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造影MRIの精度について

[管理番号:1696]
性別:女性
年齢:51歳
9月に乳がんの検診を受けました。
右にガムをつぶした様な堅いしこりを1年程前から感じており、その間にチクチク、ズキズキするような痛みや、副乳の腫れが何度かありましたが、閉経前後の症状かと思い放置していました。
怖くて受診できなかったこともありますが、7月くらいからまた痛みが続くのでエコー→マンモ→触診をしてもらったところ、エコーで気になる箇所があるからと造影MRIを行いました。
結果、悪性の疑いもなく問題なしと言われたのですが、自分で触る限り、明らかに右には左と違うしこりがあり、不安が残ります。
先生は触診ではしこりはないとおっしゃるのですが、昨今の検診で見逃された事例を考えると心配でたまりません。
造影MRIによるがんの有無は確定できるのでしょうか。
半年後にまた検診の予定なのですが、それまで待ってもよいものでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
MRIは診断には「無用な検査」です。
今まで、どれだけ多くの方が「MRIで異常無いから大丈夫」と言われ、「後に癌と診断された」でしょうか?(このQandAの膨大なケースの中でも散見されます)
♯質問者があてはまると言っているのではありません(誤解なきように)
MRIは「拡がり診断」目的で行うべきです。
決して「MRIで大丈夫だから…」などとするべきではありません。
超音波で「気になる所見」は「組織診断すべき」なのです。

回答

「エコーで気になる箇所があるからと造影MRIを行いました」
⇒私は賛成できません。
 私であれば「組織診を提案」します。
 
「造影MRIによるがんの有無は確定できるのでしょうか」
⇒できません。
 MRIは「単なる画像診断」です。「超音波よりも精度が高い」とは思いません。
 ○診断確定には「組織診が必要」です。
 
「半年後にまた検診の予定なのですが、それまで待ってもよいものでしょうか」
⇒本当に気になるのであれば、(MRIを撮影するような病院ではなく)きちんと「組織診断する病院」を受診するべきです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、先日はお忙しい中迅速なご回答を有難うございました。
前回の質問No.1696の者です。
再度の質問になり申し訳ございませんが、造影剤を入れたMRIの結果についてです。
エコー、マンモで少し調べたい影があるとの事で造影剤MRIを受け、結果、主治医の先生には検査結果の画像と折れ線グラフを見せていただき、悪性の腫瘍であればこのグラフが急激に上がり、下がっていく形になるので、あなたの場合時間をかけてゆっくり上っているだけだから、全く悪性の心配はないと言っていただきました。
右乳房につぶれたような平たい感じのしこりと痛み(痛みは副乳、腋とつたって肘上くらいまで)があります。触診ではしこりはないと言われましたので、その後なるべく気にしないようにし、いったん良くなったかに思われたのですが、また同じ症状がでてきました。
グラフで悪性ではないと診断されているのだから、心配はないのでしょうか?また、そのグラフというものはどういったものなのでしょうか。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
MRIは診断には無用です。
「超音波で気になる所見」であれば(MRIで大丈夫とかではなく)「組織診すべき」です。

回答

「グラフで悪性ではないと診断されているのだから、心配はないのでしょうか?また、そのグラフというものはどういったものなのでしょうか」
⇒time intensity curveです。
 乳癌は早期に強い増強効果を示し、ついで漸減性の増強効果を示し易いのに対し、良性の腫瘍や病変は漸増性の増強効果を示すことが多い
 ○ただ、前回の回答にもコメントしたように「MRIでの診断はあくまでも参考程度」です。



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