[管理番号:12920]
性別:女性
年齢:64歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2025年07月27日
8月に5ミリの乳癌の部分切除予定です。
★血液検査
★マンモ
★胸のレントゲン
★単純C T
は検査済みです。
「アレルギーがある為
造影剤のMRIのしていません」
針生検の結果
5ミリの浸潤癌
◯癌の異形度 グレード2
◯ホルモン受容体ER(0~8)8
◯pgR(0~8)4 陽性
◯HER2タンパクの発見HER2(0~3?)1?
◯がんの増殖指標(ki 6710~20%)普通の速さで育つ
上記の結果が出ました。
★そこでお聞きしたいのですが、
5ミリの乳癌が出来た時点で、他の部位への転移は考えられますか?
★又リンパに転移が無ければ
他の部位はないと考えてよいのでしょうか?
乳癌は、全身癌だという記事を見て…
5ミリの乳癌が出来た時点で、血液にのって他の臓器に転移していないか?
凄く心配です。
部分切除後は、放射線治療と
薬を10年飲む予定です。
薬を飲む事によって、全身に転移しないように飲む物なのでしょうか?
先生は大体ルミナールAか
ルミナールBと言っていましたが…
先生は、大体5ミリの乳癌なら部位切除で完治と
言われていますが、
乳癌が完治したら
転移は考えなくてよいのでしょうか?
是非、先生のご意見を伺いたいと思います。
ご回答の宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
ポイントを記載します。
1.(画像上)5mmであれば、遠隔転移の可能性はほぼ無いので「遠隔転移を確認するための余計な被爆を伴う検査(CT,骨シンチ、PET)は不要」
2.リンパ節転移と血行性転移は「全く」別経路
↑
結構、これを勘違いしている方は多いですね。
リンパ節転移があっても(無論)遠隔転移がなくてもおかしくないし、(逆に)リンパ節転移が無くても遠隔転移があることもあります。
リンパ節転移は「リンパ行性」転移であり、遠隔転院は「血行性」転移。全く別物です。
3.(画像での5mmではなく)実際の浸潤径が5mm以下なら抗癌剤の適応無し
4.ホルモン療法の適応はありますが、それは「実際の浸潤径も含めて術後に」決めましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/13
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