[管理番号:5740]
性別:女性
年齢:60歳
同じ内容の質問が複数回入っていました。
「トリプルネガティヴ乳がんの治療」
最初に受け付けた質問についての回答です。
はじめまして、自分の母が去年の12月より
○○の病院でトリプネガティヴ乳がんと診断されました。
自分たちでは、知識も乏しくてそんなに考慮する
時間もなく、主治医の先生の言われるままに
抗ガン剤、手術、放射線と一通りのスケジュールを
行ってきたのですが、放射線まで終わったころで
医師からゼローダ?という抗ガン剤もやるかと打診されてます、
ここまでと違い自分たちで判断していいと言われて迷ってるのですが。
これは確実に再発・転移の可能性が下がるのですか?
医師の話だと、効果は絶大とまではいかずそれなりなので
受けるか受けないかは悩ましいところですとか微妙な感じで言われたのです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「医師からゼローダ?という抗ガン剤もやるかと 打診」
⇒全く誤った治療です。
「適応外診療」です。
★是非、ゼローダの添付文章を読んでみてください。
適応症には『手術不能又は再発乳癌』となっているのが解ると思います。
質問者様から 【質問2】
母の治療について
性別:女性
年齢:60歳
回答ありがとうございます、原則1週間とありますが
ゼローダをやるかやらないかの回答がすぐなので失礼を承知でお願いします。
本題ですが、つまりこのゼローダというのは、現状で使うものではなく
再発転移してからのものという認識で良いでしょうかまた、適応外で使うのはリスクも大きいとかあるのでしょうか。
確かに、主治医の先生にもこれはスタンダードではいとは言われています。
実際自分なりに調べてみたら、トリプルネガティヴの患者に転移や再発防止の効果ありみたいな記事もみました。
しかしながら、先生の他の方に対しする回答にしても
適応外はやるべきでないとのことですが
これは大学病院での治療だからスタンダードではないが
効果があるならやっていることなのでしょうか。
あくまで自分の認識ですが、トリプルネガティヴというものは
再発転移のリスクも高く再発した場合予後が非常に悪いとのことで母の場合もリンパ節転移などあり
グレード3で遠隔転移こそないのが不幸中の幸いという状況なので
何かしらの手があるなら尽くしておきたいものなのですが如何でしょうか。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
添付文章を見ていただけましたね?
添付文章の適応にないものに使用するのを「適応外診療」といいます。
これは「医師の裁量」の範囲外であり、言わば「法律を冒す」ということです。
当然ながら…
適応外診療をしたことで重篤な有害事象がおきても「製薬会社も国も一切責任を負う事はありません)
その主治医と(それを了承した)患者さんに全ての責任がいくのです。
☆その大学病院の医師は間違っています。「スタンダードではない」というのではなく、「合法的でない」と言い換えてください。
質問者様から 【質問3】
性別:女性
年齢:60歳
前回に引き続き同じような話なのですが・・
先日、診察とゼローダの件で病院に行ってきました
母は母で抗ガン剤の副作用の中で年末年始を過ごしたくないのと
適応外であることが気になったのでとりあえずその旨を
告げてゼローダの開始はしなかったのですが
適応外ではないかと主治医の先生とはまたちがう
今回の診察担当してくださった聞いたところ
「確かに現状はそうだが確かなデータもあるし今後はスタンダードになってゆくのだから気にする必要はない」
とのことでした、すこし納得してしまいましたが
先生のこれまでの回答もあたまにあったので見送りました
やはりそれでも適応外は適応外だからやめておいたほうが無難なのでしょうか
データがはっきりあるとかなり自信を持って言われたので気持ちとして揺らいでます。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
同じ質問を何度もされても困ります。
私は、(適応外診療を)「データが有るから、正しいんだ」などと(自分勝手に)肯定することは絶対にありません。
『このQandAは、あくまでも私が『一方的に回答する場』です。それを「信用するかどうかは質問者の自由」ですが『反論するのはお止めください』』をお読みください。