乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6996]
性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:乳ガン

田澤先生こんにちは。

11ヶ月前に乳ガンのために全摘しました。

その周辺の痛みなどが再発か、
これは骨だよねとか心配になります。

教えてください。

1、全摘したあとに再発するのは場所はどこですか?
やはり、全摘した胸の上にしこりができたりするのですか?

2、全摘したけど、再発したとかみます。
それは先生の腕の差になるのですか?

3、この全摘した胸周囲の痛みはなんですか?11月ヶ月もたつのにおかしいですか?
治療はリュープリンとホルモンをしています。

卵巣はもう不安定になる状況ではないのですよね?
この痛みはなんでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「その周辺の痛みなどが再発か、これは骨だよねとか心配」
→まず、「痛み=再発?」という認識は止めましょう。

 それについては、『今週のコラム153回目 喉がイガイガするとか咳が出る→それは風邪です。』をご参考に。

「1、全摘したあとに再発するのは場所はどこですか?」
→このことを議論する前に重要なことは「再発」と一括りにせず「局所再発(胸壁及び)リンパ節」と「全身遠隔転移再発」に明確に分けることです。

 第1に理解しなくてはいけないのは「遠隔転移再発」は(手術した時点で)「すでに転移していた癌細胞(画像ではdetectできないほど小さい)が、大きくなり可視化したもの」であること。
  つまり手術を部分切除しようが全摘しようが無関係なのです。

  今週のコラムに取り上げることに(今)決定したので、参照してください『今週のコラム 162回目 実際は、(数年後に)全く新たに発生ではなく、手術時にすでに潜んでいたのです。(予定)』

「全摘した胸の上にしこりができたりするのですか?」
→これは局所再発(全摘だから胸壁再発)のことを言っていますね?

 胸壁とは「皮膚」及び「筋肉」となります。(そのどちらか)

「2、全摘したけど、再発したとかみます。それは先生の腕の差になるのですか?」
→まず、(上記)遠隔転移再発には手術は無関係(つまり全摘しても部分切除しても確率的には同等)であることは、上記コラム(掲載予定)でご理解いただけていますね?

 胸壁再発にかんしては「癌の取り残し」であることは確かです。
 確かに「腕の差(単純に乳腺を取り残してしまった)」も多いでしょうが、(手術前の)「組織診による影響(下手な組織診だと筋肉を貫いてしまっている)」もあります。

「3、この全摘した胸周囲の痛みはなんですか?」
→「感覚が戻ってきている」ことと「急な寒さ」が影響しているようです。

「この痛みはなんでしょうか?」
→まず「痛み=再発」という図式は(少なくとも)局所再発には全く当て嵌まりません。

 もしも「痛み=局所再発?」と思っているのなら、それは誤りです。
 再発で唯一疼痛があるのは「骨だけ」ですが…

 〇骨転移は血行性転移なので、「たまたま腫瘍床(腫瘍があった胸部)の肋骨?に転移した」と考えるのは、全くナンセンスなのです。





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