[管理番号:3762]
性別:女性
年齢:43歳
はじめまして。
先日、ドックにてエコー検査をした際、左腫瘤あり、要再検査となりました。
大きさは約1センチ。
私自身触ってみてもわかりません。
ドックでは、エコーのみで触診はありませんでした。
場所が低層部にあるらしく、それが心配だと医師の説明を受けました。
市の検診も受けていて3年前に触診で1センチ代のしこりがあるので再検査になりました。
がエコーでは大丈夫とのことで心配せずに年1でマンモを受けてました。
しこりについてはその翌年、また次の年でも結果ででずに、今回のエコーでまた発見された次第です。
今回の見つかったのは、やはり3年前のものと判断して良いのでしょうか?
これが悪性かどうかは、針生検をしたらわかりますか?
とにかく、この腫瘤が気になってしかたがありません。
お答え頂けたら幸いです。
再検査を申し込んでおりますが、混んでいるとのことで来年になります。
それまで待っていても大丈夫でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「今回の見つかったのは、やはり3年前のものと判断して良いのでしょうか?」
⇒違うと思います。
「触診所見」と「エコー所見」は全く別物だからです。(3年前にはエコーで異常無だったわけですから、考え過ぎです)
「これが悪性かどうかは、針生検をしたらわかりますか?」
⇒(技術の確かな医師が行えば)確定診断つきます。
残念ながら「乳腺専門医であれば、皆がまともに針生検できるわけではないのが現状」です。
「再検査を申し込んでおりますが、混んでいるとのことで来年になります。」
⇒大丈夫だとは思いますが、
少々長すぎですね。
年内の方が(気持ち的にも)健全でしょう。
質問者様から 【質問2】
前回左のしこり(腫瘤)の件で質問させて頂きました者です。
ご回答頂きありがとうございました。
市の検診は2年に1度なのでその間を埋めるべくドックにて追加検査しておりました。
これまでの判る範囲での経緯になります。
2013.2月 市の検診K病院
マンモにて右 石灰化 カテゴリー2
左 石灰化 カテゴリー2
触診にて1cm大の腫瘤、乳頭分泌
→触診の結果要精密検査
2013.3月 市の検診と同じK病院
→エコーにて経過観察
2013.11月 市の検診K病院
マンモにて右 石灰化 カテゴリー2
左 石灰化 カテゴリー2
触診にて右左に分泌(うすい白色、少量)
→精密検査不要
2014.9月 ドック
マンモにて右 良性石灰化
左 微細石灰化疑い
触診にて 右、左共に異常なし
→要精密検査
2014.12頃 市の検診と同じK病院
エコーにて経過観察
2015.6月 市の検診K病院
マンモにて 右 石灰化 カテゴリー2
左 良性石灰化 カテゴリー2
触診にて 淡い黄色の分泌
→精密検査不要
2016.10月 ドック
エコーにて 左 低エコー腫瘤 C領域10.8×8.0㎜
→要精密検査
しこりと聞いた時は、もしかして?と思い食事も喉を通りませんでした。
まだ子供も小さいし、藁にもすがる思いでネットで情報を探していたら先生を知り、質問させて頂いた次第です。
先生のHPにて、腫瘤の写真があり乳がんとの違いがありましたが、私のエコー写真と見比べると乳がんに似ていると思えて不安です。
もちろん、素人の考えですし思い過ごしであってほしいと思っているのですが。
今まで通っている病院が年明けにしか予約が取れないので、先生に診て頂きたく市川の方に予約を取りました。
もし、手術になったとしても先生にお願い出来るのならと思っております。
診察までにいくつか質問があります。
○最初に見つかったしこりは、今回のしこりと違うとのこと、最初のしこりはどうなったのでしょうか?
そのしこりは自分で触ってもわかりませんでした。
今回のはあれからなんとなく判る感じでした。
正直怖くてあまり触る気になれません。
○がんが出来る場所は低層が多いと聞いたのですが、私の場合低層にあるのはやはり心配するべきものなのでしょうか?
○今回のしこりは、先生が検査すれば確実に良性か悪性かはわかりますか?
その検査はバネ生検ですか?
○石灰化もあるのですが、これもマンモトームをした方が良いのでしょうか?
○今までに触診で出ている分泌物は心配するものではありませんか?
○今回のドックの追加検査は年齢的にマンモでも良かったと思うのですが、エコーを選択したおかげでしこりがみつかりました。
このしこりが悪性であった場合は早期となりますか?
もし、マンモでしこりが見つからず経過観察、来年の市の検診でマンモとなっていたらどうなっていたのでしょうか?
見過ごしをすることになっていたのでしょうか?
○日々、子供たちとの生活に追われながらも時間があれば気になってしまいネットで調べては不安になっています。
先生に診て頂けるのだからと思いつつも不安はなくなりません。
予約は12月末辺りです。
それまではあまり気にせず過ごしていても大丈夫でしょうか?
お忙しいとは思いますが、ご回答頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「○最初に見つかったしこりは、今回のしこりと違うとのこと、最初のしこりはどうなったのでしょうか?」
⇒その時点で「エコーで不明」だったのだから、「しこりではなかった」ということです。
触診所見は「しこりでなく、乳腺の硬い部分」とかそういうことだったのだと思います。
「○がんが出来る場所は低層が多いと聞いた」
⇒??
誤った情報です。
「私の場合低層にあるのはやはり心配するべきものなのでしょうか?」
⇒無関係です。
「○今回のしこりは、先生が検査すれば確実に良性か悪性かはわかりますか?」
⇒その通りです。
「その検査はバネ生検ですか?」
⇒これは実際に診察してみないと解りません。
私が組織診をする際には、「100%間違いが無い結果とするために、最善の手段」をとります。
「バネ式で十分」と判断すれば、「バネ式で行う」し、「マンモトームすべき」と判断すれば「マンモトームで行う」ということです。
「○石灰化もあるのですが、これもマンモトームをした方が良いのでしょうか?」
⇒マンモ画像見て見ないと正確には言えませんが…
検診結果からは「不要」のようです。(2015年6月にカテゴリー2となっていますね?)
「○今までに触診で出ている分泌物は心配するものではありませんか?」
⇒単孔性でなければ不要です。
「このしこりが悪性であった場合は早期となりますか?」
⇒当然そうなります。
「もし、マンモでしこりが見つからず経過観察、来年の市の検診でマンモとなっていたらどうなっていたのでしょうか?見過ごしをすることになっていたのでしょうか?」
⇒そうなります。
そのようなケース(マンモでは解らないが、エコーでは解る)は、良くある事です。
「予約は12月末辺りです。それまではあまり気にせず過ごしていても大丈夫でしょうか?」
⇒大丈夫です。
年を越さなかったことは(精神的には)幸いでしたね。