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細胞診後の血性分泌について

[管理番号:7271]
性別:女性
年齢:31歳
病名:
症状:両胸の乳頭分泌(多孔性)と石灰化を伴うしこりについて

お忙しい中、大変申し訳ありませんが御回答のほど宜しくお願い致します。

セルフチェックにてしこりを確認し、8年ほど前から、乳腺外科に通っております。

私が覚えている限りの経過です。

■2011年3月 超音波エコーとマンモ
→4つのうち1つ石灰化のものあり
すべて1センチ以下。
画像から線維腺腫と診断。

■2011年~2014年は出産・授乳の為、受診できず。

■2014年 超音波エコーとマンモ
→しこりは3つに減っており、大きさも大きくはなってはいるがすべて1センチ以下
ということと、画像的に石灰化(3つほどの比較的きれいな丸がぽつぽつ)がみられるしこりも良性だといわれ経過観察。

■2015年 超音波エコーのみ
変わらず、経過観察。

■2016年~2017年は出産・授乳の為、受診できず。

■2017年 超音波エコーのみ
ここで初めてもう1年か2年後でいいということで経過観察。

■2018年8月 超音波エコーのみ
今まであったものと同じものなのかわからないですが、右と左にそれぞれ一つずつのしこりあり。
左6.1mmと右6.0mm。

半年後の経過観察に戻りました。

■2019年2月 超音波エコーのみ
左6.3mm右6.1mmと半年で大きさはさほど変わってないが、のう胞か乳頭腫かもしれないということで右の石灰化がみられる?しこりの方を細胞診しました。

左のしこりは右と似ているからまあ検査しなくてもいいとのことでした。

※実は断乳後、3年経つ今でも両胸の乳頭をつまむと多孔性ですが、母乳のようなものがでています。

細胞診の結果は良性でした。

が、細胞診後より検査した方の胸の乳頭よりつまむと血性分泌がでるようになりました。

検査後1週間は、どす黒いもので驚きましたが、徐々に薄くなり1か月経った今では茶褐色になり白い分泌と混ざってでてきます。
でも、つまむと絶対でます。

ほかのところからも相変わらず母乳のようなものがでており、混乱しております。

先生に聞いたところ、そりゃ針を指したんだから血ぐらい出るでしょといわれましたが、
さすがに1ヶ月続くと心配です。

※今月、血症プロラクチンの血液検査では
数値29で正常でした。

量もそう変わらず、このまま止まる様子がありません。
どす黒い色から
茶褐色にはなりましたが…

半年後の受診でよいか悩んでおります。
セカンド・オピニオンも考えております。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まずは、「お知らせ」の「マンモトーム(や、その他の針生検)後に、血性分泌で心配な方は(QandAする前に)是非お読みください。
をご一読ください。

ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

血性分泌について
性別:女性
年齢:31歳
病名:
症状:胸のしこり、副乳、血性分泌

お忙しい中、大変申し訳ありませんが御回答のほど宜しくお願い致します。

針生検後の血性分泌について
全ての関連質問を読ませていただきました。

そこで以下の4点について教えて下さい。

皆さん、マントモーム生検による
血性分泌ということですが
私の場合は皆さんと違い、麻酔なしの細胞診後による血性分泌です。

細胞診後、2ヶ月経ちますが
まだ乳頭をつまむと茶色の分泌がでています。

どす黒い色から茶褐色になり、今は茶色というよりはクリーム色に薄い茶色が混ざったような色にはなりました。

あと少し前までは、胸がズキズキと疼痛ときがありましたがやっと良くなりました。

①田澤先生のお話を読むと
少なくとも1ヶ月で止まると書いてありますが、2ヶ月たった今でも止まる様子がなく、
落ち込んでいます。

ましてや、マントモーム生検よりも負担が少ないはずの細胞診での血性分泌がこんなに長く続くことはあるのでしょうか?細胞診したしこりですが、石灰化みられるしこりを検査したと先生に言われたのですが血性分泌となにか関係がありますか?

②断乳後、3年経つ今でも両胸の乳頭をつまむと多孔性ですが、母乳のようなものがでています。
(右は2つ、左は1つか2つ)
※血症プロラクチンの血液検査では
数値29で正常でした。

→不正出血にて婦人科にかかった際に
数値が異常ということで分泌液をとめるためカバサールを処方されています。

(飲み始めて1ヶ月が経ちますが、ほんの気持ち少し分泌液が減ったかな?と思う程度でほとんど変わりはありません)
このまましっかり分泌液が止まるまで薬を継続した方がいいのでしょうか?

