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薬物療法について

[管理番号:5157]
性別:女性
年齢:44歳
44才、副乳癌です。
抗ガン剤の必要性についてご相談したいと思います。
5月半ばに手術、現在放射線治療中で、その後の薬物療法について迷いがあります。
ホルモン療法に加え、抗ガン剤を行うべきでしょうか?
もうすぐ術後3月なので、決めなくてはなりません。
どうぞ宜しくお願いいたします。
1.8×1.3×0.8
硬ガン
f,ly1,v1
グレード2~3
リンパ節転移 1/16(3.3mm)
margin : ductal component
pT1cN1a,R1疑い、ステージⅡA
ER 3+3=6
Pgr 3+3=6
HER2 浸潤ガン成分ではscore1+(陰性)
腫瘍細胞の形態は、副乳癌以外に、乳癌の皮膚転移、腋下汗腺を原発とした腺癌の可能性もあり。
ルミナルAとルミナルBの間、と言われています。
○経緯
H27.4 胸に違和感を感じ、A医院を受診。
乳腺症と診断。
H27.8 婦人科検診 腋に痛みのある赤いできものがあり、それを訴え
たが、問題ないとの診断。
H28.3 B医院を受診。
腋にしこりあり。
とってほしいと申し出たが、
エコーで良性との診断。
手術を希望したが、直前キャンセル。
H28.11 婦人科検診 腋のしこりのため検診を受けられず。
H29.3 B医院を受診。
同じく良性との診断だが、とってほしいと申し出て手術。
皮下腫瘍摘出術。
    術後、検査の結果、腋下の癌が発覚。
H29.5 C病院にて全身諸検査の後、手術。
残りの腫瘤、腋下郭清術を行う。
*C医院では〔1.8×1.3×0.8〕の腫瘤
   *B医院では上記より、やや小ぶりの腫瘤でした。
1年前(H28.3) に、B医院でとったエコーの写真は、先生がコラムで
アップした副乳癌の写真とそっくりでした。
B医院が、あれほど良性だと主張したことが信じられません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
物事はシンプルに考えなくてはなりません。
副乳癌も腋窩副乳にできた乳癌なのです。
ルミナールAならホルモン療法単独、Bならホルモン療法+化学療法となります。
「ホルモン療法に加え、抗ガン剤を行うべきでしょうか?」
⇒上記通りです。
 Ki67の記載がありませんが、「ルミナルAとルミナルBの間」とは、「どういう判断(根拠)」なのですか??
 どうしても決着したいなら「OncotypeDX」しましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

ご回答ありがとうございました。
投稿してから、何度もHPを開き、ずっと待っていました。
>どうしても決着したいなら「OncotypeDX」しましょう。
という先生のお言葉ですが、アジュバンドオンラインではどうでしょうか?
現在の病院はki67の数値を基本出さない方針らしく、再検査を頼んではありますが、今は資料がありません。
前回記述した病理結果において、先生はルミナールA、ルミナールB、
どちらとお考えになり、ホルモン療法をする上での抗ガン剤上乗せ効果はどの程度とお考えになりますか?また、無再発率はどのくらいでしょうか?
主治医は違いは2~3%だから抗ガン剤はやらなくてよい、と言っていて、私もやりたくありません。
でも、術後3月を前にして、本当によいのか?と不安になってきました。
職場復帰を目前にして、抗ガン剤をするかしないかでは大きく変わってきます。
B医院の1年前の診断について、何度も「副乳癌は稀だから」という言葉を耳にしました。
でも、私の命は私にとって一つだけです。
悲しくてたまりません。
もしかして、田澤先生も稀なことだからとご回答くださらないかと不安に思っていました。
ご回答いただけてほっとしました。
たびたび申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「現在の病院はki67の数値を基本出さない方針」
⇒?
 かなり「斬新」な方針となりますが、それでは(現在のルミナールA/Bでの化学療法の選択には)「あまりに客観性が欠如」してしまします。
「アジュバンドオンラインではどうでしょうか?」
⇒これでは質問者にとっての「根本的な解決」ではありません。
 あくまでも「ルミナールA/Bをわけない」ざっくりとした評価なのです。
 ★本来の「自分が本当に化学療法が必要なのか?」という問いに対する回答とはなりえません。
「前回記述した病理結果において、先生はルミナールA、ルミナールB、どちらとお考えになり」
⇒Ki67のデータもないのに判断することは「極めて無謀」であり、回答不能です。
「ホルモン療法をする上での抗ガン剤上乗せ効果はどの程度とお考えになりますか?
また、無再発率はどのくらいでしょうか?」

⇒上記回答どおりです。
 それを知りたいのであればOncotypeDXすべきだし、(OncotypeDXしないのであれば)「Ki67の値で、ルミナールA/Bを近似して評価すべき」ことです。
「副乳癌は稀だから」
⇒乳腺原発なのだから、乳癌と同様に考えるべきなのです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

