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ホルモン治療について

[管理番号:7273]
性別:女性
年齢:36歳
病名:
症状:乳がん

(手術日) 2018年12月(下旬)日
(術式 ) 左乳房切除術(再建なし)
センチネルリンパ節生検(陰性)
腋窩リンパ節郭清なし

(病理検査結果)
(組織)  浸潤がん
(浸潤がん大きさ )3mm
(核グレード)1
(脈管侵襲)なし
(リンパ節転移)なし
(切除断面)陰性
(病期)1
(ホルモン受容体)あり ER+  PgR+
(HER2タンパクの発現)陽性3
(ki67発現)低い
(サブタイプ)LUMINAL B (HER2あり)
(術前治療)なし

以上の結果より、今年1月~タモキシフェン単独治療10年が始まりました。

しかし、睡眠障害、肩こり、耳鳴り、排卵痛、生理痛、むくみ、体重増加、精神不安などの副作用に悩まされ今後10年も治療することができるか不安です。
できるならホルモン治療を辞めたいと思っています。
しかし、再発リスクが上がると思うと八方塞がりです。

田澤先生でしたら、私のタイプは、ホルモン治療必須とお考えになりますでしょうか?
どうかアドバイス頂きたく、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「田澤先生でしたら、私のタイプは、ホルモン治療必須とお考えになりますでしょうか?」
→(私なら)浸潤径3mmでは(5mm以下なら)、「そもそも」最初から無治療とします。

 ★(少なくとも)有害事象を我慢してまで行うべきではありません。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

ホルモン治療について
性別:女性
年齢:36歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生、先日はご回答ありがとうございました。
 

その後、丁度、主治医の診察があったためホルモン治療(タモキシフェン単独)を辞めたいと相談しました。

そもそも、主治医も一番最初の治療方針決める際に、「私の場合だと無治療という先生もいるくらい。」と言っていたのに、
「もう薬飲むと決めたじゃん、最後まで逃げちゃだめ戦わないと、何でも薬のせいにしすぎ、副作用気にしすぎ、薬飲んでたら安心という気持ちの為飲む。80才でも薬飲んでるのに、君は36才じゃないか。精神科に行くってのもある。」

と、全くとりあってもらえず話聞いてもらえませんでした。
私がおかしいという感じになりました。

こういう場合は、セカンドオピニオン受けて他の先生に聞いてみるのが一番いいのかな?それで、転院したらいいのかな?と思いました。
(本当は、経験豊富な田澤先生のところに転院したいですが地方のため行けません…)

また、教えて頂きたいのですが、私のような患者さんで、田澤先生の経験上、無治療で再発、遠隔転移した方はいますか?

無治療とホルモン治療した際の再発率の差はどのくらいありますか?

大変不安になってしまいました。
どうか、
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「私のような患者さんで、田澤先生の経験上、無治療で再発、遠隔転移した方はいますか?」
→「浸潤径3mm」で?

 (再発した人は)記憶にありません。

「無治療とホルモン治療した際の再発率の差はどのくらいありますか?」
→上記回答から、自ずと導けますね?

 「差」など、存在しません。

 
 

 

質問者様から 【質問3 ホルモン治療について】

性別:女性
年齢:36歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生

先日は、ご回答頂きありがとうございました。

田澤先生のご回答に勇気をもらい、先週、病院に薬の中止の相談に行ってきました。

私の場合、100人中の97人は再発しない。

2人は、薬のんでも再発する。

1人は、薬で助かる。

と、説明をうけました。

その上で、自分で決めていいとのこと。

私は、無治療に決めました。
(10年も薬のんでわずか1人…と思ってしまいました。)

このまま無治療で、3ヶ月に一回の血液検査と半年に一度の乳腺エコー、レントゲン、一年に一回のマンモグラフィー、10年間経過観察となりました。

無治療になり、喜びはあるものの、どうしても再発の恐怖だけは感じてしまいます。

田澤先生、上記の内容で問題ないでしょうか?
私は、検診だけで再発の心配せず暮らしていけばよいのでしょうか?
 
どうしても心配です。
田澤先生、どうかよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
質問になっていないようですが…

ただ1点
ホルモン療法をすると再発率が1/3になるという言い方をしているようですが、それは「盛りすぎ」でしょう。
普通に考えて10%再発率を下げると考えれば…
97人は無治療で再発しないとなると再発率は3%となりますが、(ホルモン療法を行うことにより再発率が10%下がると)再発率は2.7%となる
 
これを実数とするには
ホルモン療法で効果があるのは、(100人のうち1人ではなく)「333人のうち1人」と言う方が正しいと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

ホルモン治療について
性別:女性
年齢:36
病名:
症状:

田澤先生のQ&Aを毎日見て勇気をもらっています。
ありがとうございます。

今日のQ&Aで、管理番号:7462 「治療方針について」の方が、浸潤2mmでほぼ根治、再発率ほぼゼロ、というのを見て、私は3mmなのですが、2mmと3mmでは、やはり違うものでしょうか?

3mmは、微小浸潤癌ではなく、普通の浸潤癌となりますか?

私は、主治医に再発率3%と言われましたが、田澤先生の見解ですと、3mmの無治療再発率は、何%くらいでしょうか?

主治医に、度々、「もし、再発したら自己責任…」みたいな話をよくされるので診察受ける度落ち込むし悩んでしまいます。

度々の質問、申し訳ありません。
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

何か、同じ質問のようですが…(今回は回答しますが、「主治医がこう言ったから…」などに対して、私が一度回答したことを変更することはありません。)

「浸潤2mmでほぼ根治、再発率ほぼゼロ、というのを見て、私は3mmなのですが、2mmと3mmでは、やはり違うものでしょうか?」
→→「浸潤径3mm」で?

 (再発した人は)記憶にありません。(回答2のコピペ)

「3mmは、微小浸潤癌ではなく、普通の浸潤癌となりますか?」
→それは、その通り「微小浸潤癌は1mm以下」です。

「私は、主治医に再発率3%と言われましたが、田澤先生の見解ですと、3mmの無治療再発率は、何%くらいでしょうか?」
→(再発した人は)記憶にありません。(回答2のコピペ)

 再発した人がいないのだから、それは0%ですよ?(同じ質問は、「これっきり、これっきり、もう」控えましょう)
 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問5 】

再発について
性別:女性
年齢:38
病名:乳がん
症状:
投稿日:2021年6月15日

田澤先生のおかげで術後2年半、すっかり乳がんの事を忘れて暮らす事ができました。
ありがとうございます。

先日、2年半検診に行った所、「3年の定期検診はCT(全身造影)とマンモグラフィ」と主治医に言われました。

しかし田澤先生がCTは被爆と言われてたことを思いだして、CTやる理由を尋ねると、
「私の乳がんは、3年と5年が再発しやすい、若くして罹患したから再発しやすい(36歳)、ホルモン薬飲んでないから再発しやすい、再発したら治す事は不可能」と言われ、急にものすごく怖くなってしまいました。

今まで再発の心配していなかったのに、急に再発の恐れを話され毎日不安になるようになってしまいました。

それで、主治医より田澤先生に伺いたいと思い、質問させて頂きたいのですが、上記のような再発リスクは田澤先生もお考えでしょうか?

また、CTは断り、エコー検査、マンモグラフィ、レントゲン、腹部エコーにしてもらいました。

どうかよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは田澤です。

「それで、主治医より田澤先生に伺いたいと思い、質問させて頂きたいのですが、上記のような再発リスクは田澤先生もお考えでしょうか?」
⇒「若い」というのが特別なリスクとは思いません。(昔と違って、30歳代は「普通」ですよ!)