[管理番号:10109]
性別:女性
年齢:39
病名:乳がん
症状:胸のしこり
投稿日:2022年2月25日
39歳の妻についてです。
先日、乳がんの全摘手術をおこないました。
病理結果も出て、当初想定から大きく変わり動揺しています。
結果は以下になります。
ステージ2A
浸潤経12mm
ルミナルb
ホルモン強陽性
Her2陰性
ki67 35%
センチネルリンパ節転移あり1/3 2.5mm
脈管浸潤 軽度あり
静脈静脈 なし
グレード2
リンパ節転移は、残念ながら術後判明のため、郭清はしていない状況です。
この結果ながら、主治医からは郭清、抗がん剤ともにやるかどうかは微妙なライン、どちらもやらない選択肢もあると言われて、どうすればいいのか悩んでいます。
お手数ですが、以下についてご意見頂けますでしょうか。
1.この状況で、郭清、抗がん剤ともにやらない選択肢とはどういった背景で仰っていると想定されますか。
2.回答頂く先生でしたら、どのような治療方針をお話されますか。
3.オンコタイプDXが再開されるのを待つ選択肢はどう思いますか。
可能ならホルモン療法は開始した上で、オンコタイプDXが可能になってから検査結果を見て抗がん剤治療をするか決めたいですが、現在の病院では、ホルモン療法開始してしまってから抗がん剤治療に戻ることは出来ないと言われています。
もちろん可能なら、郭清、抗がん剤ともになしで、ホルモン療法のみを選択したいのが本音です。
先生としての方針もなく本当に悩んでいます。
ご回答お願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
1.この状況で、郭清、抗がん剤ともにやらない選択肢とはどういった背景で仰っていると想定されますか。
⇒2.5mmは「ほぼ」微小転移なので、「微小転移とみなして、郭清省略する(その替り、3か月に1回主治医が責任をもって腋窩のエコーを行う)」という選択肢があります。
2.回答頂く先生でしたら、どのような治療方針をお話されますか。
⇒リンパ節郭清については上記(無論、患者さん側から「強い希望あれば」郭清追加してあげるべきです)
Ki67=35%はグレーゾーンなのだから、(当院なら)当然「Oncotype無償提供プログラム」を推奨します。
★今週のコラム 327回目 Oncotype DX 無料提供!(期間限定)をご参照下さい。
3.オンコタイプDXが再開されるのを待つ選択肢はどう思いますか。
⇒待つ必要はなし、上記★参照