[管理番号:6808]
性別:女性
年齢:48才
病名:乳がん
症状:単発胸骨転移増大
治療経過
2012年 10月 初診
右側乳がん
腋下リンパ節、縦隔リンパ節 転移
術前抗がん剤治療
FEC+パクリタクセル(各4クール)
2013年4月
温存手術
2013年7~8月
放射線治療
2013年9月~2017年7月
ホルモン治療
ゾラデックス+タモキシフェン
2017年8月
単発胸骨転移
タモキシフェンを高容量トレミフェンに変更
11月
転移巣微量増大あり。
他部位に転移なきことからホルモン治療継続。
ゾラデックスで閉経状態を維持し、トレミフェンをレトロゾールに変更。
2018年9月
さらに転移巣増大。
放射線治療の予定。
臨床所見
右乳がん
浸潤性乳管癌(硬癌)
腋窩リンパ節転移あり
ER:+100%
PGR:+100%
HER2:陰性
MIB-1:30%
トモセラピーでの放射線治療を検討しています。
今の状態で先生がお考えになる治療方法を教えてください。
特に放射線治療で効果的な方法が知りたいです。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
申し訳ありませんが…
その主治医と私では根本的に考え方が異なります。『今週のコラム 138回目 効果と副作用のバランスがとれた抗がん剤で「いい状態を維持」するやり方があることを知ってもらいたいのです。』をご参照のこと
私には「ホルモン療法でダラダラ(悪くならない程度に維持)」という考え方はありません。
(私なら)まず「抗がん剤」を使って「可能な限りいい状態」としてから、(その状態を)ホルモン療法で維持。