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アポクリン化生の癌とホルモン療法について

[管理番号:7678]
性別:女性
年齢:57歳
病名:乳がん
症状:

2017年11月、左胸にしこりと痛みを感じて病院を受診。

12月上旬の検査にて、乳がん発覚
2018年に左胸温存手術
・病理検査
 腫瘍の大きさ2.2cmでステージⅡa、リンパ郭清なし。

 がん細胞の8割程度にアポクリン化生あり。

 HER2(1+)陰性、ER10%、Pgr5%、Mib21.7%、Grade3
・2月~抗がん剤TC療法開始(計4回)
・5~6月:放射線治療25回実施
・骨密度検査 腰椎若年成人87%、大腿骨69%
・6月~:ホルモン剤療法(アロマシン)治療開始
     7月~メニエル病にかかり休薬
・11月にホルモン剤療法(アロマシン)再開
     副作用(関節痛、ホットフラッシュ、不眠)があり薬を変更
・12月~:アロマターゼ阻害剤(ノルバテックス錠)を服用
     副作用(子宮痛、ホットフラッシュ、不正出血など)
         子宮痛みが激しく痛み止めを数ヶ月服用したが今年
         の4月から休薬
  
質問1 私のサブタイプは何でしょうか?
     (アポクリン癌,ルミナルA,ルミナルB)
質問2 ホルモン療法についてですが、担当医がホルモン受容体が
    あまり高くないので、ホルモン剤を服用した方が良いが、
    耐えられないほどの副作用があるなら、中止しても良いと
    言われました。

   (今、中止したことにとても不安を感じています。)
    このままでいいのでしょうか?

 先生もお忙しいと思いますが、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「質問1 私のサブタイプは何でしょうか?」
⇒ルミナールタイプです。
 Ki67=21.7%なのでグレーゾーンです(AなのかBなのか不明)

「耐えられないほどの副作用があるなら、中止しても良いと言われました。」
「このままでいいのでしょうか?」

⇒当然です。

 あくまでも術後補助療法は「生活の質を確保したうえでの治療」と捉えてください。