[管理番号:3358]
性別:女性
年齢:46歳
質問者様の別の質問
質問が10回を超えたので、新たな管理番号としました。
再質問は1カ月以上間をあけてください。
管理番号:1672「縦長しこりと分泌物(両胸)」
管理番号:2244「pTとcT」
管理番号:10742「膿腫マーカー微上昇と骨密度低下」
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よろしくお願いいたします。
MRIの結果、半年前と同じで変化がなく、癌の症状もないので、経過観察となりました。
マンモトームをお願いしましたが、良性なので、体に負担がかかる検査は必要がないと言われました。
最初左胸乳頭分泌(気になる一ヵ所から毎回毎日ではありませんが分泌あり、たまに他からも分泌あり)で受診し、超音波で胸の張り強化があり、非浸潤癌(しこりなし、AC領域広範囲)の可能性で、CNB検査をし、最初の検査で癌細胞が出ず、追加の染色検査で癌ではないと言われました。
乳腺症と乳管内乳頭腫。
もともと乳腺症と乳管拡張で、胸の張り強化は、あったようですが、今回それが強くなって詳しく検査をしました。
このような場合は、100%の結果になるのでしょうか?
主治医の許可、紹介状なしで、そちらでマンモトームをやってもらうことはできるのでしょうか?
田澤先生や主治医に失礼なりますか?
マンモトームをやると胸に印がついて、検査したことがわかるのでしょうか?
主治医とは、今年頭に右胸の手術をしてもらい、今後もそちらでお世話になります。
そちらとの関係も悪くはしたくないのもあります。
良性と言われても、そちらで癌が見つかる方が多いと、こちらのサイトを拝見していて思い、不安になりました。
乳頭分泌とマンモトームをやる場合は、東京でやるのでしょうか?市川でしょうか?
遠方のため、受診した初日にすべて検査してもらうことは可能でしょうか?
結果を郵送していただいている方もいらっしゃるので、結果は病院へ受診しなくてもいいでしょうか?
仕事もあり、お盆休みに受診とかはできるのでしょうか?
ホルモンの関係で経過観察も1ヶ月2ヶ月ではなく、半年なのでと主治医から安心してくださいと言われました。
主治医を信頼はしていますが、不安もあるのも事実です。
忙しいなか、沢山ある質問の中、回答頂きたく、よろしいお願いいたします。
再質問管理番号:
再質問タイトル:縦長しこりと分泌
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
前回番号の記載がないので、「今回のメール内容だけ」から判断しコメントします。
「非浸潤癌(しこりなし、AC領域広範囲)の可能性で、CNB検査をし、最初の検査で癌細胞が出ず、追加の染色検査で癌ではない」
⇒これは、すこし危険な診断ですね(私の感覚です)
明らかに「腫瘤非形成性病変」です。
そもそも「腫瘤非形成性病変の確定診断にはバネ式針生検は役不足」です。
しかも今回は「追加免疫染色までしている」ところをみると、「尚の事、マンモトーム生検で広範囲に組織採取すべき」となります。
「このような場合は、100%の結果になるのでしょうか?」
⇒なりません。
「主治医の許可、紹介状なしで、そちらでマンモトームをやってもらうことはできるのでしょうか?」
⇒できます。
「田澤先生や主治医に失礼なりますか?」
⇒そのようなことを気にしていたら後悔するかもしれません。
やるべきことはやった方がいいでしょう。
「マンモトームをやると胸に印がついて、検査したことがわかるのでしょうか?」
⇒良く見れば解るかも知れませんが…
言われなければ気づかないと思います。
「乳頭分泌とマンモトームをやる場合は、東京でやるのでしょうか?市川でしょうか?」
⇒どりらでもできますが…
私にとっては、市川の方がやりやすいですね。(スタッフの協力や照明の関係で)
「遠方のため、受診した初日にすべて検査してもらうことは可能でしょうか?」
⇒可能です。
「結果を郵送していただいている方もいらっしゃるので、結果は病院へ受診しなくてもいいでしょうか?」
⇒その通りです。
「仕事もあり、お盆休みに受診とかはできるのでしょうか?」
⇒御盆休みはないですが…
今から、その時期に予約は難しいかもしれません。
質問者様から 【質問2 】
タモキシフェン服用中 内膜肥厚と新たにできた腫瘍
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳癌
症状:しこりと分泌
投稿日:2020年3月29日
先生お久しぶりです。
よろしくお願い致します。
2016年に右胸、その半年後に左胸の乳がんになりました。
