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脇の下のしこり

[管理番号:80]
性別:女性
年齢:41歳
はじめまして。
ネットで脇の下のしこりを検索していたら、このページにたどり着きました。
私は若い時から、左胸にしこりがいくつかあり、生理前になるとそれが大きくなって痛くなったりを繰り返してきました。
33歳の時に子供が一人できて、1年前までおっぱい(出ないけれど)を吸っていました。
それが、最近、左胸の上の方(脇の下との境目くらいの場所)が痛むようになりました。
触ってみるとしこりがあるというより、私はとてもやせ形で骨がわかるのですが、その一部が腫れていて痛いような感じです。
今生理前なので、他のしこりと同じような痛みでもあるので、そのせいかと思っているのですが、やはり場所的に心配になってしまって。
その痛い所をマッサージするように触っていると、痛みがマシになっていく感じがします。
これも、乳がんの可能性はあると思って検診を受けた方がいいでしょうか?
現在、アメリカに住んでいて、一度マンモグラフィーと超音波の検査をしたら、4万ほど取られたので、医療費が高すぎて、検査を躊躇してしまいます。
6月に日本に帰るので、帰ってから検査しようかと思ってい居ましたが、やはり早目に検査してみた方がいいでしょうか?
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「若いころからある、生理前に大きくなったり痛むしこり」と「現在最も気になる(腋の下との境目くらいの場所の)痛むもの」
 同じものなのか、それともリンパ節?そのように気にされているのだと思います。
 アメリカ在住との事、より心配な事と思います。
 それでは回答します。

回答

 早めに検査をしてもらいましょう。
 何故なら、今回のしこりが場所的に「腋窩リンパ節の可能性が否定できない」からです。
 
 私の経験上は、「転移したリンパ節に痛みは無い」事が殆どですが、万が一を考えるとやはり確認した方がいいと思います。(転移の場合には、急を要するからです)
 但し、今回は「超音波のみで十分」です。
◎その気になる部位だけでいいので、そこに絞って「きちんと」診てもらってください。
 超音波をすれば、リンパ節かどうかはすぐに解ります。マンモグラフィーは今回は不要です。
 
 マンモグラフィーを含めた、乳房全体の検査は「日本に帰ってからの6月で十分」です。
 「若いころからあるしこり」は「乳腺症」と思います。(線維腺腫もあるかもしれませんが、どちらも良性です)