[管理番号:7707]
性別:女性
年齢:52歳
病名:非浸潤性乳管がん
症状:
乳がんと診断されてから、こちらで勉強させて頂いています。
勇気づけられる事も多く感謝しています。
ありがとうございます。
2019年2月に乳がんと診断
2019年4月に右全摘しました。
田澤先生と同じく無駄な?検査はしていません。
MRIはしましたが。
しこりを見つけての発覚だったので
浸潤していると思っていましたが
病理結果は非浸潤とのことで、
無治療となりました。
こちらでもほぼ根治と勉強し、普通に生活していました。
最近、おりものが気になり
婦人科を受診したところ
子宮内膜が分厚くなっていて、体がんの検査をしましょうと
言われました。
閉経しておりますので、薄いのが通常なのに
1センチ以上になっているそうです。
乳がんのホルモン治療で体がんのリスクが上がるとは
こちらでもよくみかけますが
無治療なのに…とショックでしかたありません。
来週、結果が出ます。
質問です。
*乳がんとは関係ありますか?
*田澤先生の患者さんの中で、私のような方はおられますか?
*全摘したことで、ホルモンのバランスが崩れて子宮内膜が分厚くなることはありますか?
子宮体癌にもなりやすいのでしょうか?
*最悪の結果が出た場合、乳がんの主治医との連携をお願いした方が良いのでしょうか?
以上です。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者は完璧な勘違いをしています。
(何となく)『乳癌と子宮は関係あるんじゃね?(若者ことば)』的な(ブラックボックス的)発想は、この機会に卒業しましょう。
「*乳がんとは関係ありますか?」
⇒1000%無関係
「*田澤先生の患者さんの中で、私のような方はおられますか?」
⇒乳がんと無関係に子宮内膜が肥厚した患者さんですか?
「乳癌とは無関係」だから、おそらく(気付かないだけで)いらっしゃったと思います。
「*全摘したことで、ホルモンのバランスが崩れて子宮内膜が分厚くなることはありますか?」
⇒それは1000%無関係
「乳腺が女性ホルモンを出している」と勘違いしていますか??
ホルモンを出しているのは「卵巣」です。
「子宮体癌にもなりやすいのでしょうか?」
⇒何故??
全く無関係です。
タモキシフェンで治療中であれば、(タモキシフェンの有害事象で)子宮体癌のリスクは上がりますが、無治療なのに関係はありません。
「*最悪の結果が出た場合、乳がんの主治医との連携をお願いした方が良いのでしょうか?」
⇒不要です。
考えすぎのようです。
質問者様から 【質問2 】
非浸潤全摘後の再発について
性別:女性
年齢:52歳
病名:非浸潤性乳管がん
症状:
乳がんと子宮体癌の関係について質問した者です。
先日はお忙しい中、ありがとうございました。
先生のおっしゃる通り
考えすぎだったようで結果は陰性となりました。
ホッとしました。
お聞きしたいことがもう1つあります。
今年の4月にしこりのある非浸潤性乳管がんで全摘しています。
傷のすぐ近くに1ミリ~2ミリの隆起したものができています。
硬いです。
傷の真上ではありません。
確かではないのですが、
しこりがあったあたりのような気がしています。
赤くなどはなっておらず、肌色です。
これがいつからあるのかは不明です。
術後、4ヶ月半ほどですが
手術での取り残しがあったのではと心配になってきました。
私はすごく痩せていて
主治医も痩せている人の方が手術は難しいと言われていました。
術前にしこりがあった所も胸の上の方で脂肪もなく
そのおかげで自分で見つけられた
ということもあるのですが…
質問です。
胸壁再発や皮膚への再発がある場合
どのような症状として現れるのですか?
こちらで勉強させていただいて
皮膚再発は赤くなるようだと考えていますが胸壁再発の場合はどうなりますか?
赤くなるのでしょうか?
非浸潤全摘で、普通は考えられないとは思うのですが気になって仕方ありません。
稀にはあるんですよね?
次の診察が来年なので
それまでに受診した方が良いのか迷っています。
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「胸壁再発や皮膚への再発がある場合どのような症状として現れるのですか?」
⇒皮下(皮膚をかぶっている)の再発であれば「隆起のみ」となりますし、「皮膚に顔をだしている」場合には赤くなります。
気になるなら、「皮膚生検してもらう」のも、ひとつです。