Site Overlay

乳腺拡張と不妊治療について

[管理番号:3605]
性別:女性
年齢:32歳
初めて質問させて頂きます。
田澤先生よろしくお願い致します。
文書がとても長くなってしまい、 お時間をとってしまいまして誠に申し訳ありません。
なるべく詳しくお伝えさせて頂きたく、
細かく入力してしまいました。
不妊治療との兼ね合いも質問事項の中に
あるため、田澤先生に伺うべき内容ではない場合は、誠に申し訳ありません。
質問が多くなり、申し訳ありません。
どうか、よろしくお願い致します。
既婚
出産未経験
半年間の不妊治療にてhcg注射を1月に2回うっております。
先月の8月下旬(生理周期10日目)
に乳がん検診で(関西)にある乳腺クリニック外科にて触診、エコー、マンモをして頂きました。
エコーでは、左胸をまず見て頂きながら
先生から「特にエコーで問題なければマンモはしないでおきましょうね」と言われ、
左胸は特に問題ないとの事でした。
次に右胸を見て頂くと、時間が長く、ある1箇所を先生は念入りに見ていらっしゃる印象を受けました。
その後、エコーの写真を見せながら
「右胸の乳腺が拡張しているね」
「ここがちょっと気になるからマンモとりましょう」とおっしゃられました。
先生が気になるとおっしゃられた場所には
直径3ミリ程の大きさで白くうつっている何かがありました。
マンモを撮り終わった後、その日中に
先生からマンモ画像を見せて頂き
「僕が気にしていた所はここですが、特に悪いものは写っていませんでした。
念のため3ヶ月後にもう一度見せて下さい」
との事でした。
悪いものは写っていないけど、3ヶ月後にもう一度というご説明に不安でたまらず、
「特に悪いということではないのでしょうか?」と伺いました。
先生は「乳腺拡張なだけで、マンモグラフィーでもガンなら濃く映るから、こういった薄く映るのはガンではないです。
ガンなら白く映るから。
ただ、今回ばかりはもう一度見せて下さい」との事。
それでも私が不安そうにしていると、
「ただ、稀に乳腺の中に小さな小さな癌があって、そのせいで乳腺拡張を起こす場合があるから、3ヶ月後に確認させて欲しい。
今回は悪いものは全く映っていませんので大丈夫」とおっしゃられ、
最後、不妊治療をしている事をお伝えし、次に検診のある周期は不妊治療を何もしない方が良いですよね?と伺うと、
先生からは「僕も覚えておきますが、不妊治療の件は次も必ず申告して下さい。
次はするとしてもエコーだから、特に不妊治療してもらっていい」と伺い乳がん所見ナシの用紙を頂き帰宅致しました。
上記の文章の中で、
①乳がんの所見を田澤先生はどのように考えられますでしょうか?
悪いものはうつってないと伺いながらも、今回ばかりはもう一度見せてと言われる言葉に不安でたまりません。
②不妊治療を行うと乳がんの確率が上がるのでしょうか。
hcg注射等のせいで乳がんや、乳腺拡張等の確率があがるのでしょうか。
ただ、今回乳がん検診へ行く前にhcg注射を打ったのは16日も前の事です。
③次回の検診の周期も不妊治療は特に問題ないとの事でしたが、今人工授精にステップアップの時期で、もし成功すると妊娠する事になるのですが、妊娠後に乳がんだと発覚してしまう事を恐れています。
3ヶ月後まで、不妊治療は何もしない方が良いのではと考えてしまいます。
④次回の検診では最終判断がつかない案件でしょうか?今後も経過観察が3ヶ月や半年ごとに行わないといけないのでしょうか?
不妊治療をいつまで中止し続けないといけないのかと不安に感じております。
⑤念のため、もう一つ別の病院でも見て頂こうかと思っているのですが、乳がんと判断されたのではないため、他の病院の先生も何しに来たのかと思われそうで怖いです。
3ヶ月後の検診の後に他の病院に行こうかとも思ったのですが、そこからまた他の病院でも経過観察などがあると、不妊治療もまた中止しなければいけないかと感じ、悩んでおります。
⑥次が3ヶ月後ということですが、
万が一乳がんだった場合、3ヶ月の間で悪くなる事はないのでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
重要な点は「エコー所見がどの程度か?」ということです。
担当医は「乳管拡張」所見といっているので、そこまで強い所見ではありません。
マンモグラフィーは「あくまでも念の為」というところでしょう。
「①乳がんの所見を田澤先生はどのように考えられますでしょうか?」
⇒あまり大した所見ではなさそうです。
 本当に「乳癌を疑う」のであれば、「細胞診や組織診」となる筈です。
 実際には3カ月後の経過観察は不要に思います。(あくまでも念の為)
「②不妊治療を行うと乳がんの確率が上がるのでしょうか。hcg注射等のせいで乳がんや、乳腺拡張等の確率があがるのでしょうか。」
⇒不妊治療は無関係です。
 乳管拡張は(そもそも)異常ではありません。
「3ヶ月後まで、不妊治療は何もしない方が良いのではと考えてしまいます。」
⇒それは考え過ぎです。
「④次回の検診では最終判断がつかない案件でしょうか?今後も経過観察が3ヶ月や半年ごとに行わないといけないのでしょうか?」
⇒これは簡単な話です。
 その部分を100%確定診断付ければいいのです。
 マンモトーム生検できっちり取れば「100%安心」です。
「他の病院の先生も何しに来たのかと思われそうで怖いです。」
⇒その可能性はありそうです。
 当院であれば、希望あれば「マンモトーム」しますが・
「⑥次が3ヶ月後ということですが、万が一乳がんだった場合、3ヶ月の間で悪くなる事はないのでしょうか?」
⇒それは1000%ありません。
 そんな状況では絶対にありません。
○重要な事は不妊治療を続けることを考えれば「不安を解消すること」です。
 私の印象では「癌の可能性はかなり低い」が、(不安解消のために)「マンモトームで確定診断すべき」ということです。
 
