン単独」では、殆ど問題ありません。