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お尻の痛み(坐骨神経痛?)について

[管理番号:6483]
性別:女性
年齢:53歳
 こんにちは。
初めて質問させて頂きます。
 12月に悪性と判明し、仕事の都合で2月末に右胸温存手術を受けました。
 病理結果は以下の通りです。
  サブタイプはルミナールB
   ホルモン+
   HER2-
   Ki67 30%
   ステージ1 (1.5cm)
   リンパ節転移無し
抗がん剤治療を避けたくて、オンコタイプDXも受けましたが、残念ながらスコア33という結果だったので、5月からTC療法(ジーラスタ併用)を受けています。
来週3クール目です。
今後、放射線治療とホルモン治療という標準治療をうけることになっております。
術後はずっと仕事を休んでいて、あまり動かない生活が続き背中や腰が痛かったのですが、抗がん剤治療を始めてから、今はお尻の筋肉、骨が痛いです。
痛くて横になるのも座るのも辛いです。
主治医は痛み止めの薬(ロルカム錠)を服用するように言うだけです。
いろいろ調べると、私のこの痛みは坐骨神経痛と症状が似ています。
そしてその原因の一つに乳がん等の骨盤への転移もあるとのことです。
私は、がんと判ってから手術までの期間(2か月)とさらに抗がん剤治療までの期間(2か月)が空いてしまって、その間に骨盤へ転移してしまったのではないかと不安に思っています。
これが、単に抗がん剤治療の副作用によるものなのか、運動不足によるものなのか、それとも治療と並行して、骨のほうも検査してもらうべきなのか、どうしたらよいでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「単に抗がん剤治療の副作用によるものなのか、運動不足によるものなのか、それとも治療と並行して、骨のほうも検査してもらうべきなのか、どうしたらよいでしょうか?」
⇒骨転移を想像する必要はありませんが…(おそらく、運動不足+副作用でしょう)
 ただ(100%否定できるわけではないので)どうしても気になるなら「単純レントゲンを撮影してもらう」だけでいいのです(骨シンチなど不要)
 
 

 

質問者様から 【質問2 お尻の痛み(坐骨神経痛?)について(再質問)】

性別:女性
年齢:53歳
 早速のご回答、ありがとうございました。
お忙しいのにもかかわらず、質問して翌日に回答が頂けたことに感激いたしました。
 先生の「おそらく、運動不足+副作用でしょう」という言葉で半分気が楽になりましたが、やはりまだ半分は不安な気持ちです。
主治医にも
今度相談してみようと思います。
 そこで、もう一度質問させてください。
・先生の患者さんで私と同じような症状を持っていた方は、これまでどれくらいいらっし ゃいましたか?
・また、その中で骨転移していた方はどれくらいですか?
・万が一、骨転移していた場合、これからの治療はどのようなものになりますか?
以上の3点についてお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「・先生の患者さんで私と同じような症状を持っていた方は、これまでどれくらいいらっしゃいましたか?」
⇒数え切れるものではありません。(そう思いませんか? 何千人も患者さんが居るのですよ?)
「・また、その中で骨転移していた方はどれくらいですか?」
⇒あまりいらっしゃいません。
「・万が一、骨転移していた場合、これからの治療はどのようなものになりますか?」
⇒そんな「仮定」よりは…
 悩むよりは「レントゲン撮影してもらえば済む」だけの話です。
 
 ☆解決する手段(レントゲン撮影)があるのに、それをやらずに「心配する」のは、いかがなものか?
  「心配なら検査する。」「検査しないなら、悩まない。」
  どちらかにしましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問3 お尻の痛み(坐骨神経痛?)について】

性別:女性
年齢:53歳
***感想として扱います。***
 最初に先生からご回答いただいて、さっそく次の週にレントゲンとMRIをとってもらいました。
レントゲンは検査後すぐに結果がわかって、異常なしと言われました。
MRIは週をまたいで今日結果を聞きました。
結果は「腫瘍なし」ということで、心配していた骨盤への転移は私の思い過ごしだったようです。
 先生に相談して、検査を受ける勇気を与えていただけて本当に良かったと思います。
結果がわかるまでの数日間は不安でいっぱいでしたが、
これでまた残りの治療を頑張ろうという前向きな気持ちになることができました。
体力を取り戻しながら、この痛みも克服できるように頑張ってまいりたいと思います。
ありがとうございました。