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生宜しくお願い致します。
先日はご多忙な中、たくさんの質問に答えて頂き、誠にありがとうございました。
先生のお答えを読ませて頂き、マンモトーム生検をしたい。
と強く思いました。
そして、他の方のご質問に対する先生の回答の中に「自分の身は自分で守る」という言葉があり、ハッとさせられました。
先生ありがとうございます。
私は今(関西)に住んでおりますが、田澤先生の元でお願い出来ればと思っております。
今後ずっと不安なまま不妊治療を受ける事を思うと、田澤先生の元で100%確定診断して頂きたいと思っております。
そこで、質問させて頂きたいです。
①私の勝手ながら、遠方となりますため、初めて受診させて頂く日にマンモトーム生検まで行って頂く事は可能でしょうか?また、その際乳がんプラザでお話しさせて頂いている内容を再度しっかりお伝えさせて頂いた方がよろしいでしょうか?私は言葉足らずで、話が長いと自分では感じており、文書ではなく言葉にした時に田澤先生にしっかりお伝え出来るか不安です。
②先生はとてもご多忙だと思うのですが、マンモトーム生検の予約はかなり先になりますでしょうか?私事で申し訳ありませんが、不妊治療を不安なく進めて行きたく、できるだけ早く先生にお会いできればと思っております。
勝手を言い、誠に申し訳ありません。
それとも、早ければ良いという事でもないのでしょうか?例えば、今の私の状態では生検しにくいであるや、生理周期の何日目ぐらいが生検しやすい等ありますでしょうか。
③診断結果は、やはり再度東京まで行かせて頂き、伺う事になりますでしょうか?出来れば直接伺いに行かせて頂きたいと思っておりますが、
念のための質問です。
④マンモトーム生検のデメリットがあれば教えて頂きたいです。
胸に傷が入る事は覚悟していますが、胸が傷で凹んだりする事はあるのでしょうか?不安症なため、どうしてもネットでいろいろ検索してしまいます。
その中で『1番特徴的なデメリットが穿刺したことでがん細胞を覆っていた膜が破れ、膜の中から飛び出したがん細胞が乳房内や他の組織に飛び散ってしまい、がんが広がる可能性もあります。』このような事を
書いてあるサイトがあり、田澤先生に大変失礼になってしまうと思ったのですが、マンモトーム生検を前向きに捉えたいです。
私の場合もこういったリスクはあるのでしょうか。
ネットにいろんな情報が溢れており、心配し過ぎてしまうため、田澤先生の仰ることだけを信じていきたいです。
⑤もし、診断で悪いものが見つかった場合、出来る事なら田澤先生にずっと見て頂きたいのですが、私の勝手ながら遠方のため、田澤先生が信頼されていらっしゃる関西の先生を紹介して頂く事も可能でしょうか?
⑥田澤先生の元に受診する際には、紹介状などはなくても良いと、他の方の質問で拝見させて頂いたのですが、なくても良いだけで、あった方がやはり良いのでしょうか?あった方が良い場合は、前回検診に行かせて頂いた病院にお伝えしないと行けないと思うのですが、前回の病院の先生を不快な思いにさせてしまうのではないかと勇気がいります。
もし、紹介状があった方がよろしければ、きれいごとを言っていられないとも思うので、勇気を出して前回検診して頂いた病院に伝えたいと思います。
⑦さいごに。
前回の検診では左胸は問題ないとの事でしたが、田澤先生にもう一度両胸とも1から診て頂く事は可能でしょうか?
毎回質問が多くなってしまい、本当に申し訳ありません。
失礼な質問も
あるかと思いますが、どうか宜しくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「今後ずっと不安なまま不妊治療を受ける事を思うと、田澤先生の元で100%確定診断して頂きたいと思っております。」
⇒それは正しい判断です。
 診断は「100%」でなくてはなりません。
 どこかの病院みたいに「マンモトームでは良性だったけど、取れていないかも知れないから半年後」みたいでは、何のために痛い思いをして(実際は、そんなに痛くないですが…)検査をしたのか解らなくなります。
「初めて受診させて頂く日にマンモトーム生検まで行って頂く事は可能でしょうか?」
⇒勿論、可能です。
 ただし、「予約外受診」では「予約患者さんを待たせないために」原則として後日精査となってしまいます。(それでも遠方の場合には考慮したりはしていますが…)
 それを避けるためには
 ①市川で予約 (江戸川では新期の患者さんの予約の案内ができなくなりました。)
 ②秘書メールから予約 重症度に応じた予約(江戸川もしくは市川)をします。
 
