[管理番号:6980]
性別:女性
年齢:67歳
病名:
症状:乳がん 骨転移 腫瘍マーカー上昇
はじめまして母の抗がん剤についてお伺いします。
4日前からハラヴェンを点滴にて投与することになりました。
4年近く、ずっとゼローダを使用してましたがCEA →14.5やca-15-3→103が穏やかに上昇したためゼローダに限界がきてるかもしれないと。
ハラヴェンを始めて4日目なんですがこれと言った副作用がありません。
これからあるものなのでしょうか?
このまま副作用がなければ効果がないという事でしょうか?
また、骨転移していますが
2つの腫瘍マーカーは下がる人は田澤先生が知る限りいましたか?
教えていただけると助かります。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「このまま副作用がなければ効果がないという事でしょうか?」
→無関係。
そもそも「eriblinは効果と副作用のバランスが(カペシタビンよりは1000倍位)いい薬剤」です。『今週のコラム 138回目 効果と副作用のバランスがとれた抗がん剤で「いい状態を維持」するやり方があることを知ってもらいたいのです。』ご参照のこと
「また、骨転移していますが2つの腫瘍マーカーは下がる人は田澤先生が知る限りいましたか?」
→???
衝撃的な質問と言えます。
「骨転移していると腫瘍マーカーが下がらないと思っている」のですか??(抗がん剤は効けば、マーカーが下がるのは当たり前です)
★最初から(カペシタビンなどではなく)きちんとした抗がん剤(eriblinや
bevacizumab )をつかっていたら、正常まで下がった公算は十分にあります。(あとは、「そのいい状態」をどれだけ維持できるのか?ということなのです)