Site Overlay

他に考えられる治療方針について

[管理番号:10592]
性別:女性
年齢:41
病名:両胸乳癌
症状:
投稿日:2022年9月14日

貴院ウェブサイトを拝見し、初めてお送りさせていただきます。

両胸にしこりがあり、乳腺専門のクリニックを受診、
針生検の結果どちらも悪性、トリプルネガティブとの診断、
且つ片方は基質産生癌とのことでした。

紹介状をもとに行った病院で様々な検査の結果、
基質産生癌のほうは腫瘍8cmほどで
すが目立ったリンパ節転移はなく、
もう一方の乳管がんのほうは4cm、
顔つきが悪く、縦隔リンパ節転移からステージ4、腋窩はもちろん、鎖骨上含み、転移は広がっています。
日々腕や脇の下のしこり、
痛みが広がっているのが自身で分かります。

現在は心臓まわりの超音波検査およびPDL1の発現有無の結果待ちとなっております。

今後の治療方針としては、
・パクリタキセル、アブラキサン
・ゲムシタビン、カルボプラチン
・ドキソルビシン、シクロフォスファミド

PDL1の発現が確認できれば
・22C3(CPS)>10→ペムブロリズマブ併用
・SP142(IC)>1アテゾリズマブ併用
との説明を担当医より受けました。

右も左も分からず、治療がスタートする前に他に何かお伺いできたらと思いお送りさせていただいております。

お忙しい中お手数おかけしますが、以上宜しくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

日々腕や脇の下のしこり、痛みが広がっている
⇒完全な勘違い!

明らかにホルモンの刺激症状です。(転移で、そんな症状は絶対におこりませんよ!!!)
★『今週のコラム 356回目 卵巣が不安定となる⇒(不安定な)ホルモンによる刺激症状』を「孔が開く程」熟読してください。

右も左も分からず、治療がスタートする前に他に何かお伺いできたらと思いお送りさせていただいております。
⇒縦隔リンパ節と鎖骨上リンパ節転移だけならば

私なら手術⇒(術後)縦隔及び鎖骨上リンパ節への照射⇒抗癌剤
★担当医とは全く異なる治療方針だとは思いますが、ご参考に。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/22
***