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weekly PTXの評価

[管理番号:782] 性別:女性
年齢:40歳
 
 

質問者様の別の質問

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管理番号:1516「トリプルネガティブ術後治療について

 
 

質問者様の以前の質問

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管理番号:713「術前化学療法中の評価」

 
 
田澤先生、いつもありがとうございます。
先日ご返答頂いた内容が、私の表記が勉強不足の為か疑問な点があったので再度質問させて頂きます。
私は心疾患あり、トリプルネガティブ2aで、術前治療で現在ウイークリータキソールを三投一休で、12回中、9回まで終わりました。
その途中経過が、エコーで3センチ強が18ミリくらいになったと言われたのですが、それでも、よい効果と受け止めて良いのでしょうか?
どこまで、小さくなっていたら安心すれば良いのか、寛解する可能性はあるんだろうかと不安で。
お忙しい中、同じ様な質問ばかり何度も申し訳ありません。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「weekly PTXの評価」ですね。

回答

 Weekly PTXは(例えば3週に1回投与のDTXなどに換算すると)3回で1回分に相当します。
 我々乳腺外科医はECにしろ、DTXにしろ1回投与では「効果が無いのが当たり前」として「2回目が投与された後の評価が重要」です。
 その視点でいくとweekly PTXでは6回目が終了(DTX換算で2回分)以降で「ある程度の評価が可能」と考えます。
 9回(DTXで3回相当)では、当然「目に見える効果が必要」です。
 その意味では「3cm弱⇒18mm」は 
 30mm弱を
 ①30mmとすると 40%減少
 ②29mmとすると 38%減少
 ③28mmとすると 36%減少
 ④27mmとすると 33%減少
 ⑤26mmとすると 31%減少
 ⑥25mmとすると 28%減少
 RECIST Response Evaluation Criteria in Solid Tumor(国際評価基準)によると『30%以上の減少でpartial resconse部分奏功』とします。
 つまり「もともとの大きさが26mm以上だとすれば、質問者はPR」と言えます。
十分な効果です。
 
「寛解する可能性はあるんだろうかと不安」
⇒この「寛解」とはcomplete response(CR)完全奏功の事でしょうか?
 通常、「寛解」とは「白血病などで、血中から異型白血球が消失」するようなことをいいます。
 CRを得ると「予後が良い」みたいな「ネット上の情報を信用」しているのだと思います。
 「CRがでれば、予後が良い」当たり前の事です。
 
 
○「術前化学療法でCRだと予後が良い」当たり前の事です。
 それよりも私が心配しているのは、逆に「術前化学療法でCRを得ないと、予後不良」みたいな「勘違い」です。
 「化学療法」はそもそも「手術の補助」です。「CRを得ない」なんて当たり前の事です。
 
★「術前化学療法で2mm残ったから自分は絶望だ」みたいなQandAが過去にあり、「私には衝撃が走りました」
 そのような、勘違いが起こらない事を願います。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、こんにちは。
お忙しい所、申し訳ありませんが、アドバイス頂けると助かります。
術前治療のWeeklyPTXも8月末に無事終わり、次はアンスラサイクリン系の予定でした
が、心疾患の為、今回は見送りとなり、9月末に全摘の手術の予定となりました。
治療前の、MRIの結果が脇などの腫れがないので、リンパ節も大丈夫であろうと言
う話しと、腫瘍の大きさが25×23×20 乳管内にあるあるものを入れてると、もう少
し大きいと言う事でした。
そして術前治療後が、腫瘍部分0.5×0.6×0.6 、広がりは27×26×20と言う結果でし
た。
この広がりが、治療前と殆ど変化が無いと言う事が、とても気になります。また、触
ると3、4センチ位のシコリを自覚します。
9月末の手術で、全て解る事なのでしょうが、不安でたまりません。
腫瘍本体が小さくなっているのだから、薬は効いたと、再発率も下がったと考えて良
いのでしょうか?
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
トリプルネガティブで「術前化学療法」しているのですね。
「術前化学療法でCR(完全寛解)が得られなければ予後が悪い」みたいな「誤った情報」があるようですが、正しくはありません。
「完全寛解が得られれば予後が良い」というのは、「極めて当たり前」なことで、「(手術前の)目に見える大きな腫瘍を縮小させる力があった」のだから、(再発を防ぐための)「圧倒的に小さな腫瘍には、もっと効く」のは当然です。
だからと言って「(手術前の)目に見える大きな腫瘍を縮小させる力が無かった」といっても(再発を防ぐための)「圧倒的に小さな腫瘍には有効である可能性」があります。
「術前化学療法の効果」などに一喜一憂せず、「手術をして、病巣をきちんと確実に摘出すること」が本質なのです。

回答

「この広がりが、治療前と殆ど変化が無いと言う事が、とても気になります」
⇒気にしても仕方がありません。
 術前化学療法の効果と予後は切り離すべきです。
 
「腫瘍本体が小さくなっているのだから、薬は効いたと」
⇒薬は「有る程度は効いた」とは思います。
 
「再発率も下がったと考えて良いのでしょうか?」
⇒「術前抗がん剤が効く、効かないにかかわらず」(術前もしくは術後どちらに投与
しても)抗がん剤を投与することで「再発率は確実に下がっている」と思います。

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