[管理番号:7221]
性別:女性
年齢:33歳
病名:
症状:
田澤先生はじめまして。
2018年10月~11月頃左胸にしこりのようなものを見つけましたが、ちょうど丸一日授乳できない日がありその影響と思い放置。
2019年2月27日に受診、マンモ、エコー、針生検を行い現在結果待ちなのですが、ほぼ間違いなく乳がんだろうと診断されております。
大きさは3~5cm程度と思われます。
転移等は現段階では不明です。
この後、PET検査、MRIと進んでいくそうなんですが、
現在9ヶ月の子(2018年5月(中旬)日出産)を授乳中のため、
断乳してから数ヶ月待たないとPET検査は出来ない旨を言われ受診日より断乳中です。
この待ち時間は仕方ないのでしょうか?
先生のQ&Aを拝見していて、乳がんは進行が早い、手術は1ヶ月以内が望ましいとあり、私自身全摘出と早急な手術を希望しているので、このタイムロスに甚だ疑問を感じるのですが…。
田澤先生でしたらどのようなアプローチをお考えでしょうか?
ちなみに田澤先生に手術をして頂き地元でその後治療することは可能でしょうか?
また、「母乳マッサージをするとがん細胞が皮膚全体に飛び散り、遠隔転移してしまう」ということを○○○クリニックの先生がおっしゃっておられたのですが(小林麻央さんの件で)、私は産前産後に何度も母乳マッサージを受けていたのでとても不安で今現在触ることすら怖いです。
どの程度の衝撃まで影響するのでしょうか?
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「私自身全摘出と早急な手術を希望しているので、このタイムロスに甚だ疑問」
→その通り。
全摘ならば(乳腺内の拡がり診断目的である)MRIを撮影する意義がありません。
PETはそもそも不要です。
「田澤先生でしたらどのようなアプローチをお考えでしょうか?」
→普通に・
手術をして、(術後の病理結果に応じた)術後療法を選択します。
「ちなみに田澤先生に手術をして頂き地元でその後治療することは可能でしょうか?」
→可能です。
『今週のコラム 160回目 『術後、何回受診が必要なの?』『放射線や化学療法は地元でもできるの?』』ご参照のこと