[管理番号:8835]
トリプルネガティブ
性別:女性
年齢:46歳
病名:
症状:
投稿日:2020年8月25日
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質問者様の別の質問
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管理番号:7123「トリプルネガティブ」
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おはようございます。
先週、術後病理結果が出ると思ったのですがまだ、出てい無かったので次の診察日になりました。
右側ばかり気にして左側の記載もれがありすみません。
2018年9月
左側、術後、非浸性乳管がん7cmの中に浸潤4㎜HER2+3ki―67:20%
全摘同時再建
担当医からは5㎜以下なので抗がん剤無しになりましたが抗がん剤はしなくても良かったのか。
田澤先生ならどう思われますか?
担当医から両側、今回の右側が術後浸潤してる場合があるかもしれないからと遺伝子検査を勧められ、その後治療方法を決めましょうと言われ、付き添った主人も遺伝子検査をしてから、抗がん剤の有無を考えたらと、
前回の田澤先生のお返事で前回術後抗がん剤をしていないので当然ありとの事でそうしょうと思っのですが、結果がまだで不安
もし、トリプルネガティブ浸潤(5㎜以上)があった場合は抗がん剤を受けようと思います。
抗がん剤は3×3、6ヶ月でしょうか?
その後無治療なのでしょうか?
前回術後抗がん剤をしていないでの今回なので余計に再発、転移が心配と不安
次回、担当医受診時に結果が分かると思いますが、遺伝子検査をしてからと言われたりしたらと思うと、どうしていいか。
同時再建(エキスパンダ―)が入っている色々、考えるとまとまらない。
乱文、分かりにくいなどあると思いますがよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
物事はシンプルに。
「遺伝子検査を勧められ」
⇒全くナンセンス!
「何のために」という視点が著しく欠けています。
頭を整理してください。
遺伝子検査(BRACAnalysis)の目的は
1.(対側の)予防的切除を検討する場合★
2.(再発として)anthracycline 及び taxane既治療で「次の一手」としてolaparibを検討する場合となります。★★
★ (再発以外での)BRACAnalysisの適応は「対側の予防的切除を希望する場合」となります。
★★ 温存乳房内再発は(遠隔転移再発ではありませんが)、強引に再発乳癌と捉えたとしてもolaparib(リムパーゼ)の適応はanthracycline及びtaxane既治療に限定されている。
お解りでしょうか?
質問者は「両側全摘している」のだから★の意味もなく、「抗がん剤
(anthracycline及びtaxane)もしていない」のだから★★の適応もありません。
「もし、トリプルネガティブ浸潤(5㎜以上)があった場合は抗がん剤を受けようと思います。」
⇒anthracycline(3M)+taxane(3M)です。
物事はシンプルに考えましょう。(右の病理結果が出てから考えましょう)