「また、その際乳がんプラザでお話しさせて頂いている内容を再度しっかりお伝えさせて頂いた方がよろしいでしょうか?」
⇒これは重要なところです。
 上記①にしろ②にしろ、「乳がんプラザ管理番号」をお伝えください。
 そうすれば、事前に内容を確認できます。
「不妊治療を不安なく進めて行きたく、できるだけ早く先生にお会いできればと思っております。」
⇒秘書メールであれば、私が「優先度を決めて」予約を指定します。
 それ程お待たせしないように設定したいとは思います。
 ただし、「癌の患者さんや、急速に増大している葉状腫瘍の患者さん」のように
「より優先度の高い患者さんがいらっしゃる」ことも留意してください。
「今の私の状態では生検しにくいであるや、生理周期の何日目ぐらいが生検しやすい等ありますでしょうか。」
⇒ありません。
「③診断結果は、やはり再度東京まで行かせて頂き、伺う事になりますでしょうか?
出来れば直接伺いに行かせて頂きたいと思っておりますが、念のための質問です。」

⇒遠方の方では郵送が多いです。(ご希望あれば)
「マンモトーム生検のデメリットがあれば教えて頂きたいです。」
⇒ありません。
『1番特徴的なデメリットが穿刺したことでがん細胞を覆っていた膜が破れ、膜の中から飛び出したがん細胞が乳房内や他の組織に飛び散ってしまい、がんが広がる可能性もあります。』
⇒ありません。
 くだらないイメージだけでそのようにコメントする輩に対してのコメントは敢えてしません。
「私の場合もこういったリスクはあるのでしょうか。」
⇒ありません。
「田澤先生が信頼されていらっしゃる関西の先生を紹介して頂く事も可能でしょうか?」
⇒残念ながら…
 そのような医師は存じ上げません。
 そこはご自身が総合的に判断するしかないでしょう。
「なくても良いだけで、あった方がやはり良いのでしょうか?」
⇒特に必要はありません。
 強いて言えば「微妙な所見」であった場合、それが「どの部位なのか?」ご本人が知らない場合には「その部位」だけでも聞いておいた方がいいでしょう。
「前回の検診では左胸は問題ないとの事でしたが、田澤先生にもう一度両胸とも1から診て頂く事は可能でしょうか?」
⇒勿論、大丈夫です。

秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 
 
 

 

