乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:4537]
性別:女性
年齢:51歳
2016/12/初 右乳房しこりを発見
2016/12/(上旬) 近所の乳線外科でマンモグラフィ 触診 細胞診
2016/12/(中旬) マンモトーム
2016/12/(下旬) 右乳房は癌確定
2017/1/(上旬) 紹介された大病院で行ったマンモグラフィ で左も怪しいとの事で左乳房細胞診
2017/1/(中旬) 細胞診ではグレーの為マンモトーム
2017/2/(上旬) 左乳房はカテゴリー3グレーのまま との診断だが部分的に摘出するとの事 (全摘を依頼しました)
2017/2/(中旬) 手術 両乳房全摘
2017/3/(中旬) 病理結果
右乳房 30×20×12の腫瘤(pT2浸潤径25×15) ステージ2A グレード3 センチネルリンパ節に0.2mm腫瘍細胞あり、腋窩リンパ節郭清0/7(転移無し?)、
Invasive calcinoma with
apocrine differentiation(アポクリン癌?) ki67 45% ER- PgR-
HER2+(DISH-)でした。
今、B型肝炎抗体ありのために再度血液検査中(2週後結果出)結果によっては 最大6週間抗がん剤投与前に肝炎治療後、FEC4回します。
といわれています。
質問1 術後の抗がん剤投与が最大で12週間後となるのですがこんなに遅くて大丈夫でしょうか?
質問2 抗がん剤はFEC4回のみとの事ですが、先生でしたらどんな選択をされますか?
質問3 自分で調べた抗がん剤治療を
6クール以上した人を対象にBRAC変異陽性の乳がんのためのPRAP阻害剤の治験があり、受けてみたいと思ったのですがそのために抗がん剤治療を増やすのは本末転倒でしょうか?
そもそもアポクリン癌はPRAP阻害剤で攻撃できるものなのでしょうか?
お忙しい中、大変申し訳ありません。
主治医にはあなたは低リスクだからそこまでしなくて良いと言われましたが、このまま再発するかしないか待つのは不安で…
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
少し気になるのは「左」についてです。「細胞診もグレー」そして「マンモトームでも診断つかず」となっていますが、最終的にどうだったのでしょうか?(全摘してますね?)
願わくば、もう少し診断精度が上げられるように修練を期待します。
「質問1 術後の抗がん剤投与が最大で12週間後となるのですがこんなに遅くて大丈夫でしょうか?」
⇒全く問題ありません。
 ♯あくまでも、術後「補助」療法です。
「質問2 抗がん剤はFEC4回のみとの事ですが、先生でしたらどんな選択をされますか?」
⇒トリプルネガティブだから「アンスラサイクリン+タキサン」が基本です。
 もしも「B型肝炎だから、その再燃を警戒して」というのであれば、TCとします(アンスラサイクリン単独という選択肢は私にはありません)
「PRAP阻害剤の治験があり、受けてみたいと思った」
⇒そもそも保険適応外です。
 治験の参加資格は「BRCA遺伝子変異」がある場合となります。
「主治医にはあなたは低リスクだからそこまでしなくて良いと言われました」
⇒そういう問題ではなく、保険適応外の治療だし、「もしも治験に参加したい」場合には「遺伝子検査が必須」となります。
 ♯B型キャリアーであることで「治験に参加できない可能性」もあるので、事前にその点は確認すべきです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生 こんにちは。
先日はお忙しい中、質問(管理番号4537)に答えていただきありがとうございました。
乳がん告知後よりこのサイトを見ては種々勉強させていただいております。
本当にありがとうございます。
再度の質問をお許し下さい。
質問1 前回の質問でグレーと書いた
左乳房について 以下全摘後の病理結果です。
[Radial sclerosing lesionの像でありatypical ductal
hyperplasia免疫組織化学
CK5/6+p63cocktail-, flat
epithelial atypiaを伴っています。
背景乳線にはsclerosing
adenosisが認められます]とありました。
手術前日までは部分切除でしたが主治医からの2年位したら多分癌になるとのつぶやきもありお願いをして全摘してもらいました。
こちらは前がんのためこれで治療無しとの事ですが、問題ありますか?先生の意見を聞かせてください。
質問2 術後化学療法について 主治医にFECのあとのタキソテールをお願いしてみようと考えています。
その後は経過監察となると思いますが、ネットでアポクリン癌はアンドロゲン受容体陽性の可能性が高く将来的にはアンドロゲン受容体拮抗薬が使えるのではとの記述を目にしました。
しかし現時点では乳癌には使えないので抗アンドロゲン作用のある漢方薬の芍薬甘草湯ではどうなのかと素人考えをしています。
もし効くならば再発してからの後悔をしたくない、すべての手を尽くしたいとの思いがあり試してみたいと思います。
馬鹿げているでしょうか?先生の意見を聞かせてください。
質問3 前の質問に関連しますがアンドロゲン受容体陽性かどうか確認するには摘出右乳房の組織での確認を主治医にお願いするものでしょうか?
または血液検査等でも確認できるのでしょうか?
質問4  右乳房の病理結果はアポクリン癌との診断ですがki67が45%と高いです。
アポクリン癌でこのような増殖率の高いケースは先生の経験上ありましたか?
散文にて色々質問してしまい申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「こちらは前がんのためこれで治療無しとの事ですが、問題ありますか?先生の意見を聞かせてください。」
⇒問題ありません。
 全摘したのだから「根治」です。
「馬鹿げているでしょうか?先生の意見を聞かせてください。」
⇒馬鹿げているとは思いませんが…
 標準療法だけでいいと思います。
「摘出右乳房の組織での確認を主治医にお願いするものでしょうか?」
⇒その通りです。
 ただし、保険適応ではないので、料金などの問題がでそうです。
「アポクリン癌でこのような増殖率の高いケースは先生の経験上ありましたか?」
⇒ありました。
 生物学的事象において「全てが典型例ではない」ことはお解りいただけますね?
 ○あまり余計な情報をみるよりも、「やるべき事をやって、あとは健康的な生活を
おくる」それが大事だと思います。





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