③1年前に、細胞診した右胸の脇真ん中あたりに副乳(超音波エコーで診断されました)が
みつかり、生理前に痛みがあったり最近大きくなった気がするのですが、さらに精密検査は必要ですか?

④左胸のしこりも細胞診などの検査は必要と判断しますか?
乳腺外科の先生は6mmだし、今回細胞診した右胸のしこりと超音波エコーの見え方は似ているので、まあいいでしょうということでした。

乱文で申し訳ありませんが
今までの経過をもう一度読んでいただき
田澤先生でしから、今後どのように経過観察していきますか?

再受診、セカンド・オピニオンがすぐにでも必要なものかどうかが混乱しております。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

申し訳ありませんが…
前回と内容に変わりはないようです。

(おそらく、その主治医の責任なのでしょうが)物事が整理されず、「複数のことが雑然としている」ために、質問者が「色々な事柄を悪く、関連付けて」無駄に心配していることを悲しく思います。

〇私が文面から解釈すれば、至極シンプルな解釈となります。(ご参考に)
1.(断乳後3年経ちますが)ホルモン分泌が不安定なため「乳汁分泌が継続」している→至極当然なこと(悩む必要なし)
2.このホルモン分泌が不安定であることは「不正出血で婦人科にかかった」ことからも明らか。(ホルモン分泌が不安定であることは、あくまでも出産授乳が理由であり、「そこ」を心配する理由が全くない)
3.細胞診で良性なのだから、それ以上(それを)心配する必要がない。
4.(細胞診にしろ、マンモトームにしろ)その後で出血しているのだから、乳管内病変が(他にあって)そこから出血が『超偶然にも』たまたま同時に始まったと考える必要はない。(血性分泌ではありません)

 
 

 

質問者様から 【質問3 血性分泌について】

性別:女性
年齢:31歳
病名:
症状:胸のしこり、乳頭分泌、乳房痛

田澤先生には大変感謝しております。

解りやすく御丁寧にお返事いただき
有難うございます。

お忙しい中、大変申し訳ありませんが
最後にもう一度だけ御回答のほど宜しくお願い致します。

①右胸を細胞診して3ヶ月半が経ちますが、まだ茶色(コーヒーみたいな色)の分泌液はでております。
そして、カバサール飲用のせい?なのかサラサラとした分泌液ではなく粘っ
こいものになりました。

→田澤先生が言うとおり、もうこのまま何も心配せず他っておけば止まるのでしょうか?

②反対の左胸からも茶色?黄白色(黄クリーム色)?っぽい分泌液がでるようになりました。
こちらも粘っこいです。

記憶が正しければこちらは今までは白か透明でした。

実は、左胸に関しても去年に右胸同様6mmの嚢胞?みたいなしこりがみつかり、経過
観察となっております。
こちらはまだ細胞診していないです。

→左胸は細胞診していないため、がんの可能性が出てくるのでしょうか?
ちなみにどちらの胸も多孔性で、他の乳腺からは透明のものや透明黄色なものがでています。

③時々、ズキズキと胸が痛みます。

原因は何なのでしょうか?

両胸共に前よりは強くしぼらないと分泌液はでなくなりましたが、分泌液の色が心配です。

あと、関係があるかわかりませんが
慢性蕁麻疹で薬を飲んでいます。

御回答のほど、
宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「田澤先生が言うとおり、もうこのまま何も心配せず他っておけば止まるのでしょうか?」
→これは「私に」聞く内容ではないのでは?(〇〇が言うように…みたいな質問は他の医師に「あの先生はこう言っていますが…」的に質問する場合だと解釈します)

 (偶然など度外視したとして)「単孔性で継続(絞れば必ず出る)」ならば乳管造影してもいいとは思いますが、「ちなみにどちらの胸も多孔性」とあるので適応外なのです。

「②反対の左胸からも茶色?黄白色(黄クリーム色)?っぽい分泌液」
→この色の分泌液は1000%乳管内病変とは無関係

「左胸は細胞診していないため、がんの可能性が出てくるのでしょうか?」
→癌を疑う所見とは(メール内容からは)全く想像できません。

「時々、ズキズキと胸が痛みます。」
「原因は何なのでしょうか?」

→ホルモン分泌が不安定だからです。
 それ以外の原因など到底考えられません。「今週のコラム 111回目 大事なことは、これら①~④の病気など世の中には無いのです。それは(我々医師には)自明なことなのです。」をご参考に。

「両胸共に前よりは強くしぼらないと分泌液はでなくなりましたが、分泌液の色が心配」
→両側多孔性で心配する必要は全くありません。

 ★この回答が受け入れられないのであれば、再度このQandAで効かれても(同じ回答をするだけなので)無意味だと思います。