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縦隔リンパ節転移の治療に関して

[管理番号:12962]
性別:女性
年齢:72歳
病名:左乳がん、骨転移、胸膜転移、縦隔リンパ節転移
症状:右脇腹と腰の上の鈍痛、せき
投稿日:2025年08月06日

15年前 左乳がん(HER2陽性、ホルモン陽性)発症、乳房全摘手術後、抗がん剤治療をしました。
2021年3月に骨転移(Th9椎体、Th11右椎弓根)が見つかりハーセプチン、パージェタ、ドセタキセルを3クール行いました。胸椎に放射線治療を2回(25年1月と4月に1回ずつ)しました。
先月7月に肺に水がたまり胸膜転移、縦隔リンパ節転移と診断をうけドレナージ治療をしました。主治医に今後抗がん剤治療を勧められました。
手術や放射線治療はできないのでしょうか?
ゲノム治療の対象にはなるでしょうか?
抗がん剤治療以外の治療法があれば教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

手術や放射線治療はできないのでしょうか?
ゲノム治療の対象にはなるでしょうか?
抗がん剤治療以外の治療法があれば教えていただきたいです。

⇒「抗がん剤治療以外」と記載がありますが「敢えて」私は(間質性肺炎の所見が無ければ)trasutuzuamb deruxtecanを強く推奨します。(ただし、胸水が直ぐに貯まる様な状況であればphesgo+eribulinなどで「まずは」胸水のコントロールが安全かもしれません)

せっかくのgame changerを使わずに「ゲノム治療」など考えることのないようにしましょう。第一三共の株価を大幅に押し上げた位の「とんでもない」大物なのです。

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(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/1
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