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ルミナールAなのか

[管理番号:7606]
性別:女性
年齢:46歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:術後

初めて質問させていただきます。

温存可能でしたが希望し、6月中旬に左胸全摘手術を受けました。

術後病理結果です。

ER  100%
PgR  ほぼ100%
HER2 1+
センチネルリンパ節生検 転移なし
組織学的浸潤径 7㎜
その他、術前検査では見えなかった小さな乳管内癌が複数あり
T1N0M0 Stage1

上記の結果からルミナールAと診断 ノルバディックスをとりあえず5年間といわれています。

が、Ki67値を教えてもらっていませんでした。

ER・PgR・HER2・Ki67でタイプを分ける。

Ki67値はあくまで目安、正確な判断はオンコタイプDXと頭の中にはあったものの、聞き忘れてしまいました。

次回診察時(8月初め)に聞こうと思いますが、
・上記の結果だけではルミナールAとは判断出来ない。
であっていますか。

・Ki67値がわからなかった場合、検査をお願いするつもりですが、通常、術後時間がたった場合でも検査できるものでしょうか。

・Ki67値が曖昧だった場合などオンコタイプDXも考えていますが、どこの病院でも出来るわけではないと過去のQ&Aで読んだ気がします。
治療していただいてる病院がやっていない場合、オンコタイプDXはあきらめるしかないでしょうか。

・オンコタイプDXをお願いできて結果が出るまでの間、処方されたノルバディックスは飲んで構わないのでしょうか。

不安をなくして安心して治療に臨みたいと思っています。

よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「・上記の結果だけではルミナールAとは判断出来ない。であっていますか。」
⇒その通りです。

「・Ki67値がわからなかった場合、検査をお願いするつもりですが、通常、術後時間がたった場合でも検査できるものでしょうか。」
⇒全く問題ありません。(ただしOncotypeDXを考えているなら、Ki67を測定する意義は全くありません)

「治療していただいてる病院がやっていない場合、オンコタイプDXはあきらめるしかないでしょうか。」
⇒過去に少なくとも2回は、他院で手術した方のOncotypeDXのオーダーをしています。

 主治医から依頼があれば、手術標本の一部を提供してもらい検査だけでも可能です。

「・オンコタイプDXをお願いできて結果が出るまでの間、処方されたノルバディックスは飲んで構わないのでしょうか。」
⇒是非『今週のコラム 167回目 「絵に描いた餅」ではなく、実際に多数の臨床試験で一貫した結果が証明されていることです。』をご一読ください。

  (以下、抜粋)
 『「何もしない」ではありませんよ!

今日、さっそくtamoxifen処方します。明日から飲み始めてください。

 
 


 

質問者様から 【結果2 】

結果
性別:女性
年齢:46歳
病名:浸潤性乳管癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

お世話になります。以前、こちらで質問させていただきました。
即日、田澤先生より回答をいただき大変ありがたかったです。ありがとうございました。

その後の結果です。
Ki67値が不明で、オンコタイプDXが出来ない時の為に、
他でオンコタイプDXの検査のみ可能な施設を探してから次の診察に臨みましたが、
治療していただいている病院では出来ませんでした。オンコタイプDXの検査のみ他施設でした場合でも、今後の治療が混合診療扱いになるとのことのでした。

Ki67値は調べていただき10~15%ということで、現在はタモキシフェンのみ服用しています。

<Q&A結果>