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再発リンパ節外浸潤予後について

[管理番号:8716]
性別:女性
年齢:53歳
病名:再発乳癌リンパ節転移
症状:
投稿日:2020年7月6日

初めてご質問させて頂きます。

2008年左乳房6ミリ硬ガン
ER、PGR>90%、Her2 +1、核グレード3
センチネルリンパ節 マイナス0/1
術中他1カ所あり切除
→放射線25回、陽子線?5回、タモキシフェン5年

2019年左脇リンパ節2個転移(レベルI 2/9)
病理はほぼ上記同、ki67 40% ルミナールB
1カ所リンパ節外浸潤、遠隔転移無し
→術後 ドセタキセル4クール、FEC4クール
 ホルモン剤5年
 現在ドセ終了、FEC1クールまで

リンパ転移が節外浸潤との事で愕然としました。

10年経過し安心してましたが、ルミナールBであったのと、節外浸潤で遠隔転移してる可能性が高いと知り怖くなりました。
主治医の先生は、綺麗に取れてるし、ゆっくりタイプ、再発率を下げるために抗がん剤してるから大丈夫と言ってくれます。
節外浸潤は領域再発ではなく遠隔転移のカテゴリーでしょうか?ルミナールBで私の病状では再発率高く予後は悪いでしょうか?
今は治療を完遂する事だと思ってますが、再発すると自信を無くしてしまいます。

宜しくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「節外浸潤は領域再発ではなく遠隔転移のカテゴリーでしょうか?」
⇒局所再発です。
 遠隔転移ではありません。

「ルミナールBで私の病状では再発率高く予後は悪いでしょうか?」
⇒全く、そうは思いません。
 主治医の言う通りの治療を継続しましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

再発リンパ節外浸潤予後について
性別:女性
年齢:53歳
病名:左脇窩リンパ転移
症状:
投稿日:2020年7月15日

田澤先生

過日はご回答頂き、誠にありがとうございました。

どれほど前向きになれたかわかりません。

感謝でいっぱいです。

再質問で申し訳ございません。

過去のQ &Aを拝読しますと、リンパ節転移は先予防として、レベルⅡ、IIIまで切除した方が良いでしょうか?今回、私は術中所見にてレベルI(2/9)で終了、病理で想定外の節外浸潤が分かった次第です。
レベルⅡまで再手術は必要でしょうか?

これは術前抗がん剤治療にて縮小した残遺の切除の必要性と言う意味でしたら理解不足で申し訳ございません。

あと再発予防としての脇窩放射線照射は必要でしょうか?
先生に確認したのですが「要らない。
何故?」と逆質問されてしまいました。

今後、ホルモン剤5年との説明受けてますがまだ薬剤は聞いておりません。
再発転移、抗がん剤にて閉経、前回タモキシフェン5年終了の場合、今後の薬剤と期間など教えて頂けましたらどうぞ宜しくお願い申し上げます。

出来ればこの様にご相談や質問出来る田澤先生の元で、前向きな治療を受けたいです。

もっと早く先生を知りたかったです。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「レベルⅡまで再手術は必要でしょうか?」
⇒「節外浸潤があるから」という理由で必要だとは思いませんが、通常(腋窩再発であれば)レベルⅡまでの郭清が標準術式だと思います。

 エコーで見て「転移を疑うリンパ節」があれば(追加手術を)検討してもいいでしょう。

「あと再発予防としての脇窩放射線照射は必要でしょうか?」
⇒節外浸潤があったのであれば、検討すべきだと思います。(「患肢浮腫のリスク」は考えなくてはいけません)

「今後の薬剤と期間など教えて頂けましたらどうぞ宜しくお願い申し上げます。」
⇒化学療法閉経であれば、

 タモキシフェンです。
 2年以上「月経再開」が無ければ、(その際に)エストラジオールなどで確認の上「アロマターゼ阻害剤」となります。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

