「悪性」葉状腫瘍の診断根拠で大事なことは「浸潤性増殖」です。
(参考)
葉状腫瘍の評価項目
Cellularity
Nuclear atypia
Nuclear pleomorphism
Number of mitotic figures
Stromal overgrowth
Stromal growth
上記各項目の評価を総合して、最終的には診断病理医の個人的印象でグレードが決まります。
その中でも特に重要なのは
Stromal growthであり、これが「invasive(浸潤性)」だと(良性ではなく)境界悪性以上となり、(その次に重要な)number of mitotic figuresとなります。
過去の症例からstromal growth invasiveで、number of mitotic figuresが9-10で「境界悪性葉状腫瘍」の診断となっている