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浸潤性小葉がん 全摘か温存か

[管理番号:11918]
性別:女性
年齢:51
病名:浸潤性小葉がん
症状:特になし
投稿日:2024年07月10日

お世話になります。
お忙しいところ恐縮ですが、以下ご意見をいただけますと幸いです。

5月の会社健診のエコーにて再検査となり、組織検査にて浸潤性小葉がんと判明しました。
その後CT,MRI、エコー検査にて、術前診断は以下のとおりです。
・浸潤性小葉がん 大きさ17㎜ リンパ節転移なし、
・核グレード1、KI-67 10% 、ルミナルHER2型
 
主治医は、浸潤性小葉性がんの散らばりやすい特性上、全摘を勧められましたが
セカンドオピニオンの医師には、「こんなに小さいのに全摘にする必要はないのでは」といわれました。
MRIにも他の所見は見当たらないので、ここだけとればよいとのこと。
また、二期再建の予定でしたが、「再建は大変だよ」とも言われて気持ちが揺らいでいます。

先生はどのようにお考えになりますか?
参考までに:
主治医(○○○○○○○○○○○○○)

よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

セカンドオピニオンの医師には、「こんなに小さいのに全摘にする必要はないのでは」といわれました。
MRIにも他の所見は見当たらないので、ここだけとればよい

⇒この意見に同意します。(MRIは、「そのため」にあるのです)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/7/29
***

  

質問者様から 【質問2】

抗がん剤治療について(3㎜オーバーでステージ2A)
性別:女性
年齢:51
病名:浸潤性小葉がん
症状:
投稿日:2024年10月01日

前回は、全摘か温存かについてご意見ありがとうございました。
いろいろと検討した結果、全摘し、昨日以下のような病理検査がでました。

・病期 T2 N0 M0 Stage2A
・浸潤性小葉がん 腫瘍の大きさ23㎜
・左乳房全摘
・リンパ節転移なし、リンパ管侵襲なし
・核異型度 1 Ki-67 20%
・ER 陽性40 PgR陽性5
・HER2 3+
・術前化学療法なし

腫瘍の大きさが23㎜で、20㎜を3㎜オーバーしているためステージが上がり、抗がん剤治療は以下とうかがいました。
●EC(3wk×4)→DTX+HER+PER(3wks×4)→HER+PER(14回)+AI(10年)

質問は以下です。
①3㎜オーバーをどうとらえるか。私はできればECは割愛したいと思っています。主治医もそれでもよいと思うとのこと。
 ECをしなかった場合、どの程度の再発リスクが上がるとお考えでしょうか?主治医は10%も影響ないとのことでした。
②EC以降の治療は、提案されたもので問題なさそうでしょうか。上記の治療を行えば、再発リスクはだいぶ低いと考えてよいでしょうか。
③ホルモン治療は5年と10年の違いはなんでしょうか。

以上、お忙しいところいろいろとお尋ねし、大変恐縮ですが、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

①3㎜オーバーをどうとらえるか。私はできればECは割愛したいと思っています。主治医もそれでもよいと思うとのこと。
⇒無論、リンパ節転移無ではanthracyclineは(私は)最初から提案しません。

 ECをしなかった場合、どの程度の再発リスクが上がるとお考えでしょうか?主治医は10%も影響ないとのことでした。
⇒殆どないでしょう。

②EC以降の治療は、提案されたもので問題なさそうでしょうか。
⇒docetaxelではなくTCを(私ならば)提案しあmす。

上記の治療を行えば、再発リスクはだいぶ低いと考えてよいでしょうか。
⇒無論、その通りです。
Anti-HER2 therapyは再発率を半分とします。

③ホルモン治療は5年と10年の違いはなんでしょうか。
⇒simpleに…

ホルモン療法が5年より10年継続の方が再発率を下げるという臨床試験があるからです。
いずれにしても5年後に(その後、継続するのか?)考えればいいだけの話です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/16
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