再発リンパ節外浸潤予後について
性別:女性
年齢:53歳
病名:
症状:
投稿日:2020年8月19日

田澤先生

いつもご多忙の中、貴重なお時間、いつもこの様に寄り添って頂き心より感謝申し上げます。

その後の主治医の回答と、現在の治療しか受けれない不安でのご質問で申し訳ございませんが宜しくお願いします。

主治医に、
①リンパ節郭清をレベル2までしなかった理由
 →レベル2に明らかな所見が無かった
 
②レベル2までが標準術式では?
 →以前は郭清をしていたが、最近はしない傾向です。

③節外浸潤のため放射線投与の必要性は?
 →局所療法として必要無しと判断、
  全身治療として抗がん剤治療を。

院内乳がん専門認定看護師さんに相談しましたが、
カンファレンスで討議し、放射線科専門の先生も同席にての判断であるのと、浮腫や前回の照射線量、QOLも考慮の上での抗がん剤投与なので、今がベストな治療ですよ、と。

しこりは以前から訴えてましたが、副乳と言われ今回やっと針生検。
去年からのしこりは既に再発だったのでは?と聞いても「別の先生がエコーしたからわからない」と。

再度のご質問ですが、
照射しなかった場合での再発率は随分変わりますでしょうか?

再発した時点で転院も視野にセカンドオピニオンを受けましたが「医療業界は狭い世界。
君の主治医とも繋がってる。
今の病院で頑張って」と。
転院は出来ないんだと諦めてしまってました。

もっと早く田澤先生を知りたかったと何度も思います。

遠方でも命と安心には変えれないですね。

今回も申し訳ございませんがどうぞ宜しくお願いします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

「再度のご質問ですが、照射しなかった場合での再発率は随分変わりますでしょうか?」
⇒そもそもエビデンスの無い世界です。

 放射線科医が「照射野が重なる」という判断ならば仕方がないようです。

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

リンパ節外浸潤予後について
性別:女性
年齢:53歳
病名:
症状:
投稿日:2020年8月26日

田澤先生

これまでお忙しい中、ご回答頂きありがとうございました。

精一杯納得出来るまで色々頑張ってまいりましたが、
今後の事を考えると、やはり田澤先生の一貫した診察をして頂く事が何よりの治療であり安心だと思いました。

転院を視野に、
是非ともご診察をお願いしたいと思っております。

受診予約はどのようにしたら宜しいでしょうか?
病院に直接初診予約は中々難しいとの事でした。

先生からのご了承がないと、秘書の方へのメール問い合わせは出来ないと思っております。

何卒宜しくお願い申し上げます。

そしてスレッド内で通院されてる皆様にご心配、応援メッセージを戴き、心よりお礼申し上げます。

これから皆様と共に、元気に頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは田澤です。

「受診予約はどのようにしたら宜しいでしょうか?
病院に直接初診予約は中々難しいとの事でした。
先生からのご了承がないと、秘書の方へのメール問い合わせは出来ないと思っております。」

⇒焦点は追加手術すべきか?となります。

 まずはエコーでリンパ節を評価して(必要なら)細胞診をして(から考える)となれば、「確定診断希望メール」がいいでしょう。

「そしてスレッド内で通院されてる皆様にご心配、応援メッセージ」
⇒私も見ています。

 実際にその通りだと思いますし、やはり患者さんの「生の声」は強いと思いました。

「確定診断(生検)」メールはこちらをクリックしてください。

 
 

 

質問者様から 【質問5 】

再発リンパ節節外浸潤の予後について
性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:
投稿日:2020年10月6日

田澤先生

過日はご診察とエコー検査頂きありがとうございました。

今後の治療に関しまして、ご提示とご教授もありがとうございました。
これまでの経緯を振り返り、診察待ちから感無量でした。

早速ですが、本日、現病院の診察でした。

ホルモン剤と分子標的薬との併用は、私の病状(再発予防としての治療)では保険適応とならないそうで、大混乱しQ &Aに再質問させて頂いております。

ホルモン剤がノルバかフェマーラは採血したホルモン状態で決まりフェマーラとなりましたが、分子標的薬は検討の余地すらなくなってしまいました。

イブランスもページニオも両方とも(私のケースはイブランス?)、適応外となってしまうのでしょうか?
手術不可などの病状の方が適応と説明ありました。

何度も申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは田澤です。

「ホルモン剤と分子標的薬との併用は、私の病状(再発予防としての治療)では保険適応とならない」
⇒誤り!

 主治医の「言いなり」にならずに、まずはpalbociclibの添付文章を読んでみましょう。(ネットですぐに見れます)
 適応の欄に『手術不能又は再発乳癌』とあります。

 ★ 再発乳癌なのだから(ここでは「局所再発」と「遠隔転移再発」の区別はありません)無論、適応があるのです。