質問者様から 【質問3】

先生おはようございます。
10月7日に市川にて、田澤先生に診察して頂きました。
先日はお忙しい中、お時間頂きまして、誠にありがとうございました。
((関西)から出向きました◯〇と申します。
これは言わなくても誰か分かって頂けるのでしょうか?決して遠方を強調したいわけではありません。
診察券番号を乗せてもいいのか分かりませんでした。。)
あの日は、大変お世話になりました。
診察と検査の痛みは本当になかったですし、先生も看護婦さんも優しかったのですが、
不安と緊張がひどく、終わった後に何とも言えない気持ちがあり、泣いてしまい本当に申し訳ありませんでした。
21日に結果を聞きに行かせて頂く際は、
またよろしくお願い致します。
本日は、なぜQ&Aに投稿させて頂いたかと申しますと(緊急性の高い方がいらっしゃる中でこのQ&Aの1件を頂く事にとても悩みました。
ただ、次行かせて頂く21日に急に言っても良いものなのかも悩み、この場をお借り致しました。)
前回、田澤先生に診ていただいた時に、以前の病院からお借りして持参致しましたマンモグラフィーの画像についてですが、
先生のQ&Aをいろいろ読ませて頂いていると気になるお答えが1つありました。
【管理番号:3813「石灰化カテゴリー3 マンモトーム生検をしたい(他質問あり)」の方のQ&Aの中で、
『「その場合、今回のマンモグラフィー画像は必要になりますか?(検査を受けた病院でもらえるかは不明ですが…)」
⇒どちらでも可能です。
 当院で再撮影してもらう方が「画像が綺麗で見易い(CD-ROMやフィルムだと石灰化が見難いことがあります)」私としては助かりますが、「借用してきて、当院では再撮影しない」という選択肢もあります』】
というお答えがありました。
私は先日、前の病院からお借りしたフィルム?のマンモグラフィー画像を持参したのですが、大丈夫だったのでしょうか?マンモグラフィー画像には何もうつっていなかったと田澤先生に言って頂けたのですが、前の病院でお借りしたマンモグラフィーの画像が分かりずらくて石灰化等が見えにくかったという事はなかったでしょうか?
(この質問が田澤先生に対してすごく失礼でしたら本当に申し訳ありません!!管理番号3813の方へのQ&Aがどういった意味合いなのか素人目には良く分からなかったのです。
先生の所でマンモグラフィーすると、フィルムではないのでしょうか??皆が気になる質問シリーズのマンモグラフィーとエコーの違いも読んでいるのですが、この方へのQ&Aが気になってしまいました。)
組織診断を行って頂いた今、改めてマンモグラフィーの画像診断に戻るというのもおかしいかとも思ったのですが、前回行って頂いたマンモトームは超音波ガイド下のマンモトーム生検だったのではないかと思ったので、マンモグラフィーに対してはまた別なのかと思い気になりました。
田澤先生が見て頂いているのだから、安心して何も聞かないでおこうと何度も思ったのですが、自分の体の事だから、気になる事はやはり聞いて納得して前に進みたいと思い、質問させて頂きました。
田澤先生の元でマンモグラフィーを撮り直して頂いた方が宜しいでしょうか?その場合、21日結果を伺いに行く時に撮って頂けたりしますでしょうか。
マンモトーム生検をして2週間でマンモグラフィーはとれないものでしょうか?今現在、検査後の細い白いテープはまだ全てついています。
今回もまた長文になってしまいました。。
