[管理番号:13212]
性別:女性
年齢:62
病名:重複がん(乳がん、結腸がん)
症状:乳頭から微力の出血がある程度で自覚症状はほとんどありません。
投稿日:2025年11月08日
お世話になります。
母の乳がんについてお尋ねします。
R7.4月頃から右乳房にしこりを確認。
R7.8月の会社健康診断、乳腺エコーで白い影を指摘され市立病院を受診。
全身CTの結果右乳房に8㎝、左乳房に2㎝、同時に腸閉塞寸前の結腸がんも見つかり重複がんの診断を受けました。
乳がんの針生検をしたところHer2陰性ホルモン受容体陽性ルミナールBステージ3前後との診断でした。
9月に結腸がんの手術を行った結果ステージ2、がんは取りきれたものの手術時小腸間膜にしこりのようなものが発見され病理検査の結果乳がんの転移ということが分かりました。
CTに移るほどの大きい転移ではなく本当にたまたま見つかったということらしいのですが、遠隔転移になってしまうため手術適用ではなく11月からベージニオとレトロゾールで様子を見ることになりました。
遠隔転移になると全身にがんが広がってしまっている状態で原発巣を手術したところで目に見えない細胞が大きくなってしまったら意味があまりないので手術はしない、という先生の説明は理解しています。
ですがまだ転移も小さく今後ベージニオとレトロゾールが奏功し乳がん自体も小さくなれば手術ができる可能性があるのでしょうか、と尋ねたところ基本はしない。との回答でした。
本当に手術はできないのでしょうか。
血液検査の結果もがんがなければ本当に良好だと言われています。
普段から風邪も引かず大きな病気もした事がないような母です。
手術ができるということに希望を見出していた母ができないと言われてしまったため、余命宣告をされてしまったようで本当に落ち込んでいてとても見ていられません。
セカンドオピニオンも検討しているのですが母の落ち込みが激しく他の病院に行こう、と声をかけることすら憚られ藁にもすがる思いでこのサイトを発見し質問させて頂きました。
先生の意見をお聞かせ頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私が一番にお勧めするのは
手術→抗がん剤(結腸癌の状況にもよりますが、問題なければ)→CDK 4/6
inhibitor+hormone therapyです。
小腸間膜の転移は(メールには乳癌の組織型の記載がありませんが、小葉癌なのでしょう)腹腔内転移となりますが、上記薬剤が奏功すれば長期予後は無論期待できると思います。
ご参考に。
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(回答が公開されてから2週間後)
2025/12/4
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