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乳癌手術のブログ 2020/12/16  リンパ節転移の程度(level ○まで転移があるか?)に関心がない乳腺外科医

天気予報では昨日よりも「更に」気温が下がり、

みたいだったので、かなり身構えてむかえた今朝でしたが…

杞憂に終わり、「昨日よりは、暖かいよな?」とホッとしながらの朝のランニング

(心にも)「構えあれば、憂いなし」でしょうか。

 

最近のセカンドオピニオンから・

cN3bで術前抗がん剤を行っているという(紹介元からの)情報でしたが…

抗がん剤前の画像診断(特にエコー)では、どう見てもcN1

おまけに、そこでは(医師は全くエコーせずに)技師エコーのレポートでしたが、「cN3を疑う所見など、どこにもない」

 

本来、リンパ節転移は(無論、医師自身が)『どこまで(level幾つまで)転移所見があるのか?』を評価し、それに基づき手術をしなくてはいけません。

例)レベル1までならレベル2郭清、 レベル2までならレベル3郭清

 

それを(今回のセカンドもそうですが)「リンパ節転移の程度に全く無関心(患者さんから聞かれても「はぐらかす」だけ)

彼らにとって、

リンパ節転移がある⇒(どこまで郭清すべきか?などには関心なく)⇒術前抗がん剤⇒(自分にとって)適当な郭清+放射線

という事のようです。

★ つまり患者さんがレベル1まで転移であろうが、レベル2や3まで転移していようが、全く無関係に

「なんちゃってレベル2郭清」一択のようです。(+放射線)

 

患者さんが可哀想