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葉状腫瘍の針生検の結果のことで

[管理番号:1912]
性別:女性
年齢:45歳
10月に乳がん検診をしました。
そのときにエコーにて右乳房の1.2センチの腫瘍があり、針生検をしてもらいました。
針生検の診断が識別困難、推定診断が線維腺腫、葉状腫瘍、良性か、ボーダーライン    
所見 腺管の増生と間質の増生がみられる 線維腺腫か葉状腫瘍があげられます 一部間質細胞の密度が高いことから葉状腫瘍のボーダーラインも鑑別に挙がりますと書かれていました.            
針生検は96パーセント確実だと先生に言われたのですが、摘出して悪性という可能性はあるのでしょうか  
来年の1月に摘出生検するのですが、不安で不安で夜も眠れません.
子供も小さく、下の子が膠原病のリュウマチに去年なり、まだ治療中で死ぬわけにはいきません。   
また、境界型、悪性の場合はどのように対処すればいいでしょうか。
病院に行くと訳がわからず、きく質問も思いつかなくなってしまいます。 
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「葉状腫瘍」ですか。
大丈夫です。
全く心配ありません。
ただし、ここがターニングポイントとなります。
「1.2cmでは悪性葉状腫瘍の可能性はまず無い」と考えて結構です。
但し、今回は病理診断で「腺管の増生と間質の増生」とコメントありますが、これは完全に「葉状腫瘍の組織像」です。
「この時点で線維腺腫を鑑別診断に挙げるのはどうかと思います」
つまり今回は「良性もしくは境界悪性葉状腫瘍」という針生検での診断と考えるべきです。
葉状腫瘍の手術は私であれば、「ワンランク上であってもいいような」手術を行います。
今回であれば「境界悪性のワンランク上:つまり悪性葉状腫瘍であってもいいような」手術をすべきです。
さすがに「1.2cm」で全摘出はしませんが、「癌なみの2cmマージン」はとるべきです。
「乳房の形がどうのこうの」というレベルではありません。
もしも、「術後、病理診断で悪性葉状腫瘍(重ねて言いますが、この大きさでは可能性はかなり低いです)と出た際にも安心」な手術をしてください。
間違っても、「適当にマージンつけておいたから…」程度の手術では後々「大変なことになる可能性」があるからです。
○悪性葉状腫瘍が乳癌と異なる点は「とにかく局所に拘る」ということです。
 重ねて言いますが、質問者が「悪性葉状腫瘍の可能性はかなり低い」と思います。
 ただ「備えあれば憂いなし」この言葉が最もしっくりくる疾患なのです。
 
「境界型、悪性の場合はどのように対処すればいいでしょうか」
⇒マージンを取る事です。
 「1.2cmのうち」であれば「余裕で」間に合います。
 これが「5cmの悪性葉状腫瘍」となると話が違ってきます。(全摘も視野に入れなくてはなりません)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

お忙しいのにすぐの回答ありがとうございます。
実は、手術日を決めたとき、病院の先生に葉状腫瘍だとマージンを取らないといけませんよね?と伺いました。
そのとき、たくさんとってもいいとは思わない、再発する人は再発するしと言われ、右胸にしこりが有るのですが、これがそうですかと聞いたら、小さいから触れるはずがないと言われ、触診もしてもらえず、2週間前のエコーにないし、ここのエコーは性能がいいからと言われ、とても不信感を抱いております。
田澤先生に診て頂いて、摘出手術をお願いしたいのですが可能でしょうか?
 
腫瘍が大きくなるという不安で早く胸の腫瘍を摘出したいのと、10月半ばから右中指が腱鞘炎なのか痛くて、悪いことばかり考えてしまい、子供に優しくできていないように思います。            
 
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
前回の回答にも記載したように、「葉状腫瘍の手術は注意を要します」
「再発する人は再発するしと言われ」と言う様な医師は「自分の家族であっても、そのようにコメントするのでしょうか?」
「田澤先生に診て頂いて、摘出手術をお願いしたいのですが可能でしょうか?」
⇒勿論可能です。
 「境界悪性の可能性がある」のであれば、「手術こそ、すべて」となります。
 秘書へご連絡ください。

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