右胸は、薬物治療対象ではありません。
左胸は、浸潤0.5×0.7 腺管がん
ki5.5 ER100 PR50 HER2陰性 リンパ転移なし 脈管浸潤なし
生理は4年前からきていませんが、閉経していないの事で、タモキシフェン服用して3年、1年前に内膜肥厚を指摘されましたが、
婦人科でまだ閉経していないのと、内膜が7.6から5と落ち着いた事で、一度休薬をしましたが、再開をしていました。
3カ月に一度婦人科の内診をしています。
2020年3月のエコーでまた内膜肥厚9.6と、内膜に新たに1.0×0.6の腫瘍を指摘されました。
婦人科主治医からは、筋腫かポリープではないかと言われましたが、閉経していないとはいえ、生理がきていないので、3か月前になかったものは、子宮肉腫ではないかと不安です。
2月の血液検査では、エストラジオールが5未満でしたが、LH8
FSH19 で乳腺外科主治医と婦人科主治医から閉経でないので、
タモキシフェン服用と言われました。
閉経後の薬に変更して、生理が戻ってしまう可能性があると言われました。
現在休薬をして、体がん検査をしたので結果待ちです。
今後私はどのような治療をしていけばいいでしょうか?
乳腺外科副主治医からは、
①リュープリンで閉経させて、閉経後の薬にする。
②リュープリン単独
③リュープリン+トレミフェン
言われました。
どれもガイドラインやこちらのQ&Aに推奨されていないようで、不安です。
3年服用してきましたが、このまま中止したら、今まで服用してきた意味はなくなってしまいますか?
以前無治療の場合14%、ホルモン治療9%と教えていただきましたが、これは現在も変わりないでしょうか?
3年服用で中止してしまった場合は、再発率はどうなりますか?
沢山の患者さんの治療をしている先生でしたら、どのように治療されますか?
またわたしのような患者さんはいらっしゃいますか?
わたしのような場合でタモキシフェンで体がん、肉腫になっている方はいますか?
新たにできたものが、肉腫だったらと考えてしまいます。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
重要なことは3つ
1.タモキシフェンで子宮肉腫はできない
2.子宮内膜肥厚があれば、タモキシフェンは中止
3.pT1bなのだから無理する必要は全くなし
「今後私はどのような治療をしていけばいいでしょうか?」
「沢山の患者さんの治療をしている先生でしたら、どのように治療されますか?」
⇒無治療です。
「3年服用してきましたが、このまま中止したら、今まで服用してきた意味はなくなってしまいますか?」
⇒そんなことは(常識的に)ありません。
「3年服用で中止してしまった場合は、再発率はどうなりますか?」
⇒もともと早期だから…
殆ど影響ないでしょう。
「またわたしのような患者さんはいらっしゃいますか?」
⇒いらっしゃいます。
全て無治療となっています。
乳癌術後の内分泌療法は、あくまでも「予防」なのです。
それによって「現実のリスク(この場合、内膜肥厚や腫瘍?)」の可能性が出てきた場合には中止するのが当然です。(再発治療とは意味が全く異なるのです)
「わたしのような場合でタモキシフェンで体がん、肉腫になっている方はいますか?」
⇒肉腫はいらっしゃいませんが(そもそも婦人会も「肉腫」は疑っていないと思いますよ)
子宮体癌は「かなり」の低頻度ですが、いらっしゃいました。(仙台時代ですが)
質問者様から 【質問3 】
ホルモン療法期間
性別:女性
年齢:50
病名:乳がん
症状:
投稿日:2020年10月10日
田澤先生お久しぶりです。
よろしくお願い致します。
2016年に右胸、その半年後に左胸の乳がんになりました。
右胸は、薬物治療対象ではありません。
左胸は、浸潤0.5×0.7 腺管がん
ki5.5 ER100 PR50 HER2陰性 リンパ転移なし 脈管浸潤なし
生理は4年前からきていませんが、閉経していないの事で、タモキシフェンを3年服用していました。
1年前に内膜肥厚を指摘されましたが、婦人科でまだ閉経していないのと、内膜が7.6から5と落ち着いた事で、一度休薬をしましたが、再開をしていました。
2020年3月のエコーでまた内膜肥厚9.6と、内膜に新たに1.0×0.6の腫瘍を指摘されました。
4月からは、タモキシフェンを休薬しています。
6月の婦人科検診で、内膜は5.9と少し薄くなり、腫瘍も少し小さくなっていると言われ、筋腫ではないかとの事でした。
乳腺外科は、3ヶ月に一度血液検査です。
2021年2月右胸術後5年になります。
その時にホルモン検査もする予定です。
閉経していれば、閉経後の薬を服用した方がいいでしょうか?
