Site Overlay

今週のコラム 47回目 マンモトームで「肉芽をとことんまで削り倒したら、どうなのか?」

9月も最終週となり、すっかり秋めいてきましたね。

ただ、雨には困ったものです。

今日(9/25 FM on air)の「サンフリ」で「一之輔」も、「洗濯物が乾かなくて困る」みたいな事を言っていました。

その「サンフリ」での今日のテーマは「ジャンク」

%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%82%af%e3%83%95%e3%83%bc%e3%83%89♯辞書的な意味「屑」「ガラクタ」ではなく、たとえば「ポテトチップス」のように『(身体に悪い事は承知しているけど)止められない(身近な)定番』みたいな意味でした。

 

 

○リスナーから「サンフリそのものが一番ジャンクだ」と多数寄せられました(私も同意見です)

その中で「村上春樹」というリスナーからの意見も(毎年、ノーベル文学賞候補と言われる作家なのに…)

「時に難解な内容」[結末や結論があいまい]だけど「癖になる」確かに、そうかな?

 

こういう私も、「村上春樹にハマった一人」です。

村上春樹が、時々語る「運命」

以前、「海辺のカフカ」を紹介しましたが(あの作品は「運命がテーマ?」みたいに[運命のてんこ盛り]です)

今回は、久しぶりにまた読んでいる名作「ねじまき鳥クロニクル」から

 

%e3%81%ad%e3%81%98%e3%81%be%e3%81%8d%e9%b3%a5%e3%82%af%e3%83%ad%e3%83%8b%e3%82%af%e3%83%ab%ef%bc%93%e9%83%a8

『運命は何があっても必ずその取り分をとっていくし、その取り分を手に入れるまでどこにも行かないのだ。』

 

時に「運命は変えられる」とも言われたりしますが、どうでしょう?

 

 

 

肉芽腫性乳腺炎

今回はその治療について

 

肉芽腫性乳腺炎が、きちんと診断されずに「無駄に切開」されたり「抗生物質責め」にあったりして長期間改善せずに悩んでいる方が多い事は、(この今週のコラムで)幾度となく指摘してきました。

 

ステロイドが有効であることは解っています。

一方で(如何にも外科的発想ですが…)手術的にその肉芽を摘出することも「原因を除去する」という意味で、これまた有効であることは私もかつて経験済です。

 

手術となると「全身麻酔」だし(当然、入院が必要)、(手術に踏み切るのだから)絶対に再燃させないために「大きめに切除」となりがちです。

♯外科医にとって、術後の「再発、再燃」は最も屈辱的な事なのです。

「術後の変形」も「癌の手術」ならば「ある程度やむなし」ですが、「良性」となると…

 

そこで注目されるのが(私の好きな)「マンモトーム」です。

もともと(時間的に粘れば)線維腺腫なども(大きさによっては)切除しきれる(実際にその目的も用途の中には含まれています)手技です。

 

マンモトームで「肉芽をとことんまで削り倒したら、どうなのか?」

次回は、そのような例を紹介します。