[管理番号:9275]
性別:女性
年齢:43歳
病名:石灰化
症状:なし
投稿日:2021年3月26日
昨年8月健康診断で石灰化の為、近くのブラストクリニック受診半年後経過観察となり、今年2月マンモグラフィーとエコーをし、石灰化が濃くなってるとの事で、○○病院を紹介され、マンモトーム生検をしました。
結果から言うと、病理検査の結果FEAと診断がでたが、マンモトーム生検で石灰化は取れているので、6ヶ月後経過観察となりました。
その後こちらの質問で同じような方のQ &Aをできる限りくまない見させてもらった所、不安を感じご質問させて頂きます。
先生はFEAの場合迷いなく外科的生検に踏み切るとおっしゃていたと思うのですが、私の様に石灰化が取り切れていると(どれだけのマージンをとってもらえたかはわからない)言われた場合、経過観察でも大丈夫でしょうか?
もし経過観察で大丈夫だとしたら、6ヶ月は妥当な期間ですか?
逆に経過観察は先生からみて違うと言う判断の場合、今後考えられる処置としてはどのような事があるでしょうか?
ちなみに、病理検査の結果を書面で頂けるか聞いた所、カルテ開示などとても面倒な手続きになるとの事で、口頭でFEAと伝えられました。
異型の度合いを聞いた所、病理の先生からは異型度は低いとは聞いてますとの事でした。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「私の様に石灰化が取り切れていると(どれだけのマージンをとってもらえたかはわからない)言われた場合、経過観察でも大丈夫でしょうか?」
⇒大きな勘違いをされているようです。
質問者は「石灰化は取りきれている」かもしれませんが、「病変は石灰化の範囲に留まるという証拠は全くない」ことを理解する必要があります。
★つまり病変が取りきれている保証は(当然ながら)ありません。
一番安全な方法は(ST-MMTした部位の)周りを外科的生検することです。
ただし、経過観察を選択しても構わない(ADHとは異なり経過観察でも十分許容範囲)