Site Overlay

抗がん剤をするべきか

[管理番号:10772]
性別:女性
年齢:43歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年12月1日

9/(下旬)に全摘術を終えております。
閉経前です。

病理結果
pT1b、pN1mi(1/6)、Ly0、V0
ER:80%、PgR80%、HER2 score1、Ki-67:1-5%
浸潤径:9×8㎜まで多数、Nuclear grade.1、Histological grade:Ⅰ

リンパに微小転移があったため、オンコタイプDXを受けて
治療方針を決めようとなりました。

オンコタイプDXの結果は、
再発スコア7、9年遠隔再発率11%でした。

素直に抗がん剤無しとしたいところですが、迷っております。

RxPONDES試験によれば、リンパ節転移1-3の閉経前の場合、
RSが低リスクであっても、化学療法の上乗せ効果があるという
データがあると知りました。

そこで、私の場合はオンコタイプを受ける必要が
あったのか疑問になりました。
現状のオンコタイプDXの結果は、現時
点で閉経前か閉経後なのかという選別はせずにスコアを出していると

いうことになり(その理解で合ってますか) 、RSが低値であっても、
RxPONDER試験のデータを鑑みて抗がん剤治療を選択すべきでしょうか。
ホルモン療法単独にした場合と化学療法をプラスした場合とで再発リスクはどの程度変わるものでしょうか。

閉経前の人の化学療法上乗せは、抗がん剤での"閉経"が要因の可能性
があり、その点を踏まえてRSも低値のため、主治医からはホルモン剤+リュープリンを提案されております。
(抗がん剤無し)

オンコタイプの結果とRxPONDERデータ情報とで混乱して決められません。
術後丸2ヶ月が経過しているので判断を早くすべきと焦る気持ちでおります。
お手数ですがご回答頂けますと幸いです。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

RS=7であれば、当然「抗がん剤無」です。
そのためのOncotyepDXですよ?(無駄に悩むのはお勧めしません)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/12/9
***

質問者様から 【質問2】

混乱しております。(抗がん剤の追加)
性別:女性
年齢:44
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年1月8日

田澤先生、いつもありがとうございます。
こちらのQAが心の支えとなっており、先生の真摯な姿勢に感銘しております。

以前、先生にも背中を押して頂き、先月よりホルモン治療(タモキシフェン+リュープリン)を開始しております。

リンパ節に微小転移があったことでオンコタイプをし、低リスク(RS7)と出たため抗がん剤は無しと決めましたが、決めた際にセカンドオピニオンをした医師より昨日連絡がきまして、大変混乱しております。

その内容は、閉経前のリンパ微小転移患者の場合、RS低値であっても抗がん剤の上乗せが7.3%あるとのことです。
そのため他の医師にももう一度意見を聞いて治療を検討したらどうかということでした。

自分で調べたのですが、その医師はこのことを言ってるのかと思います。

SWOG S1007試験(RxPONDER試験)

pN1mi患者206人(内分泌化学療法群104人、内分泌療法のみ群102人)の5年IDFS率は、内分泌化学療法群が97.0%、内分泌療法のみ群が89.7%で7.3%の差があり、調整ハザー比が0.44だった。

①結局、RSや化学療法の上乗せ効果(私の場合、明らかな上乗せ効果はなし)は閉経前患者の私は参考にならないように思えてしまいますが誤りでしょうか。

閉経前患者であってもオンコタイプの結果(RS)は有効なのでしょうか。

②ホルモン治療を開始し、1ヶ月経過しましたが副作用がないので、
薬が効いているのか不安です(生理は1週間遅れできました)が大丈夫でしょうか。

お忙しい中恐れ入りますが、ご回答頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

私の回答は永遠に変更ありません。
抗癌剤は不要です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/1/19
***