田澤先生がすごく忙しい中対応して下さっている中、本当に申し訳ありません。。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「田澤先生の元でマンモグラフィーを撮り直して頂いた方が宜しいでしょうか?その場合、21日結果を伺いに行く時に撮って頂けたりしますでしょうか。マンモトーム生検をして2週間でマンモグラフィーはとれないものでしょうか?」
⇒マンモトーム後2週間では「マンモグラフィーは撮らない方が無難」です。
 石灰化は大丈夫です。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生おはようございます!
市川で今月7日に診察と検査、今月21日に検査結果を頂いた○○です。
乳腺症との診断を頂き、この度は、本当にありがとうございました!
度重なる質問で、申し訳ありません。
質問は4つです。
①他の方の質問で、Q&Aの中に⇒【(細胞異型のない)通常の乳腺症に
「異型が起こる」とか「癌になる」とかの心配はありません。
乳腺症は癌にはなりません。
「本来の乳腺症」(つまり、細胞異型のな
い乳腺症)であれば、「将来の乳癌リスクを気にする必要」は全くありません。】
という文面があったのですが、
私の検査報告書の文面の中に、《検体内に異型像は認められません》とあったのが、
つまり、私は細胞異型のない通常の乳腺症であり100%安心の認識であってましたでしょうか?
もちろんリスクを気にしないで良いとあっても、乳がん検診は先生がおっしゃっていたように今後はきちんと毎年1回うけます!
②乳管拡張については先日理由を教えて頂いたのですが、紹介状におそらく記載があった高エコースポットの件は、今回の検査を受けて私はどのように解釈しておけば宜しいでしょうか。
先日質問し忘れてしまいました。
③《潜在性高プロラクチン血症》のカベルゴリンという薬を飲んでいたのですが、乳腺症はホルモンバランスの乱れと伺ったので、薬が影響していた可能性もありますでしょうか。
影響していた場合、やはり飲むのを控えた方が良いでしょうか。
④4つめの質問は、先日の検査結果の際に伺ったと思うのですが、あまりの緊張で、本当に質問したのか、先生が何と答えて下さったのかという事を覚えられておらずにいて、もう一度すみません。
私が行った検査の名前ですが、細胞診ではなく、確定診断が100%できる組織診断の超音波ガイド下マンモトーム生検であってますでしょうか?
お忙しい中、何度も大変申し訳ありません。
心配性で、先生には申し訳なく思ってます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
あの病理結果で、質問者に心配の種が残っているようでは「私の説明が不十分だった」ということになります。
申し訳ありません。
結論から言うと、「1%も心配ありません」
経過観察は不要であり、通常の検診を(30歳をすぎたのだから)1年に1回しましょう。ということです。
「つまり、私は細胞異型のない通常の乳腺症であり100%安心の認識であってましたでしょうか?」
⇒その通りです。
「紹介状におそらく記載があった高エコースポットの件は、今回の検査を受けて
私はどのように解釈」

⇒マンモグラフィーで石灰化が無い時点で「何の意味も無い所見」です。
 乳管の内容液がそのように写ることはあります。
「やはり飲むのを控えた方が良いでしょうか。」
⇒乳腺症は病気ではありません。
 控える必要はありません。
「私が行った検査の名前ですが、細胞診ではなく、確定診断が100%できる組織診断の超音波ガイド下マンモトーム生検であってますでしょうか?」
⇒その通りです。
 100%確定診断です。
 
