[管理番号:7436]
性別:女性
年齢:56歳
病名:左浸潤性乳管癌
症状:
はじめまして。
3月に左浸潤性乳管癌を告知され、5月に温存手術を受けました。
このサイトに訪れる皆様と同様に、告知後にこの聖地にたどり着きました。
田澤先生 よろしくお願いいたします。
術後の結果は簡単ですが以下の通りです。
浸潤径 : 14×10 (mm)
センチネルリンパ節生検 : 0/3
異型度 : グレード2
ki67 : 5~6%
ホルモン受容体 : 共に 90%
HER2受容体 : 陰性
脈管侵襲 : なし
術前のki67は30~40%であったため、術後で30%以上であればこちらで学習したように
オンコタイプをするつもりでした。
結果、5~6%であったので、オンコタイプはしない旨を主治医に伝えると、
”術前のグレード1が2になって、ki67が5~6というのは考えにくい。オンコタイプをしたほうがいい。”
と言います。
田澤先生が常に教えてくださるように、グレードはルミナールAとBの分類に関係ありませんよねと聞きました。
主治医は ” ki67は染色状態で変わるので正確ではない。”と言います。
オンコタイプをすべき、(主治医)いいです。
(私)の問答の後、一週間後の受診日までに考えてきてくださいと言われて帰宅しました。
その後 Q&Aを確認させていただきました。
管理番号5767の質問者様のグレード3とki67=18%の例では納得したのですが。
一方で、管理番号3055の質問者様の、グレード1とki67=70%では田澤先生が病理のセカンドオピニオンをおすすめされていました。
やはり、先生にとって、これは疑わしいというラインがあるのだと理解しました。
そこで質問させていただきたいのですが、
① 上記の私のデーターは主治医が言うように不自然でしょうか。
② 田澤先生はオンコタイプをおすすめされますでしょうか。
グレードの内訳が判らないのですが、(聞くべきでした。申し訳ありません。)
何卒よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「① 上記の私のデーターは主治医が言うように不自然でしょうか。」
→術前の値との乖離が不自然に感じます。
主治医のいう「ki67は染色状態で変わるので正確ではない」というのも一理あります。
「② 田澤先生はオンコタイプをおすすめされますでしょうか。」
→Ki67はそもそも目安にすぎないのでOncotypeDXで確認するのにこしたことはありません。
このケースでは「もしかして…」という要素がある(上記)以上、確認すると安心です。)