薬物療法について
性別:女性
年齢:44歳
3回目の書き込みとなります。
宜しくお願いいたします。
ki67 の値がわからず、悶々とした苦しい日々が続きましたが、やっと今朝わかりました。
22~27%だということです。
1、腋下郭清術   2、手術部放射線   3、薬物療法
という順で、治療がすすんでいて、今は2の放射線治療中。
続く3の薬物療法について不安があります。
初回記述した病理結果にki67(22~27%)の値を加えると、ルミナールA、ルミナールB、どちらになり、ホルモン療法をする上での抗ガン剤上乗せ効果はどの程度と先生はお考えになりますか?また、無再発率はホルモン療法単独と抗ガン剤を上乗せした場合と、それぞれどのくらいの数値になるのでしょうか?
主治医は違いは2~3%だから抗ガン剤はやらなくてよい、と言っていて、私もやりたくありません。
薬物療法について、もう一点お願いします。
ホルモン療法は、ゾラデックスとノルバデックスの予定です。
ゾラデックスについては、年齢など、いろいろな考え方があるようですが、今回の場合、先生はどのようにお考えになりますか?
また、全体を通して、先生ならば、今回の場合どのような治療方針を立てますでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願いいたします。
以下、初回に書いた病理結果です。
1.8×1.3×0.8と、やや小さめのがもう1つ
硬ガン
グレード2~3
f,ly1,v1 微少転移と言われています
リンパ節転移 1/16(3.3mm)
margin : ductal component
pT1cN1a,R1疑い、ステージⅡA
ER 3+3=6
Pgr 3+3=6
HER2 浸潤ガン成分ではscore1+(陰性)
腫瘍細胞の形態は、副乳癌以外に、乳癌の皮膚転移、腋下汗腺を原発とした腺癌の可能性もあり。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「ルミナールA、ルミナールB、どちらになり、ホルモン療法をする上での抗ガン剤上乗せ効果はどの程度と先生はお考えになりますか?また、無再発率はホルモン療法単独と抗ガン剤を上乗せした場合と、それぞれどのくらいの数値になるのでしょうか?」
⇒ルミナールAの確率が高いとは思います。
 無再発率はホルモン療法単独で15%程度、上乗せは3%以下と思います。
 ♯但し、上記は「ルミナールAの場合」であり、もしも「ルミナールBであれば、上乗せは10%以上ありそう」です。
  Ki67はあくまでも参考なのです。
 
「今回の場合、先生はどのようにお考えになりますか?」
⇒タモキシフェン+LH-RHagonistでいいと思います。
「また、全体を通して、先生ならば、今回の場合どのような治療方針を立てますでしょうか?」
⇒化学療法を(そもそも)「できればしたくない」というのであれば、Ki67=22~27%は「暫定ルミナールA」としてホルモン療法単独とします。
 ♯主旨は「効く可能性があれば、化学療法も全く辞さない」というのであれば、
「OncotypeDXを勧める」ところですが、「できれば、したくない」というのであれば「Ki67だけで判断してもいい」ということです。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

薬物療法について
性別:女性
年齢:44歳
先生、何度もありがとうございます。
毎日たくさんの回答、本当に頭が下がります。
ありがとうございます。
たびたび申し訳ないのですが、どうしても気になるので再度お願いいたします。
「15%」というのは、「再発率」と考えてよいですか?
「無再発率」でしょうか?
「無再発率」だとしたら、「再発率は85%」になりますか?それはアジュバンドオンラインの結果でしょうか?
先生が書いてくださったホルモン療法「タモキシフェン+LH-RHagonist」ですが、副作用が強く出やすいのはどちらでしょうか?
また、太ると言われているのはどちらですか?
もう一つ、遠隔転移を心配しているのですが、お考えを聞かせていただけるでしょうか?
背骨の真ん中より下の部分がひと月ほど痛みます。
ずっと同じ場所です。
背中を反らすとズキっと痛みます。
ちょうど同じ時期にスポーツクラブに入ってムキになって運動したので、そのせいとも考えられますが、もうひと月以上たつので心配です。
レントゲンでは問題ないと言われましたが、放射線治療後、骨シンチをするか迷っています。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
気になる気持ちも解りますが、1週間空いていますか??
「「15%」というのは、「再発率」と考えてよいですか?」
⇒その通りです。
「副作用が強く出やすいのはどちらでしょうか?また、太ると言われているのはどちらですか?」
⇒どちらともいえません。
「もう一つ、遠隔転移を心配している」
⇒不要です。
「放射線治療後、骨シンチをするか迷っています。」
⇒無駄な被爆です。
 
 

 

質問者様から 【質問5】

薬物療法について
性別:女性
年齢:44歳
8月中旬にLHーRHagonistの注射をしました。
それほど大きな副作用は感じてないのですが、最近腰骨の痛みを感じます。
何度か生理痛のような痛みがあったので、結びつければ生理痛のときに感じる腰痛のような鈍痛といってもいいかもしれませんが、でも、やはり心配なのは、骨転移です。
以前ご相談させていただいたように、6月中旬から背骨の一部に痛みがありまだ引き続き痛むのに加えて、腰痛まで気になり始めたので心配になってしまいました。
主治医は100%ではないが、遠隔転移の可能性は低い、ということをはじめから言っています。
先生はどのようにお考えになりますか?今後どのように対処していけばよいのでしょうか?
また、1週間前にストレスを感じてから耳がつまったような感覚があります。
毎朝右耳が塞がりよく聞こえません。
耳鼻科に行こうと思いますが、そういう副作用はあるのでしょうか?
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
「主治医は100%ではないが、遠隔転移の可能性は低い、ということをはじめから言っています。」
⇒その通りです。
 ご本人がおっしゃるように「何度か生理痛のような痛みがあったので、結びつければ生理痛のときに感じる腰痛のような鈍痛」ということです。
「先生はどのようにお考えになりますか?今後どのように対処していけばよいのでしょうか?」
⇒上記通り、痛い時には「鎮痛」で対処しましょう。
「そういう副作用はあるのでしょうか?」
⇒ご本人がおっしゃるように…
 ストレスかもしれません。
 余計な心配がストレスを生む、それが症状が起こし、(それに対して)余計な心配をする。
 このような「負のスパイラル」から脱却するようにコントロールしましょう。

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