 

 

質問者様から 【質問5】

田澤先生おはようございます!
○○です。
先日はお返事頂きまして
ありがとうございます!!
全て親切にお答え頂きまして、
本当にありがとうございます!!
いろんな事を自分で理解した上で、「大丈夫ですよ。」と言って頂けるのとそうでないのとでは、心のつっかえも違い、
先生には回答のお手間をとらせてしまいますが、安心出来て、心から感謝しております。
高エコースポットの件も、
その他の件も全て理解致しました。
安心致しました!
その上で、前々回の質問と同じになってしまうと思うのですが、高エコースポットのお答えに付随して心にひっかかっている事があり、質問をさせて下さい。
理解するのが遅い私で本当に申し訳ありません。
せっかくお時間頂いて、診察の際に伺った内容もあるのですが、本当に緊張しており、緊張しているとこんなにも記憶が不確かになるものなのかと、自分でも驚いています。
すぐにメモしておくべきでした。
何回も本当に申し訳ありません。
(田澤先生に直接行って頂いたエコーとマンモトームの結果は100%安心で理解しています!)
マンモグラフィー画像の件です。
私の認識はあってますでしょうか?
他の方のQ&Aの先生の回答に
①【(マンモ持参なら)基本的に「マンモの再撮影などしません」 余
程、前医の「マンモ画像が劣悪ならまだしも」同じ画像を再度撮影する意味がわかりません。】というお答えの時と、
②【当院で再撮影してもらう方が
「画像が綺麗で見易い(CD-ROMやフィルムだと石灰化が見難いことがあります)」私としては助かりますが、「借用してきて、当院では再撮影しない」という選択肢もあります】
というお答えの時とあります。
乳がんプラザのサイトのみで勉強し(先生のおっしゃるようにネットは不安になるだけなのでもう見ていません!)、
①のお答えと同様、マンモグラフィーはどこで撮影しても同じという認識だったのですが、②のお答えを見てからというもの、
今後妊娠してマンモグラフィーをしばらくの期間撮影出来ないかもしれないという中、
どうしても信頼している田澤先生の所で改めて撮り直して頂いた方が良かったのではないかという心のつっかかりがあります。
Q1
②のお答えをされた時は、
【フィルムだと石灰化が見難いことがある】という事ではなく、
【前医のフィルム画像が、余程劣悪だと石灰化が見難いことがある】
という認識であってますでしょうか?
Q2
Q1をふまえまして、
私が持参したマンモグラフィー画像は、
劣悪ではなく、田澤先生が私が持ってきた【画像のせい】で悪性石灰化を見つけられないという事はありえない。
という認識であってますでしょうか?
Q3
Q2をふまえまして、
田澤先生の所で撮影するマンモグラフィー画像の方がほんの少しでも悪性石灰化を発見しやすいという事はなく、
私が再度、田澤先生の所でマンモグラフィーを再撮影しても、悪性の石灰化が見つかる事はナイ。
という認識であってますでしょうか?
Q4
私のマンモグラフィーの写真(MLO LとCC L)に、誰が見てもあきらかに白く濃く写ってる小さな点が1箇所あるのですが、田澤先生に指摘されなかったという事は、癌と無関係な良性石灰化であり、悪性である可能性は100%ないからあえて指摘されなかったという認識であっておりますでしょうか?
Q5
先生の他の方の回答の中に
【「マンモグラフィーでも3Dのほうがくわしくわかるなら、設備のある病院で見てもらったほうがいいのか」
⇒これは不要です。
これはtomosynthesis(トモシンセシス)の事ですが、(角度を変えた多数の像を再構成して)「1方向だけでは不明瞭な所見を」立体として見ようというものです。
「微妙な腫瘤?」のような所見では役立つ事はありますが、石灰化の分布については全く無意味です。】
