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結果、精密検査でした

[管理番号:2272]
性別:女性
年齢:31歳
はじめまして、こんばんは。
乳癌について検索しててご相談できる事を知りました。
先週はじめて受けた乳癌検診の結果が届きました。
早速、結果を見てみると…「異常ありに○印がついていて精密検査速やかに乳腺専門医を受診して下さい。」
エコーカテゴリー3でした。
自覚症状が全くなかっただけに結果を見てショックです。
来週、近くの病院に行きますが精密検査は、どんな検査をするのですか?
精密検査の結果というと乳癌の確率が高い事を表しているのでしょうか?
今回受けた検診は、エコーだけです。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「先週はじめて受けた乳癌検診」「エコーカテゴリー3」「自覚症状が全くなかった」
⇒(マンモと違って)「エコーの場合」には「何かはある」ことは間違いありません
(マンモでは、結局何も無となることが9割以上となります)
 ただし、「カテゴリー3」は「あくまでも良性所見」です。
 最も多いのは「線維腺腫(良性腫瘍)」となります。
 
 癌の確率は(年齢も併せると)かなり低くなります。
 
「精密検査は、どんな検査をするのですか?」
⇒また「エコー」をします。
 そして「医師の判定」で「それ以上の検査(細胞診や組織診)が必要と判断されたら、それらの生検にすすみ」ますが、「良性所見としてそれ以上の検査は不要と判断されれば、経過観察」となります。
 
「精密検査の結果というと乳癌の確率が高い事を表しているのでしょうか?」
⇒「エコーでのカテゴリー3で乳癌の確率はかなり低い」と言えます。
 乳癌を疑った場合には「カテゴリー5(ほぼ確実)」もしくは「カテゴリー4(確実とまでは行かないが、疑い)」となるのです。
 ○あまり心配のない所見だと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

こんばんは
前回2272ご回答ありがとうございました。
乳腺科で精密検査を受けました。
検査内容
は、エコー再検査・マンモグラフィを先に行い、形が気になるとの事で診察室で先生自らエコーをして細胞診を実施しました。
それから1週間後、結果「悪いものでなかった、良性腫瘍です。
経過観察します。
半年後予約入れます。」と説明がありました。
初診後、病院のホームページを見ると乳腺科に乳腺専門医と乳腺認定医が常勤してる事を知りました。
担当の名前をみると乳腺認定医でした。
 
《乳腺専門医》と《乳腺認定医》の違いは何ですか?
検診結果には専門医受診と書いてあったのに主治医の先生が認定医・・・気になってます。
診断を信じて大丈夫ですか?それとも改めて専門医の診察受け診断必要ですか?
お忙しい所、申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「《乳腺専門医》と《乳腺認定医》の違いは何ですか?」
⇒乳腺専門医の受験資格を得るには、(乳腺専門医となってから)「数年間の臨床経験が必要」です。
 更に、「術者としての手術件数(大した件数は必要とされません)」及び、「試験(ペーパー試験+口頭試問)で合格」する必要があります。
 ○つまり、乳腺専門医になる前の段階の医師が「乳腺認定医」となります。(当然若い医師となります)
 
「検診結果には専門医受診と書いてあったのに主治医の先生が認定医」
⇒この場合の「専門医受診」とは「乳腺専門医の資格」と言う意味ではなく、「乳腺を専門として診療している医師」という意味です。
 何ら問題ありません。
 
「診断を信じて大丈夫ですか?それとも改めて専門医の診察受け診断必要ですか?」
⇒全く問題ありません。
 「乳腺認定医」だから信頼できないということはありません。
 それを言えば「乳腺専門医でも、この人何?」と思える医師が多い事の方が問題でしょう。