服用する場合は、タモキシフェン服用が3年のため、2年服用でしょうか?
最近は、10年服用と言われていると副主治医からの話で、患者さんの状況によると言われました。
2021年2月の時に主治医と話をしてみましょうとの事でした。
今年の2月主治医からは、術後5年の検査マンモ・エコー・
CT(術前にやって以来)をして問題がなければ、終了でいいよと言われました。
術後期間5年なのでしょうか?
薬服用期間5年、10年なのでしょうか?
田澤先生でしたら、どのような方法を選択されますか?
こちらで拝見したガイドラインでは、10年を強く推奨するとなっていますが、リンパや再発リスクによりとなっています。
私は、どちらになるのでしょうか?
また5年、10年服用の場合、再発率はどのくらい違うのでしょうか?
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
pT1b, pN0であれば5年で終了でいいと思います。
質問者様から 【質問4 】
インプラント再建後 リンパ腫や再発の可能性
性別:女性
年齢:50
病名:両胸乳がん
症状:左胸の外側、脇、脇腹の骨痛み
投稿日:2021年2月4日
田澤先生、よろしくお願い致します。
2016年2月に右胸部分切除
2016年10月に左胸は切除後インプラントに入替を2017年8月にしました。
左胸の診断は非浸潤癌5センチ×5センチ
そのなかに浸潤癌が、13コあり、1つだ
け0,5センチ×0,7センチ
グレート1
センチネル検査0/2
ホルモンER100%,PR50%
HER2+1(陰性)
腺管癌
しこりない
血管などの転移なし
ルミナールA
かなり再発リスクは低いが、ホルモン療法をすすめられました。
タモキシフェンを服用中、子宮内膜の肥厚がみられ、2020年4月より無治療です。
2週間前から、左側の首背中肩甲骨の辺りが痛かったのですが、
今週から左胸の外側から脇にかけて痛みが時々あります。
脇腹の骨の辺りも痛いです。
薬を服用する程でもないですが、気になり形成外科でエコーをして頂きました。
痛みの所は原因がわからず、インプラントにして3年半経つのとと、左胸を診てくっきりしているので、拘縮がはじまってきているかもしれない。
はじまると痛みや違和感が出る患者さんもいるとのことで経過観察になりました。
BD領域 インプラントたわんだやや凸部被膜内に低エコー3カ所あり、ドプラにて明らかな内部血流はなし。
低エコー部のインプラントの断裂は認めません。
インプラント周囲に、液体貯留や破損を疑う所見は認めません。
明らかな表面の拘縮なし。
左腋LN腫大(-)
エコーで気になる所見があり、1ヶ月後に再度エコーをすることになりました。
リンパ腫や再発ではないか聞いたところ、リンパ腫の場合シリコンの周りに水が溜まるが、水じゃないような感じとのこと。
何かわからないとのことでした。
またリンパ腫は凹んだところに水が溜まるがその上なので、わからないとのことでした。
同じ形成外科でら2020年10月のエコーでは何も問題はありませんでした。
リンパ腫や再発の可能性はありますでしょうか?
1ヶ月後のエコーの結果により、もう少し調べた方がよければ、MRIや皮膚を取って調べる事で、インプラントを取った方がいい場合もあると言われました。
何が考えられますでしょうか?
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは田澤です。
「リンパ腫や再発の可能性はありますでしょうか?」
⇒その形成外科医のいうように『リンパ腫の場合シリコンの周りに水が溜まるが、水じゃないような感じ』なので(少なくとも)リンパ腫ではありません。
エコー所見を見ていないので「再発では無い」と断言することは勿論できません。