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ルミナル抗がん剤の必要性

[管理番号:12655]
性別:女性
年齢:48
病名:浸潤性乳管ガン
症状:ルミナルタイプ 片側乳管ガン 腫瘍径2.3cm 浸潤あり 核グレード1 ER70% PR80% HER2ほぼ陰性 DISH増幅なし ki67 23.8% リンパ転移の数3 リンパ管侵襲0 静脈侵襲0
投稿日:2025年04月18日

多くの情報を掲載いただき、勉強させていただいてます。

ルミナルタイプ 片側乳管ガン
閉経前です。
部分切除し、センチネルリンパは3個中2個転移 腋窩リンパは2個中1個転移ありで、ステージ2Bとの診断。

術後の説明で、センチネルリンパ転移数を踏まえると、腋窩リンパは全てはとらないものとの説明でしたが、他に転移しているリンパを残したのは化学療法前提だからでしょうか。
ルミナルはAとBの中間と考えればいいでしょうか。

リンパ転移ありなので、抗がん剤ACとTCを半年間計8回やり、その後放射線治療6週、ホルモン治療10年のこと。
抗がん剤は必要でしょうか。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術後の説明で、センチネルリンパ転移数を踏まえると、腋窩リンパは全てはとらないものとの説明でしたが、他に転移しているリンパを残したのは化学療法前提だからでしょうか。
⇒センチネルリンパ節転移陽性だったので追加郭清をしているようなので「他に転移しているリンパを残した」わけではないとは思います。
ただ、その「追加郭清が不十分」である可能性は否定できません。

ルミナルはAとBの中間と考えればいいでしょうか。
⇒質問者が「そう(自分がAとBの中間だと)」考えているのは、Ki67=23.8%が根拠でしょうか?
普通にOncotypeDXをして確認しましょう。

もしかすると「その主治医」は(時々いる)「閉経前はリンパ節転移ではOncotypeDXの適応がない、もしくは意味が無い」みたいな「どうしようもないな」医師かもしれませんが…
それは誤りです。
(閉経前後に関わらず)「リンパ節転移3個以内はOncotypeDXの適応」であり、その結果は十分信頼できるものなのです。(少なくともその医師の私見よりは信頼できます)

リンパ転移ありなので、抗がん剤ACとTCを半年間計8回やり、その後放射線治療6週、ホルモン治療10年のこと。
⇒あー。困ったものです。

抗がん剤は必要でしょうか。
⇒是非OncotypeDXしましょう。

オンコタイプDX

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(回答が公開されてから2週間後)
20025/5/12
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