とありましたが、私はしこりはナイと思うので、この「微妙な腫瘤?」
という所見に当てはまりますか?
Q6
Q5をふまえまして、私が「微妙な腫瘤」に当てはまったとしたら、超音波所見に対するマンモトームは行って頂いたので、3Dマンモをした上で、気になる所があれば、マンモグラフィー所見に対するマンモトームをすべきでしょうか?
Q7
江戸川病院か、市川に3Dマンモグラフィーはありますか?
Q8
上記Q1~Q7までの頂いたお答えによって再撮影の場合は、出来れば水曜日に行ける江戸川病院が希望ですが、マンモトーム生検後どのぐらい期間をあけるべきでしょうか。
自分できちんと理解出来るまで、
質問をしてしまい、お忙しい中本当に申し訳ありません。
今後妊娠してしばらく撮影出来ない事を考えると、不妊治療を再開するにあたって、
マンモグラフィーに対してどうしても気になってしまいました。
もちろん1年後の検診時等の悪性石灰化の有無は、また別の話である事は分かっています!
田澤先生には、
回答のお手間をおかけして本当に申し訳なく思っています。
いつも申し訳ありません。
どうぞ、宜しくお願い致します。
先生、余談ですがQ&Aですが、8時受付のものが8時2分には定員に達しておりました。
私を含め、日本中の人達(外国在住の方を含め)の相談に乗って頂き、
不安をぬぐって下さり、頑張ろうと思わせて下さり、辛い気持ちを救って下さり、正しい知識を下さり、どうしたら良いか分からない状態から道を作って下さり、もっともっとお伝えしたい事はありますが、本当に心から感謝しております。
ありがとうございます!!
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
「①【(マンモ持参なら)基本的に「マンモの再撮影などしません」 余程、前医の「マンモ画像が劣悪ならまだしも」同じ画像を再度撮影する意味がわかりません。」
⇒これは主として、「明らかな所見」である場合です。
 「しこりがある」
 (逆に)「何も所見がない」
「②【当院で再撮影してもらう方が「画像が綺麗で見易い(CD-ROMやフィルムだと石灰化が見難いことがあります)」
⇒「微妙な石灰化」の場合です。
 勿論「画像が悪い上に石灰化が微妙」だと、かなり診断には苦労させられます。
「【前医のフィルム画像が、余程劣悪だと石灰化が見難いことがある】という認識であってますでしょうか?」
⇒その通りです。
「私が持参したマンモグラフィー画像は、劣悪ではなく、田澤先生が私が持ってきた【画像のせい】で悪性石灰化を見つけられないという事はありえない。」
⇒その通りです。
「私が再度、田澤先生の所でマンモグラフィーを再撮影しても、悪性の石灰化が見つかる事はナイ。」
⇒これもその通りです。
 いくらなんでも「そんな事を疑うのは」(関西)の医師に失礼というものです。
「癌と無関係な良性石灰化であり、悪性である可能性は100%ないからあえて指摘されなかったという認識であっておりますでしょうか?」
⇒その通りです。
 癌が原因となる石灰化は「単発ではなく、多数が集簇」しています。
「私はしこりはナイと思うので、この「微妙な腫瘤?」という所見に当てはまりますか?」
⇒あてはまりません。
「江戸川病院か、市川に3Dマンモグラフィーはありますか?」
⇒ありません。
 「微妙な腫瘤」ですが…
 それは「あくまでもマンモだけの診断(検診など)」では有効だとは思いますが…
 (小さなシコリ、微妙なシコリは)超音波には決して「かなわない」のです。
「上記Q1~Q7までの頂いたお答えによって再撮影の場合は、出来れば水曜日に行ける江戸川病院が希望ですが、マンモトーム生検後どのぐらい期間をあけるべきでしょうか。」
⇒再撮影は不要です。
 ご安心ください。