[管理番号:9391]
性別:女性
年齢:45歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年5月14日
告知後から、こちらのサイトで勉強させていただいております。
このようなサイトがあり、とても感謝しております。
オンコタイプDXの結果の解釈と10年目以降の予後について質問させていただければと存じます。
■術後病理検査の結果
ER=98%、PGR=99%、腫瘍径3cm、センチネルリンパ節に1mm転移あり、リンパ管侵襲=1、ki67=32%、グレード
2、腺管形成型、HER2=1+(陰性)
■オンコタイプDXの結果
RS=14、9年遠隔転移率=14%
上記の検査結果のため、術後の治療は化学療法は行わず、リュープリンとタモキシフェンで行うことになりました。
化学療法の上乗せ効果がないとのことなので、化学療法をやらないことは納得しておりますが、術前はki67=10でルミナールA、ステージ1と言われていたため、ステージ2bで化学療法をしないことや、オンコタイプDXの9年遠隔転移率をどう解釈すればよいのか(10年目以降はどうなるのか)、戸惑いと不安があります。
【質問1】
RS=14ということは、ルミナールAであるという理解でよいでしょうか?
【質問2】
オンコタイプDXでは9年以内の遠隔転移率が出ますが、10年目以降は、化学療法をやったほうがリスクが下がる可能性はあるのでしょうか?
海外の予測サイトpredict(breast.predict.nhs.uk)に病理検査の結果を入力したところ、5年、10年、15年になるにしたがって化学療法を追加したほうが生存率が上がりました。
上記サイトは遺伝子情報などを考慮していない簡易的な予測だとは思うのですが、ルミナールタイプは10年目以降も再発転移の可能性があるとのことなので、。
主治医の先生のお話やオンコタイプDXの結果では、10年目以降のことが出てこないので、もしかしたら10年という期間でしか治療を決めていないのではと不安に思っています(そんなことはないと思うのですが)。
お忙しいところこのような質問をしてしまい恐縮ですが、もしよろしければご意見をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「【質問1】
RS=14ということは、ルミナールAであるという理解でよいでしょうか?」
⇒その解釈で正しいです。
「【質問2】
オンコタイプDXでは9年以内の遠隔転移率が出ますが、10年目以降は、化学療法を
やったほうがリスクが下がる可能性はあるのでしょうか?」
⇒ありません。
考えすぎるのは止めましょう。